FF最速の座を奪還　新型「シビックタイプR」が鈴鹿最速記録を更新（1/2 ページ）

速いは正義……！

[志田原真俊，ねとらぼ] PC用表示関連情報

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　本田技研工業（ホンダ）は7月9日、市販予定のスポーツカー「シビックタイプR リミテッドエディション」の走行テストで、鈴鹿サーキット国際レーシングコースのFF車最速ラップタイムを更新したと発表しました。

鈴鹿サーキットのFF車最速ラップタイムを更新した「シビックタイプR リミテッドエディション」（写真：本田技研工業、以下同）

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　今回行われた走行テストは、近日市販予定である「シビックタイプR リミテッドエディション」の最終的な性能評価が目的。ホンダの歴史（関連記事）と深い関わりを持つ鈴鹿サーキットで、FF車最速の2分23秒993を記録しました。

　ちなみに更新前のトップはルノーの「メガーヌR.S.トロフィーR」（関連記事）で、ラップタイムは2019年11月に記録した2分25秒454でした。

国内200台限定で市販予定

ルックスもすごい。エアロパーツやフェンダー盛り盛り

（参考）これまで鈴鹿のFF最速ラップタイム記録を持っていた「メガーヌR.S.トロフィーR」（写真：ルノー）

　シビックタイプRは、ハッチバックまたはセダンの乗用車「シビック」をベースにチューンアップした前輪駆動のスポーツカー。シビックタイプRの名は1997年夏、6代目シビックに追加されたEK9型に始まり（関連記事）、「タイプR」と聞けば今なおクルマ好きがピクンと反応する国内高性能車の代表的なブランドに挙がります。

東京オートサロン2020で披露したシビックタイプRの2020年モデル

（参考）EK9型シビックタイプRを現代風スタイルにリファインしたコンセプトカー「CIVIC CYBER NIGHT JAPAN CRUISER 2020」（東京オートサロン2020に出展）

　現行モデルは5ドアハッチバックをベースとしたFK8型で、心躍るエアロパーツ盛り盛りなルックスと2リッター直列4気筒のターボエンジンを搭載し、FF車としては極めて強力な300馬力以上を発揮します。

　FK8型はマイナーチェンジが予告されており、エンジンの冷却効率アップ、ブレンボ製の新型ブレーキ、操作性を高めたシフトノブ、足回りのチューニング見直しなど、走行性能をさらに高めるための改良を施して日本市場でも販売予定です。2020年春に詳細発表予定でしたが、感染症の影響で一時延期。発売日の正式発表が待たれます（2020年7月現在）。

　リミテッドエディションは、この改良に合わせて発売予定とする200台限定の特別仕様車。初代EK9型を思い出すような鮮やかな専用色「サンライトイエローII」に身を包み、BBS製の20インチ鍛造アルミホイールとミシュランのハイグリップタイヤを装備します。