カセキを掘ったり、お菓子を作ったり、眠れない日々が続いたり――シンオウ地方は新しい発見がいっぱい「ポケットモンスター ダイヤモンド・パール」レビュー その2(2/4 ページ)

» 2006年10月24日 15時00分 公開
[仗桐安,ITmedia]

つよさも大事だけど、かわいさもね――きのみ、ポフィン、そしてポケモンコンテスト

画像画像 「きのみ」を見つけたら、まめに回収してまめに植えよう。ポケッチの「きのみサーチャー」があれば、効率よく回収できるだろう

 「ポケットモンスター ルビー・サファイア・エメラルド」に登場した要素ではあるのだが、本作でも「きのみ」は健在だ。物語の流れに沿えば、ソノオタウンで初めてお目見えする、さまざまな「きのみ」たち。その後のフィールド上には、いたるところに「ふかふかのつち」があり、「きのみ」を植えて育てることが可能。ソノオタウンでもらえる「コダックじょうろ」を使えば、「きのみ」の成長を促進させることができるし、ヨスガシティ西の民家で買うことができる「こやし」を使えば、「ふかふかのつち」を、「きのみ」がより育ちやすい状態にすることもできる。

 特定の「きのみ」をポケモンに持たせたり、ポケモンに使ったりすることでHPを回復したり状態異常を回復できる、というのも前作同様だ。しかし、そういった効力のない「きのみ」も数多く存在する。それらの「きのみ」はソノオタウンの「フラワーショップいろとりどり」でアクセサリーと交換することができる。また、ヨスガシティでは、きのみを材料にしてポケモンの大好きな食べ物「ポフィン」を作ることもできるのだ。

 「ポフィン」というのは、前作における「ポロック」のようなもので、ポケモンの「かっこよさ」、「うつくしさ」、「かわいさ」、「かしこさ」、「たくましさ」を競い合うポケモンコンテストで勝ち進むために、ポケモンの「みりょく」を上昇させる食べ物だ。前作の「ポロック」は「きのみブレンダー」で「きのみ」をブレンドすることで得られたが、本作の「ポフィン」はタッチペンを使って、なべをかきまぜるタッチペンアクションをこなさなくてはならない。

画像画像画像画像 タッチペンで「ポフィン」作り! 最初は焦って失敗しがちだ

 「ポフィン」は、ヨスガシティの「ポフィン りょうりハウス」で作ることができる。どの「きのみ」を使うかを選択したら、いよいよ「ポフィン」づくり開始だ。下画面を指示された通りにくるくる回して、早すぎず遅すぎない速度をキープし続けよう。遅すぎるとこげてしまい、早すぎるとこぼれてしまう。ただし、後半になって「ポフィン」の生地にほんのり色がついてきたら、かなり早く回しても大丈夫なので、一気に仕上げよう。効率よく回して、うまく早くできれば、よりレベルの高い「ポフィン」ができあがる。

画像 1つの「ポフィン」ができるまでは40秒から1分くらいかかる。根気よく手際よく作ろう

 ポフィンの味は「あまい」、「からい」など複数存在し、これは「かっこよさ」などの各要素と関係してくる。また、ポケモンによって好みの味も違うので、どのポケモンのどの要素を上昇させたいのか、どのポケモンがどの味を好むのか、というのを考えながら、ポフィンを食べさせる必要がある。突き詰めていけばなかなか大変な作業だが、考えれば考えただけ結果に反映されるので、ハマれば楽しいはずだ。

 さて。そんなポフィンで磨きをかけたポケモンを「ポケモンコンテスト」に出場させてみよう。ポケモンコンテスト会場があるのも、ヨスガシティだ。コンテストは「かっこよさ」、「うつくしさ」、「かわいさ」、「かしこさ」、「たくましさ」のそれぞれに対して「ノーマルランク」「グレートランク」「ウルトラランク」「マスターランク」の4段階があり、ノーマルランクで優勝したポケモンのみが、同じジャンルの「グレートランク」に参加できる、という流れになっている。たとえば「かわいさ」で「マスターランク」まで行きたいのなら、他の要素は無視して「かわいさ」だけを上昇させるようにポフィンを食べさせるという作戦も有効だ。


画像画像画像 ここが今回のコンテスト会場。ポケモン見たさに集まった観客たちを魅了しよう

 前作のポケモンコンテストでは見た目が評価される1次審査と、わざが評価される2次審査のみだったが、本作では全体的に内容充実、ボリュームアップしていて、3次審査まで設けられている。

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