友情、努力、ロストテクノロジー、そしてケーキ ミュージカル「ギャラクシーエンジェル」

「ギャラクシーエンジェル」(〜3月22日)のミュージカルがついに公演開始! というわけで、初日を観に行きました。

» 2005年03月17日 16時02分 公開
[加藤亘,ITmedia]

 TVアニメ、ゲーム、コミックと各メディアで展開している「ギャラクシーエンジェル」。それぞれの分野でファンを獲得している「ギャラクシーエンジェル」のミュージカルが、3月16日に初日を迎えた。初日の舞台の直前には最終通し稽古も行われ、その内容を記者をはじめとした関係者に公開された。

ミュージカルの幕が開くと勢ぞろいのエンジェル隊の面々。冒頭の紹介コーナーですっかりおなじみ

 ミュージカルは、基本設定をゲーム版に準拠し、ゲーム2作目「ギャラクシーエンジェル Moonlit Lovers」と3作目「ギャラクシーエンジェルEternal Lovers」の間のエピソードといった位置付け。基本的なノリはアニメと同じく、コメディ調に仕上げられているが、どの媒体とも違ったオリジナリティ溢れた誰でも楽しめる「ギャラクシーエンジェル」になっていた。

 生身のエンジェルたちであるミルフィーユ(富田麻帆さん)、蘭花(小出由華さん)、ミント(川口真理恵さん)、フォルテ(白川りささん)、ヴァニラ(明坂聡美さん)、ちとせ(中山恵里奈さん)が歌い踊るのが見られるというのも重要なところだが、さらに、シフォン(美郷あきさん)、ブルゴーニュ(風間水希さん)、ボルドー(鈴木真仁さん)、ロワール(高瀬郁子さん)などミュージカルオリジナルのキャラも大活躍するのも見逃せない。

 舞台のストーリーは、平和な宇宙でのんきしていたエンジェル隊――ミルフィーユは「銀河ケーキコンテスト」優勝を目指して盛り上がり、他の隊員はその副賞を目がくらんで一致団結! みんなでレシピ会議をしていると、謎の少女シフォンの小型艇と宇宙海賊エレボスが現れ、ロストテクノロジー「アワーズ」をめぐる争奪戦に巻きこまれていく。シフォンの正体とは? 宇宙海賊エレボスの悲願とは? そして「銀河ケーキコンテスト」の行方は……!?

 と書いてみたが、ミルフィーユによると「これって、そ〜んな真面目なお話なんですかー? 敵とか紋章機とか着ぐるみとかケーキとか出てきて、戦って・歌って・笑って・踊って・笑って・泣いて・また笑っちゃうお話しなんですよね」だそうだ。

 公演は昨日始まったばかりで、あまり書き過ぎると楽しみも半減してしまうので、とりあえずここまでの報告とする。なお、記者は公演を観ていてケーキがとても食べたくなり、終演後、仕事そっちのけで新宿のケーキ屋に走ったのは内緒である。

個性的なキャラクターぞろいのエンジェル隊なので、歌って踊るという、多少オーバーな表現のほうがミュージカルにピッタリとはまる
話の重要なキャラクターであるシフォン。ロストテクノロジーが、ストーリーに絡んでくるのは、アニメっぽいですハイ
舞台は、全般的にコメディタッチだが、終盤にはシリアスなシーンも。途中からずっと記者の頭にあった「ケーキ食べたい!」という思いも、引き込まれてしまい一瞬忘れてしまった
とはいえ、シリアスシーンを越えれば、最後はやっぱり明るくフィナーレ。敵も味方もみんなで歌って踊る
役名出演者
ミルフィーユ・桜葉富田 麻帆
蘭花・フランボワーズ小出 由華
ミント・ブラマンシュ川口 真理恵
フォルテ・シュトーレン白川 りさ
ヴァニラ・H明坂 聡美
烏丸ちとせ中山 恵里奈
ブルゴーニュ風間 水希
ボルドー鈴木 真仁
ロワール高瀬 郁子
シフォン美郷 あき
アイ山下 幸絵
レン藤井 美妃

ミュージカル「ギャラクシーエンジェル」公演概要
期間2005年3月16日(水)〜22日(火)
劇場紀伊國屋サザンシアター(新宿)
原作ブロッコリー
演出・作詞宇治川まさなり
音楽佐橋俊彦
脚本杉原研二
振付SATOMI THOMA
主催ブロッコリー
マーベラス音楽出版
読売広告社
ネルケプランニング
チケット料金前売/当日 ロイヤル席12000円 A席7000円 B席5000円
ロイヤル席には限定の記念品付き

 タイムテーブルなどは専用サイトで確認のこと。なお、本公演は3月22日まで上演されている。

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