連載
» 2005年06月28日 15時40分 公開

時代と戦え!「ジョイメカファイト」ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ!」(1/2 ページ)

ゲイムマンです。レトロゲーム記事に多くのおたよりやリクエストをいただき、ありがとうございます。今回取り上げるゲームは、ペンネーム・グミグミさんのリクエストで、ファミコンの対戦格闘ゲーム「ジョイメカファイト」(任天堂)です。

[ゲイムマン,ITmedia]

武道館と格闘技とテレビゲーム

 日本武道館にやってきた。

画像 晴れてて景色は良いけど暑い

 武道館とテレビゲームとのかかわりは、意外と深い。

 かつて、伝説のマンガ「ゲームセンターあらし」の舞台となったことがある。

 ゲームの腕以外に何のとりえもない少年・石野あらしが、さまざまな“ゲーム戦士”と対決するこのマンガは、昭和50年代中盤、コロコロコミックの人気連載だった。

 「月面宙返り」「炎のコマ」などの派手な必殺技で有名なマンガだが、戦いの舞台がむやみに壮大だったのも印象深い。

 のちに世界の危機を何度も救うことになるあらしにとって、日本武道館は小さなステージだったかもしれない。だが、「あらしVS小学校の担任の先生」というカードで、1万4千人入る武道館が満杯になるという描写は、十分に大きなスケールだといえよう。

 また1995年には、某ゲーム誌主催の「ゲームの殿堂」というイベントが、ここ武道館で開催されている。

 初日は現在の東京ゲームショウのような、各メーカーの新作が展示される催しで、2日目は有名アーティストが多数出演するライブイベントという構成だった。

 実は、初日のイベントの中で行なわれた「ゲーム王決定戦」に、私も出場したいと思い、担当者さんに直訴したことがある。

 しかし、有名人限定のゲーム大会だったため、当然ながら断られた。

 その担当者さんはまだこの業界にいらっしゃるので、こうして武道館を眺めていると、当時ご迷惑をおかけしたことを、謝りたい気持ちがふつふつと。

画像 「てっぺんに金色のスライムがいる」というネタもありがち

 このように武道館とゲームには深いかかわりがあるのだが、もっと武道館とかかわりが深いのが格闘技である。

 考えてみれば、もともと東京オリンピックの柔道会場として造られた建物だから、当然の話だが。

 「ゲームセンターあらし」に武道館が出てきたときにも、「アントニオ猪木や具志堅用高が死闘を演じたここ武道館」と説明されているが、私の印象に残っているのはもう少し後の時代で、ジャイアント馬場さんがご健在だった頃の全日本プロレスである。

 当時の全日本プロレスでは、シリーズを締めくくるビッグマッチといえば武道館であった。チャンピオンカーニバルや年末の最強タッグの決勝戦。そしてもちろん三冠ヘビー級選手権。

 そんな格闘技の殿堂で、対戦格闘ゲームブームに思いをはせる。

 1991年、ゲームセンターに登場した「ストリートファイターII」が火付け役となって、大きなキャラクターが1対1で戦う、対戦格闘ゲームがブームとなったのだ。

 「ストリートファイターII」は1992年、スーパーファミコンに移植。国内だけでも288万本を売り上げる大ヒットとなり、家庭用ゲーム機ユーザーにも、対戦格闘ゲームが浸透した。

 「ストリートファイターII」以降、「餓狼伝説」「ワールドヒーローズ」「バーチャファイター」「鉄拳」など、数多くの対戦格闘ゲームが発売された。「ジョイメカファイト」も、そうした格闘ゲームの1つだ。

 発売は1993年。機種は何と初代ファミコンである。

画像 最後のファミコンソフトが出たのは1994年。「ジョイメカファイト」が発売されたのはそのわずか1年前だ

 1993年といえば、スーパーファミコンの全盛期。しかも翌1994年には、プレイステーションやセガサターンなども発売される。3DO、PC-FXやジャガーも含めて、業界の興味は、スーパーファミコンのさらに上を行く“次世代ゲーム機”に移りつつあった。

 そんな時代のファミコンゲームなのだ。

 ファミコンの性能で、大きなキャラクターをスムーズに動かすのは難しい。そこでこのゲームでは、大胆な工夫を行なっている。

 キャラクターの腕や脚を省略し、頭・胴体・手・足先だけを表示させたのだ。

画像 写真で見るとわかりづらいかもしれないが、いざ動かしてみると、これがちゃんと手足として認識できるように動く。

8ビットの限界に挑戦! 素早い動きと必殺技の応酬

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

  1. /nl/articles/2110/20/news075.jpg 「シーンとなった球場に俺の歌声がして……」 上地雄輔、後輩・松坂大輔の引退試合で“まさかのサプライズ”に感激
  2. /nl/articles/2110/19/news191.jpg 【その視点はなかった】古参オタクがネタバレしないのは、優しさではなく単に「初見にしか出せない悲鳴」を聞くために生かしているだけなのでは説
  3. /nl/articles/2110/19/news190.jpg 亀田家の末っ子が「ずっとしたかった鼻整形」公表 「パパは了承すみ?」と父・史郎を気にかける声殺到
  4. /nl/articles/2110/20/news101.jpg 中尾明慶、“新しい家族”の誕生にもう「超カワイイ」 6万円超の赤ちゃんグッズ代にも満面の笑顔 「喜んでくれたらいい」
  5. /nl/articles/2110/20/news089.jpg 保田圭、転倒事故で“目元に大きな傷”を負う 「転んだ時に手をつけなかった」痛々しい姿に心配の声
  6. /nl/articles/2110/19/news043.jpg 「学校であったつらいこと」を市役所に相談したら対応してくれた――寝屋川市のいじめ対策が話題、監察課に話を聞いた
  7. /nl/articles/2110/20/news081.jpg 篠田麻里子、前田敦子とともに板野友美の出産祝い 赤ちゃん抱っこし「こんな小さかったっけ〜ってもう懐かしい」
  8. /nl/articles/2110/19/news188.jpg ポンと押すだけで転売対策できる“転売防止はんこ”登場 「転売防止に役立つハンコは作れませんか?」の声から商品化
  9. /nl/articles/2110/18/news113.jpg 「ちびちゃん自分で書いたの?」 賀来賢人、“HAPPY”全開なイラストへ反響「愛情かけて育てているのが伝わります」
  10. /nl/articles/2110/19/news139.jpg 梅宮アンナ、父・辰夫さんの“黒塗り看板”が1日で白塗りに 今後の対応は「弁護士を入れて双方話し合い」

先週の総合アクセスTOP10

  1. 葉月里緒奈、美人な元マネジャーと“再会2ショット” 「共演した俳優さん達は私ではなく彼女を口説いてました」
  2. docomo×進撃の巨人キャンペーンの商品「リヴァイ兵長フィギュア」が悲惨な出来だと話題に → 公式が謝罪「対応方法を検討しております」
  3. 有吉弘行、妻・夏目三久との“イラストショット”を公開 蛭子能収からのプレゼントに「下書きも消さずにうれしい!!」
  4. 「印象が全然違う!」「ほんとに同じ人なの!?」 会社の女性に勧められてヘアカットした男性のビフォーアフター動画に反響
  5. 梅宮アンナ、父・辰夫さんの看板が黒塗りされ悲しみ 敬意感じられない対応に「残酷で、余りにも酷い行為」
  6. 子猫が、生まれたての“人間の妹”と初対面して…… 見守るように寄り添う姿がキュン死するほどかわいい
  7. 工藤静香、バブルの香り漂う33年前の“イケイケショット” ファンからは「娘さんそっくり」「ココちゃん似てる」
  8. 板野友美、エコー写真とそっくりな娘の顔出しショットを公開 ぱっちり目の美形な姿に「こんな美人な赤ちゃん初めて見た」
  9. 後藤晴菜アナ、三竿健斗との2ショット写真で結婚を報告 フジ木村拓也アナ、鷲見玲奈アナからも祝福のコメント
  10. 「とりあえず1000個買います」 水嶋ヒロ、妻・絢香仕様の“白い恋人”に財布の紐が緩みまくる