MS、フライト シミュレータ最新版をTGS2006で初公開東京ゲームショウ2006

Xbox 360用タイトル「ブルードラゴン」「ロストオデッセイ」のデモ機がずらりと並び、比較的空いているビジネスデイだと言うのに、順番待ちの行列が絶えないマイクロソフトのブース。その片隅では同社のフライトシュミレータ第10作目にあたる最新作「Microsoft Flight Simulator X」および、RTS「Microsoft Age of Empires III:The Warchiefs」が公開されていた。

» 2006年09月23日 04時08分 公開
[麻生ちはや,ITmedia]

往年のファンも初心者も楽しめる、新しいフライトシム

画像

 ファンにとっては既に説明不要のフライシミュレータシリーズ。10本目となる今回は、従来からのファンに満足してもらうために、さらなるリアル志向を追求。また、これからフライトシムに親しんで欲しいビギナー向けには、飽きずに長い期間楽しめる工夫として、新たに「ミッションモード」が追加されている。

 フライトシム好きなユーザーのために本作では、プレイ中に飛び交うパイロットと管制官の会話に、日本人の元管制官や元パイロットを声優として起用しているのが、大きなポイントだ。「それのどこがリアル志向の追及?」と思われそうだが、日本人のパイロット・管制官が話すネイティブスピーカーとは違う、いわゆるジャパニーズイングリッシュな発音や、独特の管制官との会話の間(電車における車内アナウンスに似ている)を再現することが、ファンにはたまらない魅力なのである。

 一方でフライトシムをもっと知って楽しんでほしい、ビギナー向けとしてチュートリアルを含む、全50種類の「ミッション」を実装。景色や飛行機の計器類といった細部のリアルさにこだわるのではなく、フライトそのものに目的を持たせることで、飽きない工夫がなされているのだ。ミッションの内容は、災害現場への物資運搬など複数用意されており、中には東京都内がミッションの目的地で、普段自分が知っている風景を上空から眺めることができるのだ。

画像画像

画像 ちょっと見づらい画像ではあるが、判別可能な範囲でどんな機体があるのかチェックして、楽しんで欲しい

 また、従来のフライトシムシリーズは、初期状態で操縦できる飛行機の種類は10種以下と大変少なく、あとはユーザーが自分でMODなどを導入しなければならなかった。今回は最初から24種の機体が用意されており、水陸両用や雪上用の飛行機も含まれている。

 気になる価格・発売時期共に未定。ただし発売に関しては「WindowsVista完全対応版ということを考えていただければ……」ということなので、ファンは首をそれほどなが〜くしなくてもすみそうだ。

先住民族でのプレイが可能に、AOEIII拡張パック「Age of Empires III: The WarChiefs」

画像

 RTS「Age of Empires III 」(以下、AoEIII)の最新拡張パックもプレイアブルな日本語版が展示されていた(わずか2台だが)。The WarChiefsはそれまで8つしか文明が存在せず、ゲーム内に登場する先住民族は中立的な存在でこれをいかに、自分の国に取り込んでいくか、1つの戦略となっていた。しかし今後はとある前提条件さえ満たせば、プレイヤー自ら「イリコイ」、「スー」、「アステカ」といった先住民族でのプレイが可能となる。

 その他にもレベルの概念の導入、全くのランダムで決定される特殊ユニット=傭兵を雇用できる酒場、ダンスを周囲で踊ることでボーナス効果を得られる建築物「ファイアピット」などが追加されている。

 また、勝利条件の1つとして交易場の独占も新たに登場。これはマップ内に最初から指定されている「交易場」を全ておさえれば、その他の条件が負けていても一瞬で勝利が確定する。基本的にAOEは文明を素早く発展させ、近隣諸国を滅ぼすという戦い方が強いが、この勝利条件であれば戦争が苦手……というユーザーでもチャレンジできるはず。

画像
画像

 大変残念なことにAoEIIIも、正式な発売日程は不明。できれば実際にTGS2006の会場に足を運び、開発の進行具合などをその目で確かめて欲しい。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
先週の総合アクセスTOP10
  1. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  2. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  3. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  4. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  5. 田代まさしの息子・タツヤ、母の逝去を報告 「あんなに悲しむ父親の姿を見たのは初めて」
  6. 「遺体の写真晒すのはさすがに」「不愉快」 坂間叶夢さんの葬儀に際して“不適切”写真を投稿で物議
  7. 大友康平、伊集院静さんの“お別れ会”で「“平服でお越しください”とあったので……」 服装が浮きまくる事態に
  8. 妊娠中に捨てられていた大型犬を保護 救われた尊い命に安堵と憤りの声「絶対に許せません」「親子ともに助かって良かった」
  9. 極寒トイレが100均アイテムで“裸足で歩ける暖かさ”に 今すぐマネできるDIYに「これは盲点」「簡単に掃除が出来る」
  10. 「奥さん目をしっかり見て挨拶してる」「品を感じる」 大谷翔平&真美子さんのオフ写真集、球団関係者が公開
先月の総合アクセスTOP10
  1. 釣れたキジハタを1年飼ってみると…… 飼い主も驚きの姿に「もはや、魚じゃない」「もう家族やね」と反響
  2. パーカーをガバッとまくり上げて…… 女性インフルエンサー、台湾でボディーライン晒す 上半身露出で物議 「羞恥心どこに置いてきたん?」
  3. “TikTokはエロの宝庫だ” 女性インフルエンサー、水着姿晒した雑誌表紙に苦言 「なんですか? これ?」
  4. 1歳妹を溺愛する18歳兄、しかし妹のひと言に表情が一変「ちがうなぁ!?」 ママも笑っちゃうオチに「かわいいし天才笑」「何度も見ちゃう」
  5. 8歳兄が0歳赤ちゃんを寝かしつけ→2年後の現在は…… 尊く涙が出そうな光景に「可愛すぎる兄妹」「本当に優しい」
  6. 1人遊びに夢中な0歳赤ちゃん、ママの視線に気付いた瞬間…… 100点満点のリアクションにキュン「かわいすぎて鼻血出そう!」
  7. 67歳マダムの「ユニクロ・緑のヒートテック重ね着術」に「色の合わせ方が神すぎる」と称賛 センス抜群の着こなしが参考になる
  8. “双子モデル”りんか&あんな、成長した姿に驚きの声 近影に「こんなにおっきくなって」「ちょっと見ないうちに」
  9. 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほど様変わりした光景が379万表示「そこだけボッ!ってw」
  10. 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」