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ジェルボール状の洗剤を食べる行為が、10代を中心にYouTuberのあいだで流行しています。「洗剤を食べないで下さい」――そんな当たり前の注意喚起をメーカーが行う事態に発展中です。
問題となっている一連の動画は、商品名にちなんで「タイドポッドチャレンジ」と呼ばれています。動画で自社の洗剤を使われた米タイド(P&G)は、人気アメフト選手ロブ・グロンコウスキーさんを起用した動画をTwitter上で公開。彼からの直接のメッセージとして「Do Not Eat(食べるなよ!)」という注意喚起を行いました。
米CBCニュースによると、今回のチャレンジに直接関係はないものの、少なくとも10人以上がタイドポッドの摂取により死亡(2人は幼児、8人は認知症の高齢者)した事例が存在するとのこと。米国消費者製品安全委員会の会長アン・マリエ・バークルさんは問題の動画について「ジョークとして始まったようですが、度が過ぎています」と、危険性を指摘しています。
CBCニュースが報じた
今回のような危険なソーシャルメディアチャレンジは過去にも例がありました。例えば2010年前後に世界中でブームになった「シナモンチャレンジ」。大量の粉末シナモンを水なしで飲み込む行為で、気管や肺に負担をかける危険があると指摘されています。
世界中で流行ったものの、医師などからは危険であるとして注意喚起も行われた
Web上ではしばしば、話題を集めるためについ過激な挑戦をしてしまいがちですが、軽はずみな行為が実は非常に危険な場合もあります。少なくとも今回のジェルボール状の洗剤を食べる行為は死亡事故につながる危険もあり、冗談では済まされないものです。
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