スマホで操縦、“今買える”無人飛行機ドローン6選クリスマスプレゼントにも?

スマートフォンやタブレットのアプリから操作することで、飛んだり走ったりできるドローンをご紹介。

» 2014年12月04日 06時45分 公開
[山口恵祐,ITmedia]

 近年、各所で注目を集めている「ドローン」(無人飛行機)。無人偵察機のような軍事目的から、被災地など人が立ち入れない場所に飛んで状況を確認するもの、映像の世界ではドローンによる空撮で斬新な映像を撮影したりと、さまざまな分野で既に活躍中だ。最近では米Amazonがドローンを使った配送サービスをテストしていたり、国内ではセコムが防犯用の自律型ドローンを開発中である。

 このようにドローンが今後、更なる一大産業になるのは明らかで、映画で観たような世界が現実になりつつあるのに思わず興奮せざるを得ない。さらに上で挙げたような業務用だけでなく、ホビーの世界でもドローンがじわじわと人気になりつつある。

 今回ご紹介するのは、スマホやタブレットでコントロールできるおもちゃのドローンだ。ヘリコプターのように自在に空中を飛行できたり、搭載されたカメラから送られてくる映像を見ながら(ドローン=無人飛行機という定義からは外れるが)地面を走行したり、はたまたボール状だったりと、さまざまな種類が登場している。大人から子どもまで楽しめるのでガジェット好きは要チェック! クリスマスプレゼントにも最適だ。

AR.Drone 2.0

 パロットの「AR.Drone 2.0」は、スマートフォンでコントロールするドローンの代名詞的存在。搭載されたHDカメラによる映像を見ながらの操縦が可能で、写真や動画の撮影もできる。特筆すべきなのは飛行の安定性。離陸や着陸はワンタッチ操作で、浮上中は基本的にホバリング状態で自動滞空してくれる。そのうえ高度の調整や向きも自在に調整可能だ。装備を替えることで室内でも屋外でも操縦を楽しめる。

 さらに、オプションのGPSユニットを搭載すれば、スマホの画面に表示される周囲の航空写真上で指定した位置に自動操縦させる――なんてことも可能。価格は38880円で、カラーバリエーションは「サンド」「スノー」「ジャングル」の全3色。

ミニドローンズ ローリング スパイダー

 同じくパロットの「ミニドローンズ ローリング スパイダー」は、手のひらサイズのドローンだ。こちらも離着陸やホバリングは自動で、非常に高い安定性を誇る。前面にカメラが無いので映像を見ながらの操縦はできないが、本体下部に搭載された対地速度計測用のカメラで写真を撮ることが可能。

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 両サイドにホイールを装着すれば、地面や壁、天井を走行できるユニークな機能も。価格は12800円で、カラーバリエーションは「ホワイト」「ブルー」「レッド」の全3色。

ミニドローンズ ジャンピング スーモ

 同じくパロットの「ミニドローンズ ジャンピング スーモ」は、両サイドのホイールで地上を走るタイプのドローン。VGAカメラで映像を見ながら走行が可能で、急旋回やスピンなど機敏な動きのほか、ボディ後部に搭載されたジャンピング機構で80cmものジャンプ操作が楽しめる。

 価格は19800円で、カラーバリエーションは「ホワイト」「ブラック」「カーキーブラウン」の全3色。

i-SILKY

 i-SILKYは地上を走る戦車風のラジコンだ。比較的安価ながらしっかり本体に30万画素カメラを搭載しており、リアルタイムの映像を見ながら前進後進左右とコントロールできる。質感はちょっぴり低めだが、価格はAmazonで7980円と手を出しやすいのが嬉しい。

Sphero

 Orbotixの「Sphero(スフィロ)」はスマートフォンで操作できる球型ロボットラジコンだ。ちょっとの衝撃では壊れず防水機能を備える本体は、かなり機敏なコントロールが可能。といってもただボールをコントロールするだけではないポテンシャルをSpheroは秘めている。

 というのも、ボールをコントロールするアプリのほかに多人数で遊べるゲームやボールを使ったアクションゲームなど、さまざまなアプリが用意されているのだ。フルカラーLEDを搭載していたり、非接触式の充電ベースが用意されていたり、どちらかと言えばガジェットに近い。遊び方を考えるのも面白い。価格は14000円前後。

Ollie

 同じくOrbotixの「Ollie(オーリー)」は、Spheroと似たコンセプトながら、走りに特化したチューブ型デザインのスピード重視設計となっており、時速23キロメートル(秒速6メートル)を実現。こちらはスピンやドリフトといったトリックプレイを楽しむのに適している。走りが変わるオプションパーツなども充実。価格は13000円前後。

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