「RO」はどう進化したのか――大きな謎と怖いモンスターが潜む「ラヘル」に潜入してきました「ラグナロクオンライン」新アップデート先行体験リポート(2/2 ページ)

» 2007年06月25日 00時00分 公開
[網野三平,ITmedia]
前のページへ 1|2       

恐怖、野性の王国!

 続いて、気になる新モンスターとバトルすべく、街の外に出発。今回実装されるフィールドは、対象レベル50〜60となっている。ラヘルの右から出て、その上のマップへ進む。このマップで会えたのは、ポリン系モンスターのスタポと植物系モンスターのドロセラ。スタポは、岩のような見た目どおり非常にDEF(守備力)が高いが、反対にMDEF(魔法防御力)は低め。マジシャンなどの魔法を使う職業には、格好の獲物になりそうだ。

画像 スタポの数は多いので、取り合いになることはなさそう
画像 遠隔攻撃を仕掛けてくるドロセラ。遠隔攻撃を無効にするニューマがあれば、おいしい獲物になるかも

 その上のマップへ行くと、今度は動物系モンスターのロウィーンとガリオンが登場する。両方共にアクティブモンスターで、かつ個体数も多いので、やや危険なフィールドと言える。ロウィーンとガリオンは、足が速いというわけではないので、速度増加スキルを使って逃げ切ることもできる。速度増加スキルがない場合は、動き回らずに戦うほうがよい。

画像 ハイエナをイメージさせるロウィーン。見た目と声もかわいいので、犬好きのプレーヤーに人気が出そうなモンスターだ
画像 ロウィーンの親玉的存在のガリオン。ソニックブローを使ってくる

 ラヘルで実装されるMVPモンスター(いわゆるボス)は複数いるが、そのうちの1体がアトロス。ちょっと見てみましょうか、と軽い気持ちで見に行ったのだが、突然でっかいモンスターに襲われ、即逃げ出す筆者。この、殴りかかってきたヤツこそ、お目当てのアトロスだったのだ。怖ェ〜!

 「逃げたら取材にならないですよ」とスタッフの方々に笑われてしまったが、画面がものの数秒でダメージの数値で真っ赤に染まれば、そりゃ誰でも逃げるっちゅーの! ってよく見たら、アトロスだけでなく、取り巻きのガリオンまでいました。コレが原因か!

 というわけで、心の準備をして再度アトロスに挑戦。凶悪なスキルを使ってくるわけではないが、物理攻撃そのものがとても強烈。充実した装備を着けた高レベルのロードナイトでも、ガシガシHPを減らされてしまった。さらに、アトロスはある程度HPが減ると、ASPD(攻撃速度)が急激にアップする。体感だと、アサシンのASPDに近いような気がする。アトロスは爆発的な攻撃力を持っているので、自身のDEFを高める金剛スキルを持つモンクでないと、攻撃を受けきれないかもしれない。バトルの結果は、まあ、お察し下さい……。

 これまでのMVPモンスターは、1つのエリアだけに1体だけ出現したが、アトロスは複数のマップに合計3体が出現する。遭遇する可能性は、ほかのMVPモンスターよりも高そうだ

画像 巨大ナタを振り回すアトロス。ラヘルに住まう動物系モンスターの頂点に立つ親玉だ
画像 甚大なダメージを受けてブチギレモードに突入するアトロス。20000近いロードナイトのHPがあっという間になくなってしまった

画像 マスキプラーは、植物系モンスターでありながら歯を持っている。近づくとその歯を鳴らしているのだろうか?“カラカラ”という音が聞こえるので、見つけやすい

 次は、新ダンジョンである氷の洞窟を目指すことに。冷気のためか、洞窟の周囲はラヘル周辺に比べて緑が多いようだ。水場と草木が豊富で、出現するモンスターも植物系モンスターが多い。洞窟周辺マップに登場する新モンスターのマスキプラーも植物系モンスターだ。すでに実装されているフィールドにもいるジオグラファーもいる。

 氷の洞窟はフロアが01〜03まであり、それぞれで適正レベルが変わるようだ。フロア01はレベル40前後、フロア02はレベル60前後、フロア03はレベル80代以降の少人数パーティーが対象とのこと。洞窟内部は細い通路となっているので、テレポートスキルを使って狩りをするよりも、移動しながら狩りをしたほうが効率がよさそうだ。

 洞窟に登場するモンスターは、シロマやスノウアーのような雪男風のヤツ、アイスタイタンやゲイズティといった、まさに氷の塊といったモンスターなどが登場する。水属性のモンスターばかりなので、水属性モンスターに大ダメージを与えられる風属性武器や、敵の水属性攻撃のダメージを減らす水属性防具など特化装備を持っていくとよいだろう。

画像 洞窟内のあちこちに、氷柱の地形トラップがある。氷柱に当たるとダメージを受けるので、要注意。地面に黒丸がある場所が目印なので、近づかないようにしよう
画像 かわいらしい風貌のシロマ。ノンアクティブなので、こちらから攻撃さえしなければ襲ってこない。倒したときの断末魔の声が切ない……
画像 ゴーレムのように大きな体のスノウアー。フロア02に多数生息している。Hit(命中率)が低いので、Agi(回避力)の高いキャラクターの格好の獲物となりそう

画像 フロア02から登場するアイスタイタン。DEFとHPが高く、非常にタフなモンスターだ
画像 フロア02にも少数登場するが、フロア03に多数生息するゲイズティ。氷の魔法攻撃が強力

画像 恐怖のMVPモンスター、クトルラナックス。冷気とは裏腹にアツい戦いになること間違いなし

 フロア03には、MVPモンスターのクトルラナックスがいるが、こちらはクエストを進めておかないと出現しない。クトルラナックスは、取り巻きでアイスタイタンを出現させるほか、ストームガストなどの水属性の魔法を多用してくる。万全の準備で挑んだ筆者だったが、アイスタイタンの群れに集中攻撃で襲われて十数秒で撃沈という有様。かなり凶悪なモンスターでした。前述の特化装備を整えた大人数パーティーではないと、討伐は難しいかもしれない。結局、討伐を諦めて、退散しました。

 今度は、フレイヤ大神殿の地下にある聖域ダンジョンに突入。ダンジョン内部は、地上にある大神殿よりもさらに広くなっていて、フロアが紋章のような形になっているのが特徴だ。出現するモンスターは新登場のものが多く、特徴として動きは遅いがスキルを多用してくるというのがある。ソニックブローやこちらを暗闇状態にしてくるスキルなど、やっかいなものが多いので、対策を練って挑む必要があるだろう。


画像 高低差のある構造で、ダンジョン内がかなり大きな空間になっている
画像 ノソノソと近づいてくる不気味なモンスターのヴァンベルク。ソニックブローを使ってくる

画像 ヴァンベルクの女性版のような風貌のアイシラ。彼女たちがいったい何者なのかは今のところ不明だ
画像 犬のようにも見えるホドレムリン。使ってくるスキルもやっかいなので、挑発的なエモーションがなおのこと、腹立たしい

 体験できたのはフロア01だけで、その奥に何があるのか、何が潜んでいるのかは残念ながら確認できなかった。また、なぜ大神殿の地下にこのようなダンジョンがあるのかというストーリーに関する話は、クエストを進めていけば明らかになることだろう。これだけ巨大なダンジョンなので、かなり危険なニオイのするものが隠されているのではないか!? と感じずにはいられなかった。

新頭装備をご紹介

 最後に、気になる新頭装備を見せてもらった。カッチョイイものからネタ装備まで、見た目はバラエティに富んでいる。性能はまだ未確定ということで、使い勝手はまだ未知数。ひとまず9種類を装備させてもらい、見た目をチェックしてきました。

画像 ベレー
画像 羽のベレー
画像 モザイク

画像 使道の帽子
画像画像 アヤム

画像 獅子の仮面
画像画像 花嫁の仮面

画像画像 老人の仮面
画像画像 ヴァルキリーヘルム

 モザイクは中段装備、老人の仮面は中下段装備なので、ほかの上段装備と併用できる。だが、ちょっと組み合わせを間違えるとアヤシクなるので、要注意だ

画像 ベレーと老人の仮面セット。目が隠れて、笑っている口だけ見えるので不審人物に間違われること請け合いだ
画像 使道の帽子、モザイク、アイアンケインの3点セット。もはや人間なのかどうかもわからなくなる

 今回のアップデートは、ダンジョンや街を含めたエリア・モンスター・クエスト・アイテムという4つの要素が追加される。クエストを体験できなかったのは残念だが、謎のモンスターや謎のダンジョンを見てみると、どんなストーリーが待ち受けているのだろうと、色々な想像をするのも楽しい。筆者が育てているメインキャラクターを使って早くラヘルフィールドで遊びたくなった。

 これから「ラグナロクオンライン」を始める人でも「まだ先の話だよね」と諦めるのは早い。レベル40までは比較的早いペースでレベルが上がるので、興味を持った人は今からでもプレイを始めてみてはいかがだろうか。

(c)2007 Gravity Corp. & Lee Myoungjin(studio DTDS). All Rights Reserved.
(c)2007 GungHo Online Entertainment, Inc. All Rights Reserved.


前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/22/news047.jpg 刺しゅう糸を20時間編んで、完成したのは…… ふんわり繊細な“芸術品”へ「ときめきやばい」「美しすぎる!」
  2. /nl/articles/2412/18/news207.jpg 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」【大谷翔平激動の2024年 現地では「プレー以外のふるまい」も話題に】
  3. /nl/articles/2412/21/news040.jpg 友達が描いた“すっぴんで麺啜ってる私の油絵"が1000万表示 普段とのギャップに「全力の悪意と全力の愛情を感じる」
  4. /nl/articles/2412/22/news034.jpg 後輩が入手した50円玉→よく見ると…… “衝撃価値”の不良品硬貨が1000万表示 「コインショップへ持っていけ!」
  5. /nl/articles/2412/21/news019.jpg 毛糸6色を使って、編んでいくと…… 初心者でも超簡単にできる“おしゃれアイテム”が「とっても可愛い」「どっぷりハマってしまいました」
  6. /nl/articles/2412/22/news036.jpg 「これは家宝級」 リサイクルショップで買った3000円家具→“まさかの企業”が作っていた「幻の品」で大仰天
  7. /nl/articles/2412/21/news023.jpg 「人のような寝方……」 “猫とは思えぬ姿”で和室に寝っ転がる姿が377万表示の人気 「見ろのヴィーナス」
  8. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  9. /nl/articles/2412/17/news042.jpg 山奥で数十年放置された“コケと泥だらけ”の水槽→丹念に掃除したら…… スッキリよみがえった姿に「いや〜凄い凄い」と210万再生
  10. /nl/articles/2412/22/news020.jpg 余りがちなクリアファイルをリメイクしたら…… 暮らしや旅先で必ず役に立つアイテムに大変身「目からウロコ」「使いやすそう!」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」