ドラゴンと人間とが共存した世界での悲劇を描く――「LAIR(仮)」
映像のみが公開されていたフライトアクションアドベンチャー「LAIR(仮)」は、6軸検出システムを活用し、地上と大空を立体的に攻略する骨太なタイトルとなるようだ。
今年5月に北米ロサンゼルスで開催されたE3 2006に先駆けて行われたソニー・ コンピュータエンタテインメント・アメリカ(SCEA)主催での「SCEAプレスカンファレンス」において、プレイステーション 3で展開するいくつかのタイトル映像が上映された。
その中に本作「LAIR(仮)」があった。大空を翔るドラゴンとそれに騎乗する戦士との立体的な戦いの様子は、PS3の描画能力と演算能力をこれでもかと使おうとしている開発者の強い“意思”が見て取れた。
映像ではいく体ものドラゴンが空を交差し、炎を繰り出す。その炎に身を焼き堕ちるドラゴンもいれば、ひらりと交わし迎撃の態勢を整えるものもいた。おもむろにドラゴンの背に騎乗する戦士が宙を舞う。下方に位置したドラゴンへ向けて飛び乗り、急所から敵を殲滅……。バランスを失うドラゴンの背から再び飛んだかと思うと、自分のドラゴンへと戻っていった。
ドラゴンと人間が共存する世界――厄災に見舞われた大地、終わることにない争い、いくつもの企み、そして裏切り……。2つの大陸の狭間で運命に翻弄され続ける男は、平和を願うことさえ虚しい世界の中心でドラゴンを駆り、地上で、そして大空で死闘を繰り広げることになる。
どう猛なドラゴンを手なずけ、その翼で大空を駆け、繰り出す炎で大地を焦がす。戦場は地上や空中と目まぐるしく変化するようだ。6軸検出システムへの対応により、直感的な操作で爽快な戦闘を実現するとしているが、映像にあったような立体的に交差するドラゴン同士の戦いや、ドラゴンの背から背へと飛び移るというトリッキーな戦闘が実際可能かどうかはまだ判明していない。映像ではプレーヤーとなるキャラクターがいくつかの武器を使用しているシーンも見られたが……はたして?
9月22日〜24日、千葉県・幕張メッセで開催される東京ゲームショウ2006のSCEJブースにおいて、「LAIR」はプレイアブル出展されることが発表されている。いまだに映像だけの公開だった本作のゲーム性が、あと少しで明かされる。
「LAIR(仮)」 | |
対応機種 | プレイステーション 3 |
メーカー | ソニー・コンピュータエンタテインメント |
ジャンル | フライトアクションアドベンチャー |
発売予定日 | 未定 |
価格 | 未定 |
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