信長の奇行に戦慄! 染谷さんの怪演が光る「大河ドラマ『麒麟がくる』」第9話、ネット上の反応は?

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 「麒麟がくる」放送直前のおさらい! 前週の内容とネット上での評価をお届けします。

 主君・斎藤道三の教えを胸に、織田信長をはじめとする多くの英傑としのぎを削った智将・明智光秀。光秀は、深い思いやりのある為政者の頭上に麒麟が現れるという逸話を信じ、争いのない世界の実現を目指す。

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「麒麟がくる」第9話(3月15日放送)のあらすじ

 輿(こし)入れしたものの祝言をすっぽかされた帰蝶(川口春奈)は、ようやく翌朝帰ってきた信長(染谷将太)と顔を合わせる。奇妙な出で立ちだが、領民のことを思いやる姿、そして素直に前日の不在をわびる信長に興味をもつ。

 婚儀に上機嫌な信秀(高橋克典)と土田御前(檀れい)だが、信長が持参した祝いの品を見て、激しく叱責する。父にも母にも愛されない孤独な信長の姿を見た帰蝶は、鉄砲の手ほどきを受けながら自分も父がときどき大嫌いになる以外は好きだと言い、信長に寄り添う。

 一方、美濃の光秀(長谷川博己)はのちの正妻となる熙子(木村文乃)と懐かしい再会を果たしていた。  (「麒麟がくる」公式サイトより)

「麒麟がくる」(C) NHK
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「麒麟がくる」第9話のネット上での評価

 ネット上での「麒麟がくる」第9話の評価は、「ポジティブ」が 76.4%となりました。

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第9話最大の盛り上がりポイントは20時20分ごろの信長と帰蝶が古渡城を訪れたシーン

 今回もっとも盛り上がったのは、20時20分ごろの信長の狂気が露呈したシーンです。信長は、帰蝶と一緒に古渡城を訪れ、結婚の報告をしました。その際、不敵な笑み浮かべつつ、織田家の宿敵・松平広忠(浅利陽介)の首を祝いの品として献上します。この信長の挙動にネット上では「サイコパス感がすごい」「背筋が冷えるような感じ」と大きな反響を呼んでいます。

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菊丸の正体にTwitterが沸く!

 大河ドラマの放送開始当初から、菊丸(岡村隆史)は何者なのだろうか、という議論が視聴者の間でなされてきました。第9話の序盤は、その核心に迫る描写があり、ネット上で話題になっています。山中で暗殺された松平広忠に駆け寄る姿から、「菊丸、やっぱり乱波だったんだ。走り方まで変わったよね」という感想も見られました。

 また、広忠の脇差を水野信元(横田栄司)に届けるシーンでは、松平家の嫡男・竹千代(岩田琉聖)の影となって命がけで動く意志が明かされました。そのような中、「菊丸の正体わかった! 本多正信……がモデルか?」「菊丸=服部半蔵だろうか。」と人間像を更に深掘りするコメントも投稿されています。史実と照らし合わせながら、人物像を探ることも大河ドラマ鑑賞の醍醐味と言えるでしょう。

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今までにないタイプの信長像

 中盤では、信長の挙動がクローズアップされました。「今まで信長と言えば、表面的には怖いが内面はとても優しい、というのが通例でしたが、今回は真逆なんですね。表面的にはとても穏やかで優しいのに内面的には戦慄するほど恐ろしい」「凄い信長の登場ですよ…」「今までにない信長像だ」などのコメントが投稿されています。経験豊富な染谷さんの怪演、今までの大河ドラマとは一線を画す作品を生み出そうとしているスタッフの熱意、両者の融合によって、凄まじい存在感を持つ信長が誕生したようです。

 大河ドラマファンの中には、「一貫して『人を喜ばせたい』という行動原理で動いているのが恐ろしいところ。魚を獲ってきて安く分け与える、化け物に怯える村人たちのために率先して池に飛び込む、父を安心させたくて松平広忠の首を獲る。誰かのために合理的最善手をとる姿勢が一ミリもぶれない怪物」と分析している人もいました。信長の人気は、今後さらに高まるのではないでしょうか。

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光秀と熙子の掛け合いにキュンとなった!

 後半は、光秀と熙子の再会シーンに、注目が集まりました。幼少期の出来事がオーバーラップし、2人の間に甘酸っぱい空気が流れました。熙子の可愛らしさが際立ち、視聴者は「『幼い頃 結婚の約束をした』という超強力メインヒロインパワーをひっさげて登場した熙子さま…これはつよい…」「透明感ある登場に男心を引き付け、キュンキュンしませんでしたか?」などの投稿をアップしています。

 可憐な少女をほうふつとさせる振る舞いだけでなく、しゃべり方や声も話題になり、「お声まで可愛い可愛すぎオブザイヤー熙子さま」と絶賛されています。熙子と共に、光秀の動向に着目したファンもいました。駒(門脇麦)の前での光秀の言動を思い返し、「熙子にポーっとしている十兵衛の姿を見て、この人、駒ちゃんのことを女子として全く意識していなかったんだなあということが明確化されてしまった」と恋心の芽生えを示唆しています。今後、熙子と光秀の恋模様に癒される機会が増えそうです。

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まとめ

 「信長の失敗」と副題が付けられた第9話は、信長の人柄がフォーカスされました。千代丸や漁民に愛される素朴な一面と共に、残酷な部分が垣間見られました。両親との微妙な関係性も明らかになり、信長に興味を持つ視聴者が続出したようです。終盤には、なかなか身を固めない光秀にヤキモキする光安(西村まさ彦)と牧(石川さゆり)の姿が描かれ、茶の間をホッコリさせています。

今回紹介した「大河ドラマ麒麟がくる 第9話『帰蝶の願い』」はAmazonプライム・ビデオのNHKオンデマンドで視聴できます。

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次回は……

 今川義元(片岡愛之助)が勢力を拡大させるため、本格的に動き始めます。竹千代とともに、広大な三河の地を奪取しようとする今川陣営に対し、道三は強い危機感を覚えます。動向を探る役に選任された光秀は、那古野城で信長と対面します。武家の長男にも関わらず、両親に愛を受けることなく育った信長を目の当たりにした時、何を思うのでしょうか。

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