スクウェア・エニックス、「FF XI アトルガンの秘宝」の最新情報を公開(1/2 ページ)

スクウェア・エニックスは、「ファイナルファンタジーXI プロマシアの呪縛」に続く拡張データ第3弾「アトルガンの秘宝」に関する最新データを公開した。マウラからアトルガンへの旅立ち、そしてエジワ蘿洞……。冒険は永遠に続く。

» 2006年02月24日 00時00分 公開
[ITmedia]

 「ファイナルファンタジーXI アトルガンの秘宝」については、すでに新ジョブ「青魔道士」、「コルセア」や新モンスターに関する情報と画像が、ファイナルファンタジーXI公式サイトの特設ページで公開されているが、2005年9月の情報公開時点では写真のみであったエリアが「エジワ蘿洞」であることなども、今回改めて明らかとなった。2005年の東京ゲームショウで告知なしに突然行われたアトルガンの秘宝の発表では、新ジョブ、新エリアさらに新たなストーリー展開がある、という非常に曖昧な話に過ぎなかったが、4月20日という近々の発売に向けて、ようやくそのベールを少しずつ脱ぎ始めたようである。


マウラからアトルガンへ、旅立ち

画像画像

 静かな港町だったマウラが、時ならぬ騒動に揺れている。発端はウィンダスのはるか東、アトルガン皇国より訪れた「傭兵キャラバン」なる奇妙な一団。彼らは聖皇の特許企業であることを喧伝しつつ、ウィンダスを手始めに、バストゥークやサンドリアにまで足を延ばして傭兵をかき集め、マウラから皇国の首都アルザビへ機船で送り届けようと画策しているのだ。保守的な大方の人々は、その強引なやり口に顔をしかめているが、刺激に飢えていたミスラ傭兵の中には賛同する者も多く、抗し切れなくなったマウラ総督府も入港許可に傾きつつあるようだ。

 果たして、傭兵を募る聖皇の真の目的とは?

 そして、アトルガンではいったい何が起きようとしているのか? 今、新たなる壮大な冒険の舞台が、そのベールを脱ごうとしている……。

獣人「キキルン(Qiqirn)」と「ナシュモ(Nashmau)」の街

画像画像画像

 アトルガン皇国西部の都市を中心に、人間と共生している小柄な獣人。性格は概して温厚で快活。喉の構造の違いによるものか共通語はたどたどしいが、存外目端が利き、信義を守るため、ギルドやショップで小間使いとして雇われていることも珍しくない。中には、鋭い嗅覚を活かして調香師として成功し、大富豪となった者もいるようだ。彼らの伝承によれば、先祖は北方で遊牧生活を営んでいたらしく、その名残だろうか、住まいを兼ねた羊車や革の衣服、金目のものを全身に着けて常に持ち歩く等、都市生活になじんだ今でも独自の文化や風習が見られる。

画像

 皇都を出港し、荒波の暗碧海を島伝いに北上すると、たどり着くアズーフ島。その濃霧に覆われた島にある唯一の町がナシュモである。かつては皇国海軍の補給基地として利用されていたが、疫病が流行した際に町ごと放棄されてしまい、今では人間に代わって住み着いた獣人キキルンが、港の一部を運営。アラパゴ諸島を訪れる漁師や流れ者相手に、細々と商いを営んでいる。町の東には「瘴霧の沼」と呼ばれる、底なしの泥濘地帯が広がる。

うっそうと茂る「エジワ蘿洞(Aydeewa Subterrane)」の背景が見えてくる

画像画像

 ワジャーム樹林の地下に広がる長大な洞窟。つる草を始め、羊歯や粘菌、緑藻など地下世界に適応した植物が洞内を覆い、地表とはまったく異なる独特の鮮やかな景観を作り上げている。またここは、ほとんどが海に没したとされる古代オルドゥーム文明の町があった場所として知られ、いたる所に石柱や祭壇等の遺址が残っている。しかし獣人が勢力を増し、皇国軍による保全が廃止された昨今は、キキルンやマムージャなどによる盗掘が後を絶たないようだ。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2410/03/news172.jpg 「驚愕の修理代」の金額明かす お見送り芸人しんいち、約2000万円の愛車が故障で「終わった」「お金がないです」
  2. /nl/articles/2410/04/news022.jpg カインズの「撒くだけで防草できる砂」本当かどうか検証してみたら…… 驚きの結果に「魔法のような砂、買いに行きます!」「これさえあれば」
  3. /nl/articles/2410/03/news184.jpg “超高額タワー”に1000万円分の祝花…… 一条響の“引退イベント”が規格外すぎて最後まで伝説だった 「最強最高のキャバ嬢!」
  4. /nl/articles/2410/01/news047.jpg プロ警鐘「エアコン、夏が終わったらコレやらないと……」が530万再生 水漏れや“内部のスライム化”を防ぐコツが目からウロコ
  5. /nl/articles/2410/03/news185.jpg 「これはすごい」「博物館レベル!!」 草なぎ剛、愛用する大量のお宝を公開 展示会に向け準備中「お楽しみに!」
  6. /nl/articles/2409/18/news105.jpg 「信じられない」 正体不明な“巨大な茂み”をカット → 現れた“まさかの正体”に456万回再生【海外】
  7. /nl/articles/2401/26/news015.jpg スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
  8. /nl/articles/2410/03/news186.jpg “日本では50台限定”のレア車 大倉士門、愛車でサーキットを走行 「うちの子が一番かっこいい」
  9. /nl/articles/2410/04/news020.jpg モンプチの箱に謎の切り取り線が…… かわいいサービスに大反響「どうやって使うのw」→販売元ネスレに聞いてみた
  10. /nl/articles/2410/02/news120.jpg 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ネットで大絶賛「ブラウニー」にカビ発生 業務スーパーに7万箱出荷…… 運営会社が謝罪
  2. 「全く動けません」清水良太郎がフェスで救急搬送 事故動画で原因が明らかに「独りパイルドライバー」「これは本当に危ない!!」
  3. トラックがあおり運転し車線をふさいで停車…… SNSで拡散の動画、運転手の所属会社が謝罪
  4. 「ヤヴァすぎる!!」黒木啓司、超高級外車の納車を報告 新車価格は5000万円超 2023年にはフェラーリを2台購入
  5. そうはならんやろ “ドクロの絵”を芸術的に描いたら…… “まさかのオチ”に「傑作」の声【海外】
  6. 「ウソだろ?」 ハードオフに3万円で売っていた“衝撃の商品”に思わず二度見 「ヤバいことになってる」
  7. 「結局こういう弁当が一番旨い」 夫が妻に作った弁当に「最強すぎる!」「絶対美味しいビジュアル」
  8. “メンバー全員の契約違反”をライブ後に発表 異例の脱退騒動背景を公式が釈明「繋がり行為などではなく」
  9. 「言われる感覚全く分からない」 宮崎麗果、“第5子抱いた服装”に非難飛び……夫・黒木啓司は「俺が言われてるのかな?」
  10. 大沢たかお、広大プールを独り泳ぐ“バキバキ姿”が絵になり過ぎ 盛り上がる筋肉の上半身に「50代とは思えない」「彫刻みたい」
先月の総合アクセスTOP10
  1. “緑の枝付きどんぐり”をうっかり持ち帰ると、ある日…… とんでもない目にあう前に注意「危ないところだった」
  2. 「しまむら」に行った58歳父→買ってきたTシャツが“まさかのデザイン”で3万いいね! 「同じ年だから気持ちわかる」「欲しい!」
  3. 友人に「100円でもいらない」と酷評されたビーズ作家、再会して言われたのは…… 批判を糧にした作品が「もはや芸術品」と490万再生
  4. 高校3年生で出会った2人が、15年後…… 世界中が感動した姿に「泣いてしまった」「幸せを分けてくださりありがとう」【タイ】
  5. 「ま、まじか!!」 68歳島田紳助、驚きの最新姿 上地雄輔が2ショット公開 「確実に若返ってる」とネット衝撃
  6. 荒れ放題の庭を、3年間ひたすら草刈りし続けたら…… 感動のビフォーアフターに「劇的に変わってる」「素晴らしい」
  7. 食べた桃の種を土に植え、4年育てたら…… 想像を超える成長→果実を大収穫する様子に「感動しました」「素晴らしい記録」
  8. 「天才!」 人気料理研究家による“目玉焼きの作り方”が目からウロコ 今すぐ試したいライフハックに「初めて知りました!」
  9. 「エグいもん売られてた」 ホビーオフに1万1000円で売られていた“まさかの商品”に「めちゃくちゃ欲しい」
  10. 義母「お米を送りました」→思わず二度見な“手紙”に11万いいね 「憧れる」「こういう大人になりたい」と感嘆の声