カセキを掘ったり、お菓子を作ったり、眠れない日々が続いたり――シンオウ地方は新しい発見がいっぱい:「ポケットモンスター ダイヤモンド・パール」レビュー その2(4/4 ページ)
魅惑のポケッチアプリをちょこっとご紹介
レビュー第1弾でも触れたが、本作には前作のポケナビに相当する便利アイテム「ポケモンウォッチ」(通称ポケッチ)が登場する。メインの上画面に対して、かゆいところに手が届いたサブ画面として下画面を活用できる便利な機能が満載だ。その幾つかをご紹介することでポケッチの魅力の一端をお伝えできれば、と思う。
ダウジングマシン
従来のダウジングマシンと比べて、かなり高性能! 怪しいと思ったところで下画面をタッチすれば、タッチしたところに相当する上画面にどうぐがあるかどうかが、たちどころに分かるというスグレモノだ。特に洞窟などではいわを調べるとアイテムが手に入るケースが多い。すべてのいわをいちいち調べなくても、ダウジングマシンで一発解決だ。
きのみサーチャー
前作でもいたるところに植えることができたきのみだが、どこに植えたのか、どこにふかふかのつちがあったか、忘れてしまってほったらかしにした…という経験はないだろうか。そんな経験ともこれでオサラバ。きのみが成ったら表示されるので、無駄足も防げるナイスなアプリだ。
ほすうカウンター
単純に歩数をカウントできるというアプリ。真ん中のCを押したら歩数がゼロに戻る。「何の意味があるのか…」と思った人もいるかもしれないが、むしよけスプレーの残りを確認したりとか、自分で工夫すれば、使い道はいろいろあるんではなかろうか……。
ポケモンのステータス表示
やはりこれが基本だろう。体力と持ち物の有無が常に確認できるというだけで、不思議な安心感があるのはなぜだろうか。モノクロで描かれた各ポケモンもなかなか味わいがあってほほえましい。
このほかにもトータル20種類ほどのアプリが存在し、とても便利なものから「これってどう使えばいいんだろか……」とちょっと持て余すものまで、実にバラエティーに富んでいる。旅のお供としてなくてはならないポケッチをうまく活用して、シンオウ地方での冒険を乗り切ろう。
まだまだあります、魅惑の新要素。まだまだ続きます、ポケモンとめぐる旅
前述した各要素のほかにも、もちろん本作ならではの新要素はある。「あまいミツ」を木に塗ってポケモンを誘う、というのもそのひとつだ。ソノオタウンで初めて手に入る「あまいミツ」は、各地に点在する「あまいかおりのする木」に塗ることができる。「あまいミツ」を木に塗ったあと、およそ半日ほど経過してから木を調べてみると、ポケモンが出てくることがあるのだ。木から登場するポケモンはめずらしいものが多いので、あまいかおりのする木を見たら積極的に「あまいミツ」を塗ってみよう。
新要素といえば忘れてはならないのがゲームボーイアドバンス版「ポケットモンスター」シリーズである「ルビー・サファイア・エメラルド・ファイアレッド・リーフグリーン」からのポケモンの移動だ。マニュアルにも書かれているように、これを実現するためには「シンオウずかん」を完成させて「ぜんこくずかん」を手に入れなくてはならない。プレイしてすぐに、というわけではないが、今まで大事に育ててきたカントー地方やホウエン地方のポケモンが、最新の「ダイヤモンド・パール」で活躍できる、というのはファンならたまらないはずだ。ただし、一度連れてきたポケモンをゲームボーイアドバンス版のほうに戻すことはできないので、連れていくポケモンは慎重に選ぼう。
以上、前作までと比較して本作で特に気になった新要素を中心に言及させていただいた。前回のレビュー時は30時間プレイした状態でのものだったが、現在の筆者のプレイ時間は「ポケットモンスター パール」が70時間超、「ポケットモンスター ダイヤモンド」が50時間超という状況だ。別に長くプレイしたからどうだ、と自慢しているわけではなく、言いたいことは“それでもまだ飽きていない”ということだ。
ぶっちゃけてしまうと、先に述べた「ぜんこくずかん」を埋めるべく日夜あれこれやっている段階なのだが、とにかく本作のやり込み要素の半端ではない多さと深さには頭が下がる。このままひと冬越せてしまいそうなくらいだ。コトブキシティのGTS(グローバルトレードステーション)にも大変お世話になっており、よくニンテンドーWi-Fiコネクションにつなげては、どこかの誰かとポケモン交換をしているのだが、検索をかけるとたいていのポケモンはどこかで誰かが預けているというのが分かる。実数は分からないのだが、Wi-Fiで交換している人たちは相当なものではないだろうか。ニンテンドーWi-Fiコネクションもすっかり定着したのだなと思うと同時に「全国のトレーナーたちが毎日ポケモンをプレイしているんだな」というつながりも感じることができて、それがモチベーションにもつながっていたりするのである。
レビュー第1弾の冒頭に“モンスター”級のタイトルだという表現をしたが、最近になってつくづくそれを実感したりしている筆者がいる。12月14日には任天堂の新ハードWiiで「ポケモンバトルレボリューション」なるものが発売されるそうで、本作で育てたポケモンでバトルできるのだというのを聞いた。何ともうれしい悲鳴が出そうなニュースではないか。まだまだポケモンで眠れない日々は続きそうである。
(C)1995-2006 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
ポケットモンスター・ポケモン・Pokemonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
関連記事
- 「ポケットモンスター ダイヤモンド・パール」レビュー:あらゆる面で“進化”したポケモンの世界は、宝石のようにキラキラとまぶしい
ついに「ポケットモンスター ダイヤモンド・パール」が発売された。初代「ポケットモンスター」の登場から今年でちょうど10年。ニンテンドーDSというユニークなハードで発売された最新ポケモンは、10年の歳月を経て、いかなる進化をとげたのだろうか。 - 湖に眠る神と呼ばれる伝説のポケモン登場――「ポケットモンスター ダイヤモンド・パール」
9月28日に発売された「ポケットモンスター ダイヤモンド・パール」。あなたはどこまで冒険が進んだだろうか? 今回は伝説のポケモンをはじめとする新ポケモンと、冒険の中盤についてご紹介しよう。 - 「ダイヤモンド・パール」のポケモンたちと起こす、バトルの革命――「ポケモンバトルレボリューション」
Wii対応ソフト「ポケモンバトルレボリューション」は、ニンテンドーDS「ポケットモンスター ダイヤモンド・パール」と連動する初のタイトル。育てたポケモンでバトルしよう!
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
-
大谷翔平、インスタ最新投稿で活躍シーンのハイライト公開 一瞬映る“妻・真美子さんと母・加代子さんの笑顔満開ハイタッチ”に注目
-
まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
-
ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
-
「ディズニーのそういう所だよ」 1歳息子、初ディズニーで言われた“まさかの一言”は…… キャストの愛ある“神対応”が656万表示
-
「ちょっと怖い!!」 ミニトマト“1粒”を土に埋めて1カ月育てたら…… → “予想外の光景”に驚がく 「そうなるとは」
-
「とんだ裏切りwww」 整骨院が休業→店舗の張り紙を見たら…… “まさかの理由”にツッコミ殺到 「これは仕方ない」
-
「2度とライブ来るな」とファン激怒 星街すいせい、“コンサート演出の紙吹雪”が「3万円で売買されてる」 高値転売が物議
-
330円で買ったジャンクのファミコンをよく見ると……!? まさかのレアものにゲームファン興奮「押すと戻らないやつだ」
-
大量のハギレを正方形にカット→つなげていくと…… “ちょっとした工夫”で便利アイテムに大変身! 「どんな小さな布も生き返る」
- アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
- 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」
- イモト、突然「今日まさかの納車です」と“圧倒的人気車”を購入 こだわりのオプションも披露し光岡自動車からの乗り換えを明かす
- 「この動画お蔵かも」 親子デートの辻希美、“食事中のマナー”に集中砲火で猛省……16歳長女が説教「自分がやられたらどう思うか」
- 老けて見える25歳男性を評判の理容師がカットしたら…… 別人級の変身と若返りが3700万再生「ベストオブベストの変貌」「めちゃハンサム」【米】
- 「ガチでレア品」 祖父が所持するSuica、ペンギンの向きをよく見ると……? 懐かしくて貴重な1枚に「すげえええ」「鉄道好きなら超欲しい」と興奮の声
- 「デコピンの写真ください」→ドジャースが無言の“神対応” 「真美子さんに抱っこされてる」「かわいすぎ」
- 「天才」 グレーとホワイトの毛糸をひたすら編んでいくと…… でっかいあのキャラクター完成に「すごい」「編み図をシェアして」【海外】
- 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
- 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
- フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
- 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
- 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
- ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
- 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
- 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた