サイバー攻撃によりサービスが停止している「ニコニコ動画」。しばしば“上位互換”として扱われるYouTubeが、ニコ動の代わりになれない理由を分析した投稿がX(Twitter)で話題です。
投稿者は、ニコ動で東方作品を多く公開しているXユーザーの「Sin@物書きオタク(@Sin_Utyouten)さん。「何かと低品質だと馬鹿にされ『別にyoutubeでいいじゃんw』とか言われがちなニコニコ動画ですが、私にとっての評価基準は赤線で囲った部分」とニコ動とYouTubeを画質や回線などの観点から比較した表を公開しています。
ニコ動ユーザーの投稿者も、物量、画質、回線の点ではYouTubeが優勢と判断。一方で、広告の少なさ、検索の利便性、コメント機能の点ではニコ動の圧倒的勝利だとしており、「なのでyoutubeではニコ動の代わりにならないのですよ…!」とニコ動が代替不可能な存在だと力説しています。
Sinさんの分析通り、YouTubeには国内外問わず膨大なコンテンツ量があり、ニコ動には“自分の好き”だけにアクセスできる検索機能やコメントの一体感があります。動画投稿サイトとして共通する部分はありつつも、どちらにも固有の長所が存在しています。
投稿は記事執筆時点で4万6000いいねを突破。ユーザーからは、「これすげぇわかる」「YouTubeももちろん素晴らしいけど、ニコニコだって長所が素晴らしい」「ニコニコの検索性は冗談抜きでネット上の全サイトでトップクラスに良いと思ってる。文章検索だと説明文も検索してくれるし、該当タグの検索にも即切り替えられるのが偉過ぎる」「ニコニコ動画とYouTubeは同じ様なサービスだけど本質的な思想や文化が違うと思ってる」などの反応が寄せられています。
なおニコ動はサービス停止中ながら、ドワンゴが公開した縮小版「ニコニコ動画(Re:仮)」が大きな話題に。「懐かしのあの動画たち」が視聴できるようになっており、Xでは一時「インターネット老人会」がトレンド入りする盛り上がりを見せていました(関連記事)。
画像提供:Sin@物書きオタクさん
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