人気VTuberしぐれうい、またも公式から“縦読みういビーム”を食らい180万表示の反響 「もはや様式美」「縦読みセンサーすごい」(1/2 ページ)

企業もノリノリです

» 2025年03月12日 19時45分 公開
[たまごまごねとらぼ]

 3月21日からイラストレーターで人気VTuberのしぐれういさん(XYouTube)とフリューくじがコラボし、景品としてさまざまなグッズが登場します。ところがこのくじの公式X(Twitter)の告知を見たういさんが、何やら普通ではありえないような反応をしており、記事執筆時点で180万回以上の表示と3万件以上の“いいね”が寄せられています。一体告知で何があったのか……!?

しぐれういさんのフリューくじ景品写真(画像引用:フリューくじ公式サイト

企業公式が忍ばせた“縦読み”

 問題のしぐれういフリューくじの告知ポストは、以下の通り一見すると何の問題もない普通の内容。

うれしいお知らせをしぐれういファンの皆様へ
いよいよ3/21(金)より順次発売!

美麗な描き下ろしやしぐれうい初のぬーすとに注目
一家に一うい、
迎えいれてみませんか?

 しかし、ういさんとファンはすぐに気付きました。これ、縦読み文章だ!

 文章の一文字目を縦に読んでいくと「う」「い」「美」「一(い)」「迎(む)」となり、並べると……「ういビーム」になるのです。フリューくじ、やりおった! これにはういさんも即反応し、「縦読み」と一言だけポストしています。

「ういビーム」ってなに?

 「ういビーム」は、もともとは2020年3月31日、罰ゲームとして歌枠を行ったういさんのアレンジが発端。この配信で歌った「ファンサ」では、「恩返しは“愛のこもったmonaビームで”」の「mona」の部分を自分の名前に替えて歌うのが定番となっています。

29分50秒くらいから

 しかしういさんは「ビームで自分の名前を叫ぶのは恥ずかしい」と、かなり照れながらういビームを発射。これが発端となり、マシュマロ(匿名メッセージサービス)などで「ういビーム」が大量発生しました。

 ういさんはこれらういビームコメントを決して許さず、発見するたびに「燃やせー!」とビシバシ切っていきます。しかし、それがまたファンの間で「ういビーム」ミームを加速させ、だんだんと縦読みなどで巧妙に隠しながら送るようになっていきます。

(56:30くらいから)

 こうして生まれたリスナーvs.ういさんのういビームの流れはファンや友人のVTuberの間での遊びでしたが、企業もだんだんこの波に乗り始めます。ローソンがオリジナルグッズ販売をしたときも、まさかの縦読み「ういビーム」が仕込まれていました。

(画像引用:ローソン公式告知より

 もうすっかりネットミームとなりつつある「ういビーム」は、しぐれうい(9さい)による楽曲「粛聖!! ロリ神レクイエム☆」では乱れ撃ち状態。普段本人が拒絶しているだけに、このサービスにはファンも大喜びです。もうここまで来ると「ファンサ」のネタだったところから大幅に乖離していますが、その暴走も含めて「みんなのネタ」として愛され始めました。

 そして2024年、最高難易度と思われる「ういビーム」が登場します。「うい麦畑でつかまえて」というノリノリの曲をナナホシ管弦楽団が作詞しているのですが、歌詞の中に逆斜め読みで「う」「い」「ビ」「/」「仏」という文字を潜ませていました。「/」を伸ばし棒に、「仏」を「ム」にいれるテクニックにはファンもびっくりで「ういビーム史上最高傑作」「ナナホシ先生もすごいけど気付いたのもすごい」と大絶賛でした。

52分

 ういさんは「天才!?」「紙に穴が開くぐらい歌詞読んだのに全然気付かなかった」「リリースするまで黙ってるの強すぎる」と、感心すらしていました。

まだまだ仕込みがあるしぐれういさんミーム

 こうして本人の意思とは逆に各所で撃たれまくっているういビームは、フリューくじコラボでも無事発射されるハメに。またフリューくじでは最後にくじを引いた人にプレゼントされる「ラストワン賞」もよく“分かって”いるアイテムすぎて、ファンの間で話題になっています。

(画像引用:フリューくじ公式より

 そのラストワン賞は、「ゴミ箱」。これはういさんとファンのやりとりの中で生まれたネタの1つで、ファンネームが通称で「ごみ」となっているところから来ていると思われます。

 とんでもないファンネームですがこれには理由があり、もともとういさんはファンネームを付けない主義で配信をしていました。ところがホロライブ所属の角巻わためさんとコラボしている際、ファンネームは何か尋ねられたリスナーが「ごみ」とコメントしたところ、わためさんが拾ってしまったのです。

 これに「それはうそ」としながらも、「まあゴミみたいなとこあるけど」と言ったことで、ファンの一部が自分たちを「ゴミ」を自称するようになり、今に至ります。Xではすでにゴミ箱狙いの猛者が多数現れており、ますます本人の意思に反して広がり続けているもよう。

 ういさんの配信から生まれた数多くの語録は、ネットミームとして今後もファンやVTuberや企業に愛され続けそうですね。

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