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Switch「moon」発表でなぜゲーマーは狂喜したのか? 「伝説のアンチRPG」と呼ばれたその理由を振り返る芸人ヤマクエの「俺のゲーム愛を笑うな」(3/3 ページ)

あらゆることの問題と答えを「自分で探していく」ゲーム。

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当時のゲーム業界が揺れた、衝撃のエンディング


山下ラジ男


このゲームのエンディングってどんな感じなんですか?


ヤマグチクエスト


いや言えるか!


山下ラジ男


(笑)。


ヤマグチクエスト


ただ、ラストはもう衝撃です。当時のゲーム業界が震撼(しんかん)しました。


山下ラジ男


そんなに……。


ヤマグチクエスト


どんな感じだと思います?


たろちん


ヒント! ヒント!


ヤマグチクエスト


「moon」は、ゲームの中に入って、世界を救おうっていうお話なんです。そして、主人公の少年は最初、「MOON」の中でどうしました?


マッハ・キショ松


ラスボスを倒しに行った。


ヤマグチクエスト


それがそのRPGの目的であり、ゴールだからですよね。その事実は動きません。ゲームですから。


たろちん


うん。


ヤマグチクエスト


これがヒントです。


たろちん


えー! 分かんない!


ヤマグチクエスト


分かられてたまるか!!


3人


(笑)。



moon ヤマグチクエスト ゲームの方の「MOON」では、ラスボスを倒す直前まで追い詰めていた勇者でしたが……


ヤマグチクエスト


今回の発売の一報を聞いて、僕は震えました。周りのファンもみんなテンション爆上がってましたし、「やってない人は絶対遊んでほしい!」的なことをみんな言ってました。


たろちん


俺も「神ゲー」とは聞いてたけど、ネットの反応見てそんなすごいことなんだなあって思ってた。


ヤマグチクエスト


でも同時に、「やってないけどオチは知ってる」とか「実況で見た」とか、そんな声も聞こえてきたんですよ。確かに伝説的な作品だし、今までは遊ぶ手段がほとんどなかったから、オチだけ知ってる人がいても仕方がない。でも僕は、それだけで「moon」を評してほしくないんです! 本当に!


山下ラジ男


怒ってる……!


ヤマグチクエスト


あらゆることの問題と答えを「自分で探していく」のが「moon」というゲームです。ゲーム全体を通じて、何を見て、何を体験し、何を思ったのか。それが最後の最後に全部つながってくるんですよ! あの感動や衝撃は、自分でプレイしなければ到底味わえないんです! だから「やってください」なんです!


たろちん


なんかたぶん、良いこと言ってるっぽいな。


ヤマグチクエスト


衝撃のラストと、そこに行きつくまでのストーリー、ゲーム世界の住人たちとの会話や彼らの物語、秘密と伏線の数々、どうして勇者はドラゴンを倒しに行くのか、「誰も排除せずに」世界を救うにはどうしたらいいのか……。やれば全部味わえます。


たろちん


めっちゃ気になる……。


ヤマグチクエスト


これがNintendo Switchで1980円ですから。買わない手はないですよ!


山下ラジ男


いやすごい……。


マッハ・キショ松


それを1997年にやってたってのがすごい……。


ヤマグチクエスト


だから伝説なんです。みんなプレイして、もう一回集まって、あれはこうじゃない、これはそういうことだったから、とか考察しまくりましょう!


たろちん


それ絶対やろう! 絶対!



moon ヤマグチクエスト クリアできても、できなくても、それもラブ、これもラブ




※記事中のゲーム画面は全てPS版のもの




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