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ロックバンドのクリープハイプがファンに向けて異例のメッセージをオフィシャルサイトに掲載し物議をかもしています。
「クリープハイプからみなさんへ」と題したメッセージによると、3月に発売を予定している「クリープハイプ名作選」がバンドの意思で出す作品ではなく、一方的にレコード会社が決めたもので、バンドとしては不信感を募らせているというのです。
アルバムはタイトルから収録曲、アートワーク、発売日から特典内容にいたるまで、すべて一方的に決められたもので、メンバーにも事務所にも一切連絡がなく、発売することを記事で知り呆然としたとつづっています。「どうにかならないか1週間、メンバーとスタッフと何度も話し合って、それでもどうにもならなくて、契約にも法律にもレコード会社にも、今まで守られてきた物に、こんなに苦しめられるとは思いませんでした」と悔しさをにじませています。
クリープハイプは「この悔しさも悲しさも怒りも全部音楽にします」とコメント。アルバムをどうするかは音楽を聴く人に委ねるしかないと、この現状を打破するのに力を貸してほしいと呼びかけています。
こうしたレコード会社への不信感を表明した騒動として、宇多田ヒカルさんが2010年にUniversal Japanから発売が発表された「Utada the best」について、「私の意志とは全く無関係であり、EMIの宇多田ヒカルのベストと同日に発売をぶつけてきた彼らのやり方にもあまりいい印象を持てません。予約を考えている人は、少し待ってください」と表明したことがありました。
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「現在の状況から総合的に判断して」とのこと。