回転寿司といえば、お店の中をお寿司がぐるぐる回るもの。ところが、東京には、お店そのものが走り回る回転寿司が登場しました。
その名も「SUSHI BUS(スシバス)」。2階建てバスの中で回転寿司を楽しめるという、なんともユニークな乗り物です。
2026年10月10日に運行を開始したこのバス。全長約12メートル、高さ約4メートルの車体には、巨大なマグロの寿司が描かれています。
気になるのは、その仕組み。1階には専用キッチンがあり、そこで握った寿司を車内のエレベーターで2階へ運びます。2階には回転寿司のレーンが設置されていて、乗客は東京の景色を眺めながら、約70分間、寿司を好きなだけ食べられます。価格は、1人1万6000円。
とはいえ、気になる点もあります。走っているバスで回転寿司なんて、カーブを曲がったり、急ブレーキをかけたりしたら、お寿司が飛んでいかないのでしょうか。
急ブレーキでも寿司が飛ばないワケ
実は、この問題を解決するために、100回以上ものテストが行われていました。
企画・運営するSUSHI BUSによると、開発当初は乗用車や貨物用バンを使い、ブレーキをかけた際に皿がどう動くのかを繰り返し観察したそうです。すると、皿は前後か左右に動くことが分かりました。
そこで思いついたのが、ペットボトルホルダーのような仕組みです。皿の底にぴったり合う透明なカップを用意し、回転寿司のレーンにネジで固定。皿が横に動かないようにしながら、上には持ち上げられる構造にしました。
同社は、この仕組みを次のように説明します。クリアケースが動かない→皿も動かない→寿司も動かない」。一見すると単純な仕組みですが、透明なカップもさまざまな種類を購入して検証。ようやく条件に合うものを見つけたといいます。
もちろん、皿の問題だけではありません。バスを提供するWILLER ACROSSも、車両の重量や通路の幅など、安全基準を満たしながら回転寿司の設備を組み込む設計に苦労したそうです。
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