地獄に咲く花。物語の鍵を握る2人の女性の存在が明らかに――「DEAD RISING」(1/2 ページ)
ジャーナリストのフランクとなり、大量のゾンビが徘徊する街を生き抜くXbox 360用ソフト「DEAD RISING」。今回は物語の鍵を握るであろう2人の女性の存在や、時間の概念などの要素が明らかになった。
大量のゾンビが徘徊する街を舞台に、プレーヤーはジャーナリストであるフランクとなり、「助けのヘリが来るまでの72時間を生き延びる」、「スクープを入手する」などの目的をはたしていくXbox 360用ソフト「DEAD RISING」。
前回の記事では、本作の世界観や「鉄パイプ」から「ショットガン」まで、ゾンビに対抗するためのさまざまな武器を紹介したが、今回は物語の鍵を握るであろう2人の女性の存在や時間の概念などの要素が明らかになっているので、ひとつづつ紹介していく。まずは新キャラクターから。
Isabela(イザベラ)
モール内で混乱に巻き込まれ、気を失っているところをフランクに助けられるも、「この地獄を招いたのは、あなたたち自身なの! サンタ=カベザは、こんなものじゃなかった!」と差し出されたフランクの手を振りほどき、何処かへと走り去ってしまう。
呆然と立ち尽くすフランク。しかし彼女が残した言葉に、今回の事件の真相が隠されていると報道者の本能的に感じ取ったフランクは、彼女を捜すことにするのだが……。
褐色の肌に黒髪の美しい女性。秀麗な容姿に似合わず銃器を扱い、ゾンビ溢れるモール内をがむしゃらに突き進んでいく。事件の真実を知ると思われる彼女とは、幾度となく出会うことになるのだが、その様子から何者かを捜していることがうかがい知れる。彼女が時折見せる哀しげな表情。そんな折、モール内のスピーカーから聞き覚えのない若い男の声が淋しげに響き渡る。
「イザベラ、本当に…巻き込んですまなかった…。愛してる…イザベラ」
Jessie(ジェシー)
スクープを求めてゾンビであふれかえるモールに飛び込んだフランクだが、そこで彼は、怒涛のように押し寄せるゾンビと逃げ惑う人々による壮絶な混乱状態を目の当たりにする。混乱を抜け、空調室へとたどり着いたフランクは、この状況に似つかわしくないきっちりとスーツを着こなした女性と出会う。彼女の名はジェシー。
首から下げているカメラに興味を持った彼女に、カメラを差し出すフランク。無言でデジカメの液晶画面を見始めるジェシーの動きが、ある老人の写真で止まった。
「このじいさんが何か?」
「いえ、なんでもないわ・・・ありがとう」
明らかに何かを隠すジェシーから事件の詳細を聞き出そうとするフランクだが、「これ以上のことは話せません」と堅く拒絶されてしまう。ショッピングを楽しむためにモールに来たにしては不自然に用意されたノートPCやトランシーバー。さらにフランクを「民間人」と呼ぶ彼女は事件の真相を知る人物なのか。空調室の監視モニターを食い入るように見つめる彼女もまた、誰かを捜しているようだが、そのとき若い男性が銃を片手に老人を引きずっている映像がモニターに映った……。
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