「合い言葉はBee!」へ至る道のり――「ツインビー」:ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(1/3 ページ)
ツインビーの雰囲気を味わうために、ベルがいっぱいあるテーマパークへ。そこは思っていた以上に、ツインビーの舞台、ドンブリ島っぽかった。わたしも昔ハマっていた、“ウインビー国民的アイドル化計画”の話も。
ベルがたくさんあって、ドンブリ島に似た風景の場所】
今回は、コナミの人気シューティングゲーム「ツインビー」を取り上げてみよう。
「ツインビー」の大きな特徴として、ベルの存在が挙げられる。
フィールド上に浮かぶ雲を撃つと、ベルが飛び出す。そのベルを撃つと色が変わる。ベルを取ると、取ったときの色によって、パワーアップの種類が決まるのだ。
やはりベルなくしてツインビーは語れない。ということで、ベルがいっぱい集まっている場所へ行って、ツインビーの世界を体験してみようと思った。
さてここはどこかというと……。
ハウステンボスである。
ハウステンボス場内には、ベルの博物館「カロヨンシンフォニカ」がある。
カロヨン(カリヨンとも)というのは、鐘をいくつか組み合わせてメロディーを演奏する仕組みのことで、教会の時計塔などに使われている。
ハウステンボスには高さ105メートルの塔「ドムトールン」をはじめ、数ヵ所にこのカロヨンがあり、毎正時になるとあちこちから鐘の音が聞こえてくる。
カロヨンシンフォニカの建物内にも、高さ9メートルのカロヨンタワーがあって、37個のベルがメロディーを奏でる。
チューリップ祭期間中は、キンデルダイクの風車の周りや、パレスハウステンボスの前庭などが、色とりどりのチューリップに包まれている。
今年はハウスからの植え替えだけではなく、地面に直接球根を植えて育てた花が多いのが特長。わたしが訪れたときはまだ咲いていなかったが、運河沿いや、パレスへ向かう参道では、地植えのチューリップが今ちょうど見頃だろう。
ところで風車といえば、「ツインビー」にも風車は出てきた。
海が近いという共通点もあるし、「ツインビー」の舞台であるドンブリ島の風景は、ハウステンボスに似ていると思う。
かわいいふりして意外と手ごわいゲーム
「ツインビー」は1985年、アーケードに登場した。ファミコンへの移植は翌1986年。
腕のついた戦闘機、ツインビー(2Pはウィンビー)を操作して、飛んでくる野菜や台所用品を撃つシューティングゲームだ。
ツインビーが撃てる弾は、空中弾と地上弾の2種類ある。だが、地上弾は手で放り投げて落とすので、敵の弾に当たって手が壊れると、地上弾が撃てなくなってしまう。
そのときに登場する、お助けキャラが、箱型の救急車。まっすぐ下りてくる救急車と合体することで、腕が復活し、また地上弾が撃てるようになるのだ。
前述のとおり、パワーアップはベルで行なう。
もともとの黄色い色で取ると得点が入る。逃さずに取ると点数はどんどん上がる。
ベルの色は、ベルに弾を撃つと変わっていく。5発で青(スピードアップ)、10発で白(ツイン砲)、15発で点滅(分身)、20発で赤(バリア)。
しかしこのパワーアップが曲者だった。いろんなサイトでいろんな方が書かれていることだが、とにかくベルを目当ての色に合わせるのが難しい。
5発当てると青くなるが、6発めを当ててしまうと、また黄色に戻ってしまうのだ。ベルに何発当たったかを数えながら弾を撃たないと、なかなかパワーアップできない。
序盤、ある程度敵を無視してでもベルを撃つのに専念して、バリアを取りにいくのがいいかもしれない。バリアを取れば、かなり余裕をもって、先の面まで進むことができる。
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