部屋に感謝の手紙を…… ホテルスタッフ目線の“実際にあった嬉しいエピソード”に「ちゃんと見ているんだ」と実感(1/2 ページ)
元スタッフからも「にこにこした記憶」。
ホテルで働くスタッフがうれしかったお客さんの心づかいを紹介した動画がTikTokで注目を集め、記事執筆時には再生回数が29万回を超えました。
女将のTikTokユーザーがうれしかったエピソードを再現
動画をTikTokに投稿したのは、大阪・京都でホテル15施設、宮古島・白浜でヴィラやホテルを18施設で女将として働くリゾート好きな旅館女将(resort.life)さん(以下、女将さん)。
今回話題となった動画「ホテルスタッフが思う実際にあった嬉しいエピソード3選」では、ホテルで掃除や接客をするスタッフが出会った、お客さんからの思いやりある言動が再現されていました。
掃除の時に発見!
「嬉しいエピソード」その1は「部屋に感謝の手紙がある」。お客さんが帰った客室に、掃除に入った女将さんは、スタッフの対応や夕食の美味しさに感謝する手紙を見つけ、うれしさのあまり「ありがとう」と合掌していました。
スタッフはあくまで仕事としてある程度のクオリティの食事やサービスを提供しているとも言えますが、それでも感謝の気持ちや良かった点を伝えられれば、うれしいし、モチベーションも上がりますよね。
“ついで”の心づかい
続いて、その2は「物販をごちそうしてくれる」。動画ではフロントで販売されているビールやおつまみをお客さんが購入するとき、「お姉さんも一緒の ぜひ良かったら食べてもらって ゆっくりしてもらったら」と女将にも同じものを購入してプレゼントしていました。
「お気持ちだけで……」と一旦は遠慮する女将さんですが、「ぜひぜひ」と勧められ最終的には「ありがとうございます」とお客さんのご厚意に甘えることに。スタッフへの温かな心づかいがうれしいのと同時に、ホテルで売られているものだと安心感もありますね。
それにしても、サラっと「お姉さんも一緒の」と注文できるのはカッコいいですよね。おサイフに余裕がある時にプレゼントしてみてもいいかもしれません。
特にうれしいこととは!?
最後に挙げたのが「タクシーを呼んで喜んでもらえる」でした。女将さんは「特に最後が嬉しいです」とコメントしています。
動画では、女将さんがお客さんのために、夜、京都駅に向かうタクシーを電話で呼んでいます。その際、タクシー会社にはお客さんが東京に行くので新幹線の乗り場に一番近い入り口で停車してほしいとお願いし、ホテルに到着するまでの時間が約5分くらいだと確認していました。
お客さんが駅構内で長く歩かなくて済むよう負担を減らし、到着するまでの時間を伝えることで不安を軽減する女将さんの“かゆい所に手が届く”サービスに、お客さんは「ありがとうございます 助かります」とお礼を言いました。
ただタクシー会社で配車を頼むだけでなく、女将さんはお客様への気配りとこれまでの知識と経験を駆使してサービスし、それをお客さんが「当たり前のこと」とせず喜びを伝え、女将さんがうれしくなる……。両者が幸せになるサイクルが生まれていますね。
実は多かった! お礼の手紙書いてる人
投稿には「お礼のお手紙は自己満足で今まで書いてたけどちゃんと見ていただけてるんですね!」「お礼のお手紙当たり前にしてました。そっか、喜んでもらえてるんだ…」「お礼のお手紙いつも書いていて、余計かなぁって気になってもいたので、喜んでくれるかたもいるんだって嬉しくなりました」など、手紙で感謝を伝えたことがある人から多数の反響がありました。
手紙については「清掃の最後に誰が清掃したよって分かるようなカードを置くんやけど、次出勤した時にそのカードに手紙挟んであってにこにこした記憶。家に持ち帰って辞めた今でも保管してる」と、スタッフの立場からうれしかったとのコメントも。
また、熱演した女将さんについては「(ごちそうしてもらった時のリアクションで)お気持ちだけでー からの、 じゃあいいんですかー の切り替え好き」「こういう話しかけやすい雰囲気のスタッフさんがいるところ好き」「女将さんのセーターのチョイスが可愛すぎて…好」などの声がありました。
これから春休みで、旅行を予定している人も多いのではないでしょうか。宿泊施設のスタッフはあくまで旅の脇役ですが、ホテルでの滞在時間をより素敵なものにするために、この動画を女将さんの動画を参考にしてみても良いかもしれませんね。
リゾート好きな旅館女将さんは、ホテルスタッフとしての赤裸々な本音やおもしろトークなどの動画をTikTokで公開しています。
リゾート好きな旅館女将さんの動画をもっと見る
動画提供:リゾート好きな旅館女将(resort.life)さん
(谷町邦子 Facebook/X(旧Twitter))
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