連載
» 2006年02月23日 16時33分 公開

ヒルズに濃い地底ディグダグゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(3/4 ページ)

[ゲイムマン,ITmedia]

地底でディグダグをやったら雰囲気は出るのか?

 ポケファミとディグダグのファミコンソフトを持って大江戸線の六本木駅に戻り、そこでプレイしてみた。地底でディグダグをやってみたら、果たして地底っぽい雰囲気が味わえるかどうかの検証である。

 ……えーっとまず、方向キーが斜めに入って、ちょっとプレイしづらい。

 ポケファミの方向キーは、メガドライブのような円形のもの。普通のファミコンよりも慎重に操作しなくてはならない。

 それよりも何よりも、周りを歩く人の目が気になる。

 とにかく人が多いのだ。もちろん邪魔にならないような場所でやっているけれど、これだけにぎやかだと、“地底42メートル”という雰囲気が出てこない。もっと人の目を気にせずゲームができる、より地底っぽい地底まで、移動してみようと思う。

画像

 JR上越線の土合(どあい)駅である。

 この駅の下りホームは、地上から70.7メートルも潜った地点にあり、486段もの階段を上らなければ、外へは出られない。

 利用客が少ないので、エスカレーターもエレベーターも設置されていない。本当に自らの足で、486段を上らなくてはならないのだ。

 なんでこういう構造になったかというと、もともと単線だった上越線を、後から複線にしたから。

 新しくできた下り線は、長いトンネルで谷川岳の下を一気に貫いている。そのため、線路の長さは上り線よりはるかに短くなったものの、この土合駅では深いトンネルの中にホームを造らざるを得なかったのだ。

 落ち着いてゲームができそうな場所を探して、下りホームから階段を上ってみた。靴音と水の音が、トンネル内に大きくこだまする。

 200段までは快調に進んだが、それを過ぎたあたりから徐々にきつくなってきた。265段めにある、小さなベンチでひと休み。ここでディグダグをプレイしてみよう!

画像 薄暗いトンネル内だけど、ゲーム画面はよく見えた。次の電車は当分来ないので、しばらく誰にも邪魔されない

 意外とゲームがよく進む。人がいなくてゲームに専念できるからなのか、適度な涼しさが良かったのか。水音も集中力を増すのに効果的なのかもしれない。ポケファミでのプレイでは初めて、7面まで進んだ。得点は19400点。

 しかし、上も下も階段しか見えない地底の奥深く。長居してるとだんだん、なんとも説明のつかない不安感が襲ってきた。ここらで退散しよう。まだ221段もあるけれど。

画像 階段を上りきって、駅から外に出たらまた雪だった。結局今回も、雪から逃れることはできなかったか
画像 土合の駅っぽく掘ってみた。特に意味はない

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/1605/20/news111.jpg 絶対にプラスチックのカップで「焼きプリン」を作るという執念 森永「焼きプリン」の製法特許がすごいと話題
  2. /nl/articles/2312/09/news033.jpg 13年外につながれボロボロのおばあちゃんワンコを保護 人間を信じ始める姿に涙「今まで苦労した分以上の幸せな余生を送れますように」
  3. /nl/articles/2312/10/news011.jpg 犬同伴OKのビュッフェに柴犬と行ったら…… 全く別の楽しみ方をしてしまう姿に「かわいいいいい」「気持ちよさそう」
  4. /nl/articles/2312/10/news019.jpg 入院で2週間不在だったママを待ち続けた猫、再会の瞬間…… 涙を誘う喜びあふれる“お返事”に「深い絆に涙が」「嬉しさがひしひしと」
  5. /nl/articles/2312/10/news018.jpg 同居猫のおしりを嗅いで「テメェ屁こいたなぁ!!!!!??(怒)」と理不尽ギレする猫の姿に抱腹絶倒「夜中に爆笑させないで」「名作」
  6. /nl/articles/2312/10/news061.jpg 遠藤憲一、保護犬を家族に迎える 「保護時には栄養失調と足に怪我を」悲しい過去も、ウキウキお散歩ショットにほっこり
  7. /nl/articles/2312/08/news013.jpg 愛猫が息を引き取る直前「ありがとう、楽しかったよ」と声を掛けたら…… 家族みんなが久々に集った夜の奇跡に涙
  8. /nl/articles/2312/09/news081.jpg 短編ホラーゲーム「8番出口」で“開発者も知らない異変”が発生し笑いと恐怖 「マジでホラー」「本物の『怪異』だ」
  9. /nl/articles/2312/10/news033.jpg 捨てられて真っ黒だった元野良猫が、家猫になった今では…… 真っ白で幸せいっぱいの暮らしに「ほんときれいな美猫さんに」「胸が熱くなる」
  10. /nl/articles/2312/08/news180.jpg ミス東大の水着グラビアデビューに「東大まで行って」と失望の声 本人&現役グラドルも加わるネット論争に
先週の総合アクセスTOP10
  1. オール巨人、30年モノな“伝説の1台”に自負「ここまでキレイな車はない」 国産愛車の雄姿に称賛の声「気品がある」「凄くエレガント」
  2. 「明らかに写真と違う」 東京クリスマスマーケットのフードメニューが物議…… 購入者は落胆「悲しかった」
  3. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  4. 田中みな実、“共演した姉”の存在に反響「居るとは聞いていたけど」「激似やなぁ」 すらっとしたたたずまいに「品のあるお方」
  5. 藤本美貴、“全然かわいくない値段”のテスラにグレードアップ スマホ一つでの注文に「震えちゃ〜う!」
  6. マックで「プレーンなバーガーください」と頼んだら……? 出てきた“予想外の一品”に驚き「知らなかった」
  7. 伊藤沙莉、“激痩せ報道”の真相暴露→広瀬アリスの株が上がってしまう 「辱めったらない」告白に「アリスちゃん、ええ人や〜」
  8. 「あなたは日本人?」突然送られてきた不審なLINE、“まさかの撃退方法”に反響 「センス良い」「返しが秀逸」
  9. “鬼ダイエット”で激やせの「Perfume」あ〜ちゃん、念願の姿に「着れる日が来るなんて」と大喜び
  10. 900万再生のワンコに「電車で笑ってしまった」「つられてめちゃくちゃ笑っちゃうw」 “突然魔王になった犬”に腹を抱える人続出
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「酷すぎる」「不快」 SMAPを連想させるジャンバリ.TVのCMに賛否両論
  2. 会話できる子猫に飼い主が「飲み会行っていい?」と聞くと…… まさかの返しに大反響「ぜったい人間語分かってる」
  3. 実は2台持ち! 伊藤かずえ、シーマじゃない“もう一台の愛車”に驚きの声「知りませんでした」 1年点検時に本人「全然違う光景」
  4. 大好物のエビを見せたらイカが豹変! 姿を変えて興奮する姿に「怖い」「ポケモンかと思った」
  5. 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
  6. 西城秀樹さんの20歳長男、「デビュー直前」ショットが注目の的 “めちゃくちゃカッコいい”声と姿が「お父さんの若い頃そっくり」「秀樹が喋ってるみたい」
  7. “危険なもの”が体に巻き付いた野良猫、保護を試みると……? 思わずため息が出る結末に「助けようとしてくれてありがとう」【米】
  8. 「やばい電車で見てしまった」「おなか痛い、爆笑です」 カメがまさかの乗り物で猫を追いかける姿が予想外の面白さ
  9. おつまみの貝ひもを食べてたら…… まさかのお宝発見に「良いことありそう」「すごーい!」の声
  10. 「3カ月で1億円」の加藤紗里、オーナー務める銀座クラブの開店をお祝い “大蛇タトゥー”&金髪での着物姿に「極妻感が否めない」