東北新幹線開業40周年! 開業と共に誕生した郡山のロングセラー駅弁に込められた思いとは?:郡山「三代目小原庄助べんとう」(1100円)(2/2 ページ)
秋田新幹線25周年、山形新幹線30周年、東北新幹線40周年、2022年は多くの新幹線が記念周年。さまざまな記念駅弁も登場しています。
【おしながき】
(上段)
- 焼鮭
- にしん昆布巻き
- えび磯辺揚げ
- 豆みそ
- 鶏肉の酒粕味噌焼き
- 煮物(たけのこ・人参・椎茸)
- なめこそばの実和え
- 手まり餅
(下段)
- しめじご飯 菜の花醤油漬けのせ
- 白飯 刻み梅のせ
お酒大好きな福豆屋先代のお父様が開発した駅弁として知られる「小原庄助べんとう」。上段のおかずを酒のアテ、下段のしめじご飯を〆に、“お酒に合う駅弁”として作られたと言います。この詳しいエピソードは記念掛け紙にも記されており、駅弁に込められた思いを感じながらいただくことができます。列車内における飲食・飲酒中の会話は慎みながら、静かに老舗駅弁屋さんの味を楽しみたいものです。
東北新幹線では現在、緑と白の初代200系カラーを身にまとったE2系新幹線電車が東京〜仙台間の「やまびこ」号を中心に1編成だけ運行されています。運行情報は前夜、JR東日本の「新幹線イヤー2022」の公式サイトで発表されており、タイミングが合えば、お目にかかることができます。次回も新幹線イヤーにふさわしい記念駅弁を求めて、東北新幹線を北上してまいります。
(初出:2022年7月18日)
連載情報
ライター望月の駅弁膝栗毛
「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!
著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/
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