薄々軽々
予想どおりに北米サンタモニカで開催されたE3関連がランクイン。特に新型の薄型PSPに皆さん興味があったようです。ぜひとも、映像系コンテンツを充実してもらいたいのですが……。
ITmedia Games
Weekly Access Top10
7月09日〜7月15日
1位 新型PSP、HomeそしてPLAYSTATION Network――SCEAプレスカンファレンス
3位 宮本茂氏が「Wii Fit」を高らかに掲げる――「任天堂メディアブリーフィング」
4位 システムソフトウェア1.80でPS3は何が変わったのか――PS3システム開発担当 川西泉氏インタビュー
6位 今回の「マリオ」では長年の研究成果が結実している――宮本茂氏編
8位 格闘のかっこよさとはこういうことだ!――「ソウルキャリバー IV」の最新画像公開
9位 「サイレントヒル5」の開発を明らかに――KONAMIプレスカンファレンス
10位 今回の「ゼルダ」は経験者と初心者との壁をなくす――青沼英二氏編
毎度おなじみ、トップ10の報告。先週北米サンタモニカで開催された「E3 Media and Business Summit」(以下、E3)関連が軒並みランクインしている。
7月17日に開催した「PLAYSTATION PREMIERE 2007」でも発表があったように、北米で発表された新型の薄型PSP(PSP-2000)が話題をさらっているようだ。兼ねてからPSP2が開発されているなどというまことしやかな噂が流れていたのだが、こういう形で世に出てきたわけだ。
新型の薄型PSPは、現行モデルと同様の4.3インチ液晶を搭載しながらも33%の軽量化を実現し、19%薄くなっている。本体には、UMDから読み出したデータを一時的に記憶する機能を搭載したことで、ゲームプレイ中のイライラの原因だった読み込み時間の短縮に成功している。さらに外部出力機能が新たに標準搭載された。
北米では発売日や価格について言及しなかったが、昨日の「PLAYSTATION PREMIERE 2007」で、日本では9月20日に発売することが告げられた。価格は税込みで1万9800円で、北米での発表からさらにカラーバリエーションが追加され、「ピアノ・ブラック」、「セラミック・ホワイト」、「アイス・シルバー」の3色のほかに、淡い色合いとパール感で花をイメージしたブルーメ シリーズとして「ローズ・ピンク」、「ラベンダー・パープル」、「フェリシア・ブルー」の3色が加えられ全6色で日本では展開することになっている(新型についてはこちらの記事を参照)。
この新型を実際に触る機会を得た。手に取ると明らかに軽い。比較対象として現行機と量り比べもしてみたが、33%の減量はかなりインパクトがでかかった。微妙にボタン位置など変更されているようで、UMDカバーはオープンスライドスイッチではなく、手動で開けるようになっていたり、メモリースティックDUOの取り出し口にも修正が施されている。
今回、搭載されることになった外部出力の端子は、ヘッドフォン端子と兼用で、専用ケーブルを使用する。外部出力用のケーブルも4種類ほど発売されることになっており、「AVケーブル」(2200円)、「S VIDEO ケーブル」(2200円)、「D端子ケーブル」(2800円)、「コンポーネントAVケーブル」(2800円)が用意される。これら周辺機器は9月13日の発売を予定している。ちなみに、ディスプレイボタンを長押しすると、PSPの液晶と外部液晶との切替えが可能だ。
なお、本体上側のUSB端子にセットするPSP-2000専用の「ワンセグチューナー」も発表されたが、こちらは9月20日の発売。価格は税込み6980円。
代表取締役社長兼グループCEOに就任して以来、公式な場で発言するのは日本で初となる平井一夫氏は、「PSPがポータブルコンピュータエンタテインメントの世界をより拡げるために、さまざまな形で、楽しいものを提供していきたい」と発言している。ワンセグチューナーはいいとして、肝心の外部出力すべき映像コンテンツをどう確保するのかが気になるところ。今後、PSPとPS3のさらなる連動なり、映像系のダウンロードコンテンツなりをどこまで充実させられるかが鍵ではないだろうか?
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