男子、齢十(よわいじゅう)にして戦地へ赴かんとすファンタジーアース体験入国奮闘記:渡る世界は敵や味方やモンスターばかり(その2)(3/3 ページ)

» 2006年03月13日 12時54分 公開
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ついに念願のレベル10に! しかし……

3月某日

 レベル7からの再開。ゴブリンが獲物になってきたので狩り場を探していたところ、ソルダッド遺跡の中央にいい感じのゴブリン湧き湧きポイントを発見する。ほどよく攻撃を避けつつピュッピュッピュッと弓を射るkirian。このころにはイーグルショット(より遠くまで矢を飛ばせる)、ポイズンショット(毒矢を撃つことができる)などの便利なスキルを習得しており、それらを効果的に織り交ぜながら楽しんでレベルアップすることができた。

ナイフでの近接攻撃で倒したほうが若干もらえる経験値が多いように感じた。後日検証してみようと思う

 ちなみになぜかずっと弓ばかりを使っていたのだが(おそらく筆者は弓扱いの挙動が気に入っているのだと思う)、レベル6から装備できるナイフを購入したことでナイフを試しに使ってみたところ、こちらもなかなか楽しい武器であった。ただ、弓よりも敵の攻撃をくらいやすくリスキーではある。時と場合によって中距離と近接を使い分けられる達人スカウトになりたいものだ。

 そんなこんなでゴブリンたちをひたすらに狩りまくっていたら、なりましたよレベル10に! 「よっしゃぁ。これでkirianは晴れて元服。他国との戦争に参加して華麗に活躍するのだーッ」と気合いを入れる筆者。「戦争はねーかー。泣く子はいねーかー」とナマハゲよろしくビクトリオン大陸をうろうろとのぞくも特に戦争なし。

 「そうか。ならば中央のエスセティア大陸に行けばどこかしらが戦争をやっているはずだ」とエスセティア大陸の大陸マップをチェック。さすがにあちらこちらでドンパチやっている。我がネツァワル王国も戦争中の地域が3つほどある。「きたきた、戦争きたー」とアドレナリンも高く、とにかく参加できるところに参加しよう! と臨んだが、どこも定員いっぱい。10数分大陸マップの画面で張ってみたが、やはりどうにも入れない。

常に参加不可状態だった。根気よく状況を見て待つしかないのかもしれない

 「うーむ。どうしたものか。ひとまずモンスターでも狩るか」とビクトリオン大陸に帰還。首都近郊のフィールドでゴブリンを狩っていると、時折左下のウィンドウに「○○○○で戦争開始。自国5人敵国8人、至急援軍求む」というようなメッセージが表示される。自国のプレーヤーの誰かからの緊急招集だ。「もちろん行きます!」と誰に言うでもなく、すかさずフィールドアウトして現地に赴くと、しかしそこでの戦争はすでに定員……。その後も何度か召集に応じたが、いずれも一足も二足も遅れをとってしまい参加できずじまい。筆者と同様に戦争に飢えているプレーヤーが大勢いるのだということを痛感したのだった。

レベル10現時点でのkirian。とりあえず最初の質素な印象からは脱却したようだ

kirian、いまだ未熟なり。修行の日々は続く……

かわいい姿で手強いハーピー。今後はこいつを倒すことが目標になりそうだ

 レベル10で装備できるベストの装備に身をつつみながら、どこの戦争にも参加できなかった戦争難民kirianは、たぎる戦闘の血をおさめるべく、首都から少し離れたセントウォーク高地に降り立った。今までよりも強いモンスターがいることは分かっている。そこでまた己を鍛えなおしたかった。と志も高く挑んだわけだが、結果はあえなく瞬殺。最初に遭遇したゴブリンたちが若干強かったので逃げつつ奥地に進んでいったら、ハーピーなるモンスターに遭遇。さらに1段階強いモンスターの登場になすすべもなかった。

 そんなこんなで新米兵士kirianのレベル10までの顛末、いかがだっただろうか。今プレイしている方はどこかでお会いしたらお気軽に声をかけてほしい。そして今プレイしようかどうか迷っている方がいれば、ぜひこちらの世界に来てほしい。敵としてでも味方としてでも大歓迎である。幻想の大地で一戦まじえようではありませんか。

 そんなわけで今回はあくまでも導入部のみをお伝えした。概要であったり、仕様については既報のとおりなので省いたが、本作の魅力はまだまだ伝えきれていない。なによりも戦争について言及していない。というわけで、次回はいよいよ戦争体験を報告したいと思う。ゆるゆると焦ることなく、歩を進めるのも冒険の醍醐味だろう。

ファンタジーアース ザ リング オブ ドミニオン
対応OSWindows 2000/XP
メーカースクウェア・エニックス
ジャンルMMOアクションRPG×ストラテジー
発売日2006年2月23日(木)
価格オープンプライス
(C)2005,2006 SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved.


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制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2006年4月30日