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このキアヌ……CG? 本物? 話題の「マトリックス」×「Unreal Engine 5」技術デモ、実際に触って感じたその“スゴさ”

これが次世代のオープンワールドか……!

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 Epic GamesがPS5とXbox Series X/S向けに配信した「The Matrix Awakens: An Unreal Engine 5 Experience」のグラフィックが“超絶にキレイ”だとTwitterで話題になっています。

マトリックス デモ

 「The Matrix Awakens: An Unreal Engine 5 Experience」は、Epic GamesがSF映画「マトリックス レザレクションズ」とタイアップして制作した新世代ゲーム開発用ミドルウェアのUnreal Engine 5の技術デモ。つまり、これは「Unreal Engine 5を使えば、こんなゲームが作れますよ」と宣伝するものです。

 技術デモといっても一部シーンではカーチェイスや銃撃戦が楽しめますし、16平方Kmの広さを誇る仮想都市も探索できます。そんな「超絶グラフィックの次世代オープンワールドゲームの試供品」が楽しめることで多くの人々から注目を浴びているのです。

 筆者も早速そんな技術デモを体験してきました。


このキアヌ……CG? 本物? どっち???

マトリックス デモ

 まずは「マトリックス レザレクションズ」と技術デモについての解説が行われました。このシーンでは、主人公のネオことキアヌ・リーヴスや、トリニティ役のキャリー=アン・モスの“本物とCGの姿”が交互に登場します。

マトリックス デモ

 CGのキアヌが映ったシーンは、全体の描写はCG感がありましたが、顔アップでの描写ではほとんど違和感がありませんでした。従来のCGのキャラクターは、髪の毛の表現が簡略化されていることが多いですが、この技術デモでは髪の毛一本一本がリアルで描写されていたので、「どっちが本物だっけ?」と混乱してしまいました……。


カーチェイスシーンは映画を操作している気分だった

マトリックス デモ

 解説が終わるとネオ達がエージェント達とのカーチェイスを繰り広げるシーンに移行します。

マトリックス デモ

 そしてカーチェイスをしながらの銃撃戦!後ろから迫るエージェントの車のタイヤ部分を撃ち、転倒を狙うことになります。

マトリックス デモ

 エージェントに近づかれたらQTEが発生。とはいえ、ゲームではないのでQTEに失敗してもゲームオーバーにはなりません。「マトリックスは好きだけどアクションゲームが苦手!」という人も簡単にプレイできると思います。

マトリックス デモ

 さらにライトマシンガンで飛行中のヘリを撃墜! 短い時間でしたが、なかなか激しいアクションが楽しめます。

 カーチェイスシーンでの銃撃戦は自由度こそありませんが、美しいグラフィックによって「映画を操作している」感覚になりました。


グラフィックがリアルすぎてゲーム業界もざわめく

マトリックス デモ

 次の探索パートでは、ニューヨークをモチーフにした仮想都市をオープンワールドゲームのように探索できます。探索は、プレイヤーキャラクターを操作する方法のほか、主観画面で上下左右を立体的に移動する方法も用意されています。

というかこの都市、マジでビックリするくらいリアルです!

 仮想都市は、それぞれ数百万のポリゴンで構成される700万のインスタンス化されたアセットで構成されており、Unreal Engine 5の仮想化ジオメトリ システムであるNaniteや次世代アップサンプリングアルゴリズムであるTemporalSuper Resolutionなどによって描写されているのだとか……筆者はこの手の知識はないので構成構成っていわれても何のことやらさっぱり分からないのですが、「Unreal Engine 5では、こんなリアルな街が作れちゃうんだぞ!」というのがひしひしと伝わってきました。

 Twitterでは、現役のゲーム開発者たちが技術デモについて一般のユーザーと同じ反応を示していました。ただ、ゲーム開発者はグラフィックの美しさだけではなく、建物の汚れが自然に再現されていることにも注目しているようです。プロの目からみても、この技術デモが驚異的なものであることが分かります。

マトリックス デモ

 また探索パート中は車に乗って仮想都市をドライブすることも可能!車の3Dモデルも「レースゲームか!」ってほどに作り込まれています。

マトリックス デモ

 そして調子に乗って爆速ドライブを楽しんでいたら交通事故を起こしてしまい……って、車の破壊表現もリアル!

 破壊された車のフロントの形をみると、鉄製のポールに衝突したのがよく分かります。これもUnrealEngine 5のカオス物理システムによって実現したものだそうです。

マトリックス デモ

 公式の説明によれば、この仮想都市はSideFX社のHoudiniをはじめとする一連のプロシージャルツールによって、少人数のチームでも制作可能であるとのこと。実際にこの技術デモも比較的少数のコアチームによって作られたそうです。

 これからインディーゲームスタジオからもこのクオリティのオープンワールドゲームが登場する可能性が出てきたというわけですね。

マトリックス デモ

 そういえば、一部報道によると「グランド・セフト・オート」シリーズの最新作の開発が2024年〜2025年にかけてのリリースに向けて進行中であるとのこと。その最新作がどのようなものなのかは知る由もありませんが、今回のデモに勝るとも劣らないクオリティーになるのではないでしょうか。いや、数年後ならもしかしたら勝るかも……。

 そんなオープンワールドゲームの未来像を垣間見れた気がします。


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