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不要になったロープを再利用し、海での新たな生命の誕生に役立てた動画がYouTubeに投稿されました。動画は記事執筆時点で5万9000回以上再生され、2100件を超える高評価を獲得。「感無量です」「このあとも上手くいってほしいです」などの反響を集めています。
海の中に設置したアオリイカの産卵場を確認すると……
動画を投稿したのは「スイチャンネル sui-channel」(@suichannel-umi)。ダイビングガイドである投稿者さんが主に漁協と協力関係を結んだエリアにて撮影した、水中の生き物の姿や海の保全活動に取り組む様子を発信しています。以前は港から5分の沖に潜り、海中の生き物や地形を観察した動画が注目を集めました。
今回話題を呼んだのは、海の中に設置した“アオリイカの産卵場”を紹介する動画。漁礁に潜り、おじいさんが作ったという鉄格子のような台を確認すると、たくさんのアオリイカの卵が産み付けられていました。白い半透明の房のような卵が水流にたなびいている様子はなんとも神秘的です。この台は5年ほど前からあるものらしく、今では朽ちてきていますが、毎年のようにイカの産卵場となっているそうです。
続いて別の漁礁に移動し、2つ目の産卵場を見てみると……そこには先ほど以上に大量の卵が! この産卵場は漁師さんが使わなくなったロープを再利用したもので、2カ月ほど前に設置したとのことです。
木の産卵場の代わりに設置したロープが大活躍!
これまでは大きな木を沈めた「イカシバ」と呼ばれる産卵場を作っていたといいますが、捕食者である小魚たちが集まってきてしまうのが難点だったのだとか。そこで、小魚が集まりにくい産卵場としてロープを使用してみたのだそうです。
上手くいくかは分からなかったといいますが、こうしてたくさんの卵が産み付けられて一安心。寄ってくる小魚の数も従来のイカシバと比べれば圧倒的に少ないようです。ちなみに、ロープに絡みついている緑のひものようなものは投稿者さんが設置した「ナガミル」という海藻で、これも産卵場に適した環境作りを担っているのかもしれません。
海藻を設置し、繁殖を目指します
産卵場をチェックし終えたら、もう一作業として「アントクメ」という昆布の仲間の海藻を漁礁に設置していきます。水深などの環境的にこの海域に適していそうな種で、うまくいけば来年には繁殖しているかもしれないといいます。
イカの卵は、このあと約3週間ほどで孵化する見込みとのこと。投稿者さんは「無事に小魚たちに食べられることなく巣立っていけるのか見守っていきたいと思います」と話していました。
「大成功じゃないですか」「おー! こんなに産むとは!!」と反響
この動画に対し、コメント欄では「おー! こんなに産むとは!!」「今回は過去1ですごかったです」「大成功じゃないですか」「揺れる卵、美しい〜~」「こんなに大量に産み付けられているとは! 見てるだけですが、感無量です」「産卵場が想像以上に成功してて見てるこちらもうれしくなりました」「このあとも上手くいってほしいです」「これからイカの子どもが旅立つのが楽しみ」などの声が寄せられました。
YouTubeチャンネル「スイチャンネル」ではこの他にも、海の生き物を観察する動画や、ウニ駆除や海藻の養殖など海の環境を守る活動の様子が公開中。公式サイトやX/Twitter(@suichan7)でも情報を発信しており、サブチャンネル「スイサン学部」(@suisangaku)も運営しています。また、著書『プロダイバーのウニ駆除クエスト 環境保全に取り組んでわかった海の面白い話』(KADOKAWA)が販売中です。
「スイチャンネル sui-channel」動画まとめ
動画提供:YouTubeチャンネル「スイチャンネル sui-channel」(@suichannel-umi)
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