海外でWikipediaの編集機能を使った珍事が発生しました。オーストラリアの音楽デュオ・Peking Dukのある男性ファンが、彼らのWikipediaページを「自分はPeking Dukの家族だ」と思わせるよう偽の情報に編集。ライブ会場の警備をだまして楽屋に入りこもうとしていたところ、Peking Dukのメンバー本人に入れてもらえたそうです。

Peking DukのWikipediaページ(すでにファンが書き込んだ虚実は削除済み)
米メディア「The Verge」によると、そのファンは豪メルボルンでPeking Dukのライブに参加直後、携帯で彼らのWikipediaページに自分が家族であると追記。警備員に「自分はデュオの一人・Reuben Stylesの継兄弟だ」と身分証明書とともに携帯のWikipediaページを見せたそうです。5分ほどねばってあきらめかけていたところ、Reubenさん本人がファンの頭をぽんと叩いて「よう兄弟、入りなよ」と楽屋に招いてくれました。


Peking Duk(公式Facebookより)
もう一人のメンバー・Adam Hydeさんは、ファンの芸当に迷惑がるどころか「今まで見てきたかなかで一番天才かもしれない」と強く感銘を受け、みんなでビールを飲んでことを終えました。Peking Dukは12月3日にFacebookでファンのエピソードを披露し「君はレジェンドだよ」と称えています。ファン本人も「昨夜はありがとう、みんな」とコメントを書き込んだところ、7000回以上「いいね!」が付けられ「HaHaHa」「よくやった」「本当にレジェンドだ」と賞賛を浴びました。
潜入を試みたファンをFacebookで称えるPeking Duk
AdamさんはThe Vergeに「彼はイヤなやつとかそういうのじゃなく、今まで出会ったなかでも最もまともなヤツだった」とファンをフォローする一方、「Wikipediaを信用しちゃいけない」と注意。確かにファンの発想は斬新ですが、事なきを得たのはPeking Dukの価値観に依るところが大きく、誰もが編集できるWikipediaはこうした脆弱性もはらんでいるのを頭に入れて置きたくなる一件です。
Peking DukのWikipediaではファンが彼らの家族だという“虚偽”はすぐ削除へ。代わりにファンがWikipediaを駆使して楽屋に入ろうとした“事実”が追記されています。

早くも今回のエピソードが追記されたPeking DukのWikipediaページ
(黒木貴啓)
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- Peking Duk 公式サイト
- Wikipedia「Peking Duk」
- The Verge「Fan lists himself as a band’s family member on Wikipedia to sneak backstage」
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