「面白い試み」 100年前〜現代で流行した米国のステーキを完全再現 “意外なレシピ”の連続に「信じられない」【海外】(1/3 ページ)

社会情勢が反映されている。

» 2024年09月19日 20時00分 公開
[レイノルズ村上ねとらぼ]

 1910年代から現代までに流行した米国のステーキを再現するというユニークな動画がYouTubeで話題を呼んでいます。

「緊急ステーキ」とは?

 投稿したのは、料理系インフルエンサー・Patrick ZeinaliさんのYouTubeチャンネル「Patrick Zeinali」(@patrickzeinali)。このチャンネルは、過去から現在までの「刑務所メシ」を再現したり、世界各国の給食を作ったりする料理動画で注目を集めています。

 今回は、米国における一般的なステーキを年代別に作っていきます。1910年代は、牛肉で牛の腎臓を巻き、パイ生地で包んで焼き上げる「ステーキ&キドニーパイ」という英国の伝統料理が登場しました。

ステーキ&キドニーパイ ステーキ&キドニーパイ
ステーキ&キドニーパイ 牛肉で牛の腎臓を巻き、パイ生地で包む

 1920年代は、フランス人シェフが多く米国に移り住んだといい、その影響を受けたシチュー風ステーキが登場します。1940年代は第二次世界大戦の激化を受け、ひき肉とシリアルなどを混ぜてステーキのような形に整えて焼く「Emergency Steak(緊急ステーキ)」が流行したそうです。ほぼハンバーグだ、これ。

スイスステーキ シチュー風ステーキ
第二次大戦中のステーキ ひき肉とシリアルを混ぜた「緊急ステーキ」

私たちが思い浮かべるステーキ

 そして“古き良き時代”として名高い1950年代には、やっと私たちが思い浮かべるステーキ像に。国民の可処分所得が増え、さらに郊外への移住もブームになったことから、広い庭にBBQグリルを置いて肉を焼くスタイルも定着し始めたそうです。加えて、冷蔵技術も発達したことで「Dry age steak(乾燥熟成肉ステーキ)」が食べられるようになったといいます。

乾燥熟成肉のステーキ 1950年代には乾燥熟成肉が登場

 1990年代には「和牛」が米国で広く知られることに。2000〜2020年代にかけては、リブロースを骨付きで大胆に切り出した「トマホークステーキ」などを紹介。ステーキはさまざまな形で米国人を魅了してきたようです。

トマホークステーキ 大胆なトマホークステーキ

 米国のステーキの変遷をたどる動画に、コメント欄では「面白い試みだ」「ステーキ&キドニーパイは英国では今でもかなり一般的です」「各時代のサラダも見てみたい!」「2000年代がベストだと思う」「信じられないレシピがあった」などの反響が寄せられています。

画像引用:YouTubeチャンネル「Patrick Zeinali」

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