ヒーローに出会うから、ヒーローになるゲームへ――リニューアルした「北斗の拳ONLINE HEROES」プレイリポート(1/2 ページ)

先日、「北斗の拳ONLINE HEROES」へとタイトル変更をリリースした本タイトルをテストプレイするために、ガンホーにお邪魔してみました。動画でも紹介。

» 2009年04月23日 13時50分 公開
[麻生ちはや,ITmedia]

 「北斗の拳ONLINE」から「北斗の拳ONLINE HEROES」にタイトルを変え、3月下旬から順次大幅なリニューアルアップデートが実施されている本タイトル。4月23日にはその大型アップデート第3弾として、北斗の拳ONLINE最大の特徴でもあった戦闘システム「激烈マウスバトル」にも、大きな変化が予定されている。今回編集部では、次期アップデート直前にテストサーバー上で新システムをはじめとする、いくつかのリニューアル内容をテストプレイさせてもらった。

激烈マウスバトルからシンプルにリニューアルされた戦闘システム

 2007年12月に行った北斗の拳ONLINEインタビューでは、誰でも“ガチャプレイ”の要領で奥義が繰り出せる戦闘システムとして紹介された「直感マウスバトル」。しかし実際には、複雑なマウスの動き、時にはその繰り返しが必要な技もあり、ちょっとしたミスで奥義入力は失敗してしまう。一部のプレイヤーには造作も無いが、コツがつかめないといつまでも、ごく初歩的な奥義しか使えず「もう少し簡単にしてほしい」という要望は以前からあったようだ。

 4月23日の大規模アップデートに実装される新たな戦闘システムは、既存のMMORPG同様に、習得したスキルのアイコンを画面下部のショートカットに設定。奥義を修得し必要な気力がたまっていれば、戦闘中にショートカットキーを押すだけで発動できるようになる。しかしマウスバトルの部分を完全に無くしてしまうのではなく、奥義のキャスト中に□や△といったごく簡単な形をマウスで描くことで、与ダメージアップなどの追加効果が得られるのだ。マウスバトルシステムは北斗の拳ONLINEに他に無い特徴を与えていたが、やはりいささかユニークすぎるきらいはあった。それを違う形で残しつつも、誰でも奥義を使いこなせるシンプルな操作性へリニューアルした点は高く評価したい。

1日1回の幸運は運次第、誰にもチャンスはある「ヒーローシステム」

トキへの変身(画面は開発中のものです)

 北斗の拳ONLINE HEROESから新たに実装されるシステムの1つ「ヒーローシステム」は、その名の通りプレイヤー自身がケンシロウやトキ、ジャギなど原作に登場した有名キャラクターになれる、というものだ。見た目が変わるだけでなく体力と気力もヒーローにふさわしい数値になり、その回復力も通常キャラクターと比較して圧倒的に早い。現時点で降臨可能なヒーローは、ケンシロウ、トキ、ジャギ、アミバ、シン、レイ、ユダ、マミヤ、ラオウの9人で、降臨の有効期限は午後8時から翌日の午後8時までの24時間。もちろんヒーロー専用の奥義も用意されており、丸一日、身も心もケンシロウになりきってのプレイ……なんてことができてしまう。

 ではヒーローにはどうすればなれるのか? 基本的にはログインするだけで誰にでもそのチャンスがある。9人のヒーローはログインしたプレイヤーの中から毎日ランダムに選ばれ、プレイヤー側には拒否権はない。初心者から上級者まで、誰でもその日ログインするたびに「もしかしたら、今日ヒーローになれるかも?」と期待させてくれる、ちょっとユニークなシステムといえる。とはいえ、キャラクターを作っただけで長期間プレイしてないアカウントなどは候補から外せるように、前提クエストやレベルといった一定条件は設定される予定だ。

 なお、ヒーロー降臨中は能力が大幅に向上する代わりに、通常のお使い系クエストなどは全て進行不能となる。まぁ、ケンシロウが村人に命令されて、細々とお使いをするというのは世界観とも合わないので当然かもしれない。



 2つ目の新システムは「一指奥義」だ。これは有料アイテムを消費することで、原作のヒーロー達に助けを求め、その場に呼び出すことが出来る。プレイヤー自身がヒーローになるのとは異なり、あくまでその場限り。ピンチの時に駆けつけてくれる、まさにヒーローというわけだ。アイテムは30個1セットで300円だが、購入時にはいわゆるガチャを回すので、どのヒーローを召喚するアイテムがでてくるかは分からない。


 3つ目は世紀末の世界たる本タイトルにぴったりの「クライムシステム」である。今まではただのオブジェクトだった樽や木箱を壊せるほか、NPCのバイクを盗んで移動も可能となる。バイクの移動速度はなかなか快適なのだが、そこはやっぱり“盗品”ということで、途中でエンストしたあげく爆発してしまう。村の中心地から主な狩場へ移動する程度は働いてくれるようだが、どのタイミングで爆発するかは運次第らしい。

 その他、縫製工奥義の縫製方法も4月23日のアップデートで追加される。ミニゲーム風の生産工程は同じだが、装備の部位によって異なる型紙を、マウスでなぞってきれいに切り抜くという、よりゲーム性が強いものになっている。


       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2404/27/news009.jpg しぶとい雑草“ドクダミ”を生やさない超簡単な方法が115万再生! 除草剤を使わない画期的な対策に「スゴイ発見」
  2. /nl/articles/2404/27/news020.jpg パパに笑顔を見せる4カ月の赤ちゃん、ママの顔を見ると…… あるあるな反応に「なんで?!」「ママをすごく信頼してる証拠」とさまざまな声集まる
  3. /nl/articles/2401/26/news015.jpg スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
  4. /nl/articles/2404/27/news003.jpg 顔の半分は童顔メイク、もう半分の仕上がりに驚がく 同一人物と思えない半顔メイクが860万再生「凄いねメイクの力」
  5. /nl/articles/2404/21/news011.jpg 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  6. /nl/articles/2404/27/news008.jpg 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
  7. /nl/articles/2404/27/news010.jpg 巨大ウサギのデカさを伝えるため、2Lペットボトルを横に置いてみたら…… 衝撃の比較結果に「えっ、500mlじゃないんですか」「マジで大きい」
  8. /nl/articles/2404/26/news154.jpg 元「AKB48」メンバー、整形に250万円の近影に驚きの声「整形しすぎてて原型なくなっててびびった」
  9. /nl/articles/2404/26/news187.jpg 実写「シティーハンター」、最後まで見るとあるはずの仕様がない配慮「わかってる」「粋なはからい」「いい判断」
  10. /nl/articles/2404/25/news174.jpg 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」