世界中のサムス・アランたちへ――集え! Wi-Fiの旗のもとに「メトロイドプライムハンターズ」レビュー(2/4 ページ)

» 2006年06月20日 15時21分 公開
[仗桐安,ITmedia]

 歯応えのある謎解きが売りのメトロイドシリーズなわけだが、本作でもその要素は健在だ。孤独な宇宙空間で途中で何をしたらよいのか分からなくなり、詰まってしまうこともあるかもしれない。しかし必ずどこかにヒントがあるはず。ヒントを探すためには通常時(コンバットバイザー)とは異なるスキャンバイザーで周囲をスキャンしてみるといい。スキャンバイザーにするには下画面の中央下部にあるバイザーアイコンをタッチし続ける必要がある。なお、スキャンバイザー中はウェポンは使えないので要注意。スキャン対象カーソルが表示されたら、Lボタンを長押しして調査することができる。調査内容から状況打破の糸口が見つかることがあるので、積極的に利用したい機能だ。

困ったらスキャンバイザー! が基本プレイだ

 また、時にはモーフボールとなって通常状態では入れない狭い通路を通らなくてはならないこともある。初代「メトロイド」からお馴染みの「モーフボール」状態になるには下画面の右下にあるトランスフォームアイコンをタッチする。モーフボール時は視点が一人称から三人称(モーフボールを少し後ろから見ている状態)に切り替わる。場合によっては2D的な横スクロール表示になる通路や、奥行きのあるパイプをぐるりと移動する通路もあり、多彩な演出を楽しむことができるだろう。もちろんモーフボール時にファイアボタンを押して発動するボムも健在。自分のボムにあたってもダメージはくらわないうえに、爆発で少しだけジャンプできるので、うまく活用したい。

モーフボール時と通常時の切り替えは極めてスムーズ。くせになる操作感覚だ

バトルハンマーは、連射能力を持つマシンガンタイプのウェポンだ

 メトロイドといえば、新たな武器を得ることで行動範囲が広くなっていく、という成長の要素も欠かせない。本作でもそのあたりはしっかり踏襲されており、さまざまな武器がサムスをサポートしてくれる。初期段階ではパワービーム(無制限に発射可能、ボタン長押しでチャージ可能)、ミサイル(弾数に制限あり。攻撃力が高い)の2つしか選べないが、プレイが進行していくと、バトルハンマー、ジュディケイター、ボルトドライバーなどの強力なサブウェポンが手に入る。それぞれの弾で撃たないとロックを解除できないゲートが存在するので、ウェポンが増えるたびにサムスの行動範囲が広くなるわけだ。


エネルギーが少なければザコ敵に倒されることもよくある。常にエネルギーの補給を意識しよう

 その他にもエネルギータンクや最大弾数の増えるミサイルタンク、アモタンクなどを得ることでパワーアップしていくサムスなのだが、最終的に肝心なのは、やはりプレーヤーの腕前かもしれない。FPSとして、アクションとして、かなりやり応えのある内容になっており、要所要所で繰り広げられるボス戦では特にそのハードさを思い知らされる。敵の弱点や行動パターンが読めれば勝利は近いのだが、そこにいたるまでに時間がかかると何度も死ぬはめになるし、こうすれば倒せるとわかっているのにぃ! と思いながらも敵の圧倒的な攻撃力の前に死んでしまうこともしばしば。アクションが苦手な人は、心してかかってほしい。

 なお、今作のアドベンチャーモードでは3つのデータファイルを作成することが可能。それぞれのデータアイコンには達成率とオクトリスの取得率が表示されるので、自分が今どれだけ進んでいるかが分かって便利だ。

7人のハンターを操り勝利を目指せ――マルチプレイヤーモード

マルチカードプレイはモードが豊富で、激アツです!

 今作のタイトルに冠せられている「ハンターズ」という言葉の真髄を知るには、マルチプレイヤーモードによる対戦プレイの体験が必須だ。アドベンチャーモードではサムスしか操作できなかったが、対戦プレイではサムス以外のサイラックス、ウィーヴェル、トレース、カンデン、ノクサス、スパイアも操作可能。ただし最初から全員が使えるわけではないのでご注意。使えるハンターはアドベンチャーモードの進行度などによって増えていく。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2502/08/news015.jpg パパに抱っこされる娘、13年後の成人式に同じ場所とポーズで再現したら…… 「お父さん若返った?笑」「時止まってる」2人の姿に驚き
  2. /nl/articles/2502/09/news024.jpg 海釣り中、黒猫に「ちょっと来い」と呼び出された釣り人 → 付いて行くと…… 運命のような保護から2年、飼い主に話を聞いた
  3. /nl/articles/2502/06/news012.jpg 古いバスタオルをザクザク切って縫い付けると…… 目からウロコの再利用に「すてきなアイデア」【海外】
  4. /nl/articles/2502/08/news091.jpg 北海道の“雪のヤバさ”が伝わる写真に460万表示の反響 衝撃的な光景に「何かの冗談でしょ?」「見たことない景色」
  5. /nl/articles/2502/09/news006.jpg 1歳赤ちゃん、大好きなおばあちゃんがサプライズ登場すると…… 涙が出そうになる反応に「ひいいい!ヤバい」「最後しゃべってない?」
  6. /nl/articles/2502/09/news052.jpg 理容師に「53歳?」と聞かれた30代男性、思い切ってイメチェンしたら…… 「おじいちゃんからパパに」「めっちゃハンサム」と大好評の16万いいね
  7. /nl/articles/2502/09/news026.jpg スーパーで売れ残った瀕死のケガニを水槽に入れたら……翌日、まさかの展開 胸を打つ光景に「鳥肌立った」「泣きそう」
  8. /nl/articles/2502/09/news037.jpg 着陸する戦闘機を撮ったはずが…… タイミングが絶妙すぎる1枚に「一部の専門家には貴重な一枚」 投稿者に話を聞いた
  9. /nl/articles/2502/08/news018.jpg 92歳じいちゃんに、生後3カ月の赤ちゃん柴犬を会わせたら…… 家族みんな涙を流して大爆笑の展開に「どっちも可愛い」「いいなーww」
  10. /nl/articles/2502/09/news025.jpg 92歳おばあちゃん、朝食とその後をのぞくと…… 「すごすぎる」「度肝を抜かれました」日課に驚きの声
先週の総合アクセスTOP10
先月の総合アクセスTOP10
  1. ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
  2. 「配慮が足りない」 映画の入場特典で「おみくじ」配布→“大凶”も…… 指摘受け配給元謝罪「深くお詫び」
  3. 母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
  4. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 衝撃の光景が340万表示 飼い主にその後を聞いた
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  9. 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
  10. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議