帰蝶の男気が垣間見られた! 「大河ドラマ『麒麟がくる』」第8話、ネット上の反応は?

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 「麒麟がくる」放送直前のおさらい! 前週の内容とネット上での評価をお届けします。

 主君・斎藤道三の教えを胸に、織田信長をはじめとする多くの英傑としのぎを削った智将・明智光秀。光秀は、深い思いやりのある為政者の頭上に麒麟が現れるという逸話を信じ、争いのない世界の実現を目指す。

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「麒麟がくる」第8話(3月9日放送)のあらすじ

 尾張の海辺で、漁師たちから慕われている奇妙な出で立ちの織田信長(染谷将太)を目の当たりにした光秀(長谷川博己)。この男に帰蝶(川口春奈)を嫁がせていいものかと葛藤する光秀だが、母・牧(石川さゆり)は美濃国の行く末のことを一番に考えることが大事だと告げる。

 光秀が自分の気持ちにこたえることがないと分かった帰蝶は、光秀の口から「尾張に行って美濃にない海を見るべきだと、背中を押してほしい」と条件をつける。 (「麒麟がくる」公式サイトより)

「麒麟がくる」(C) NHK
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「麒麟がくる」第8話のネット上での評価

 ネット上での「麒麟がくる」第8話の評価は、「ポジティブ」が 81.4%となりました。

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第8話最大の盛り上がりポイントは20時40分ごろの祝言のシーン

 今回もっとも盛り上がったのは、20時40分ごろの那古野城が騒然としているシーンです。帰蝶は信長との縁談に合意すると、結婚の準備が急ピッチで進められ、1549年2月に慌ただしく織田家へ嫁ぎました。帰蝶が白無垢の衣装で祝言に備える中、信長の姿は見えません。信長の不在を平謝りする家臣に対して、帰蝶がふところの深さを見せます。その姿について、「男らしい帰蝶様、素敵」「さすが美濃の蝮の娘、肝が据わっておられる」など多くのコメントがアップされています。道三(本木雅弘)の血を受け継いでいる様子が視聴者にまざまざと伝わったようです。

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姫様が凛々しい!

 第7話に続いて、第8話も帰蝶の登場に注目が集まりました。光秀との対話の中で尾張へ嫁ぐ意思を固めるシーンは、ネット上で「涙目が恋の終わりを物語ってて辛い、春奈ちゃん天才」と絶賛されています。「姫様、凛々しいわー。すっぱり断ち切るために、十兵衛の言葉が必要だったんだろうな」と姫君の潔い姿に感動する声が続出しました。

 また、「尾張へお行きなされ」と言う光秀に帰蝶が発した言葉「是非もなかろう」が話題になっています。歴史に詳しい人は、「本能寺で奇襲された信長が蘭丸の『桔梗の旗印にございます』に応えて『光秀か、是非に及ばず』というやり取りは定番だ」や「名セリフ!!」とツイートしています。大河ドラマ・麒麟がくるでは、本能寺の変に関連する言葉や物がたびたび登場し、毎回ファンを楽しませているようです。

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道三と高政の埋められない溝

 帰蝶の嫁入りに反対していた高政(伊藤英明)は激こうし、光秀を問い詰めます。光秀と高政、両者一歩も譲らない議論にネット上では「十兵衛も第1話の時点で高政と同じように『道三は損得勘定ばかりで動く男で好きになれない』と言ってたんだよなあ…でも十兵衛は京を見て堺を見て、そして何より道三の美濃への思いを知ってしまったから、もう高政と同じではいられない…」とツイート。

 光秀だけでなく、道三にも怒りを覚えていた高政は、母・深芳野(南果歩)の前で感情を爆発させます。なりふり構わず、自身の気持ちを口にする姿は、衝撃的でした。「高政の道三への反発心がヤバイレベルになっている」「道三ではなく土岐頼芸の子だろって、はばからずに実母の目の前でストレートに聞く心の壊れっぷりがヤバイと思ったわ」など、高政の狂気を懸念するツイートが散見しています。

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別れのシーンにジワリ!

 序盤に帰蝶が、終盤には駒(門脇麦)が光秀の元から去っていきました。それぞれの別れのシーンは、青春ドラマのような清々しさがあり、視聴者の心をふるわせました。Twitter上には「今回は女心の切ない回…」や「寒々しい風景が尾張へ嫁に行く決心をした帰蝶の心とリンクしている」などと書き込まれています。

 光秀が明智城から京に帰る駒を見送る場面では、ひた隠しにしていた帰蝶への思いをほのめかしました。「主家の姫で他家に嫁ぐ帰蝶と、身分違いで十兵衛の元で生きられない駒」「帰蝶への憧れのような恋心と庇護の対象としての思慕の情、自覚あったんじゃないかー! 駒ちゃんは見送れても、帰蝶は見送れない。だって辛いから」など、大きな反響がありました。ようやく垣間見られた光秀の思いは、多くの視聴者を感動させたことが感じ取れました。

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まとめ

 第8話は、光秀・帰蝶・駒の心情が描かれ、青春群像劇のような内容でした。大河ドラマファンの中には、「こんなに胸がキュンとなる大河ドラマ久しぶりに見た」「エモい」と、感想を投稿している人もいました。その一方では、道三をうとましく思う土岐頼芸(尾美としのり)、尾張への侵略を画策する今川義元(片岡愛之助)など、海千山千の武将がすごみを利かせ、戦国の厳しい世界を再現しています。

今回紹介した「大河ドラマ麒麟がくる 第8話『 同盟のゆくえ 』」はAmazonプライム・ビデオのNHKオンデマンドで視聴できます。

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次回は……

 ためらいながら尾張に嫁いだ帰蝶でしたが、信長の人となりに触れて興味を持ちます。帰蝶との別れによって一時的に落ち込んでいた光秀は、熙子(木村文乃)との再会を果たします。のちに光秀の正室となる女性・熙子の登場は、多くのファンが待望していました。ますますストーリーが濃密になりそうです。

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