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CGでエスカレーターを作るつもりが、「社会の縮図」みたいになってしまった――。意図せぬバグで偶然生まれた「一握りの選ばれし者のみ上へ行けるシステム」が、生々しくてせつないと話題です。
図らずも物悲しいシステムを作ってしまったのは、ゲームやイラストなど幅広い創作活動をしている、VTuberのRigel_Wired(@RigelWired)さん。人を乗せて稼働するエスカレーターの制作中にスクリプトの値を間違えて、ステップの進む方向が別の意味で斜め上になってしまいました。
エスカレーターが進み、先頭の人が上階に着いたかと思われた瞬間、ステップはそのまま宙に浮いて天上へ。その一方で、取り残された人々はステップに突き動かされて転び、奈落へと落ちていきます。
人間が選別されているかのような地獄の光景は、「なんだか心が痛い」と話題に。反面、シュールな絵面のおかしさに「落ち込んでいたけど元気出た」と、励まされる人もみられます。
ちなみにこのバグ、4人に1人が天に選ばれる仕様となっているもよう。この割合をシビアととるべきか案外楽だととるべきか……そもそも「人は選別されるもの」という前提を見直すべきだとも思えますし、何かと考えさせられる話でした。
動画提供:Rigel_Wired(@RigelWired)さん
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