「偏差射撃」と「ハイGターン」を使いこなせ――「エースコンバット6 解放への戦火」（2/3 ページ）

» 2007年10月09日 14時55分公開

[ITmedia]

　「エースコンバット6」でも、以下に紹介するようなシリーズおなじの様々な要素は健在だ。しかも「エースコンバット6」らしく、すべての要素においてパワーアップしている。これまで「エースコンバット」シリーズを楽しんだ人には、前作までと比較しながら、次世代機だからこそできたパワーアップを感じることができるだろう。

空母発着艦と空中給油

　空母の甲板から轟音を上げて飛び上がる。空中で集結した大編隊の中、給油機にゆっくり近づいて補給を受ける。そんな戦争映画のような光景を、プレーヤーの直接操作で体験することができる。空中給油や空母発着艦では戦闘中とは違った戦闘機の魅力を堪能することができる。

　空母への着艦・発艦は、艦載機（空母に搭載されて運用される機体）で出撃すれば、ほとんどのミッションにおいて、任意のタイミングで発着艦が可能となっている。飛行場と同様に、空母でも消費した武器の補給や特殊兵装の積み替え、機体耐久度が回復する。どのタイミングで空母に戻るのが効果的か、戦局を見極めて攻略を組み立ててみよう。

より選択肢が増えた特殊兵装

　使える数が少なめな一方で、通常ミサイルよりも強力な威力を発揮する特殊兵装。空の敵に有効なもの、地上の敵に威力を発揮するものなど、今回もさまざまな特殊兵装が登場する。なお「エースコンバット6」では、機体のグラフィックがより緻密になり、機体の下に鈴なりに詰まれた大量の兵装が再現されるようになった。武器を一斉発射するときの光景は圧巻だ。

　また今作では、次世代機の性能によって、従来よりもはるか遠くの敵が表示されるようになっているので、状況に応じて射程距離の長い兵装と短い兵装を使い分けることが重要となってくる。また、大量の敵を同時に攻撃する武器も種類が増えているので、大軍vs大軍の戦場で威力を発揮するだろう。

　なお、1つの機体が持つ特殊兵装の種類は3つから最大4つになり、プレーヤーの選択肢が増えた。「爆弾を積んで出撃し、敵の飛行場を制圧。すぐさまその飛行場に着陸して、特殊兵装を対空用に積み替えて再出撃し、敵機を撃退して制空権を確保する」など、戦法の組み立て方はプレーヤー次第。多数の作戦が同時に進行して戦況が変わっていく「生きている大戦場」を、自分ならではの戦い方で制していく楽しさを味わえるだろう。もちろん今回も、驚くような効果を持つ、SF的な特殊兵装が用意されているとのことだ。

バリエーション豊かな「機体カラー」

　それぞれのプレーヤー機は、3種類の塗装の中から選んで出撃することができる。基本はプレーヤーの所属するエメリア空軍カラーとなっているが、ゲームを進めていくと、ある時から敵軍であるエストバキア空軍カラーの機体も使えるようになる。また、特別な条件で出現する敵エースパイロットたちとの空中戦に勝利することで、第3の特徴的なカラーの機体で出撃することが可能になるのだ。

　さらに、製品発売後からはXbox LIVE経由でさまざまなカラーの機体が配信される。リアルでミリタリーテイストあふれるカラーや、派手で目立つデザインの塗装の機体はもちろんのこと、ニヤリとするような面白いカラー、「エースコンバット」ファンならピンとくるような「いわくのあるカラー」など、いろいろなタイプの機体カラーが予定されている。これらの多彩な選択肢の中から自分のお気に入りのカラーを見つけて「愛機」にしたり、その日の気分で異なるカラーの機体で出撃してみたりと楽しんでみてはいかがだろうか。

　なお現在、店頭やネット販売などでの予約キャンペーンが実施されている。ここでは、予約特典でしか入手できないオリジナルカラー機体をダウンロードできる「スペシャルカラー機体ダウンロードカード」がプレゼントされるとのことだ。カードを持っている人がダウンロードできるのは、以下の2種類の両方だ。

F-15E Strike Eagle メビウスカラー

強力なエンジンと重武装で、対空・対地の戦闘を万能にこなすマルチロール機「F-15E Strike Eagle」。この機体に、今なお人気の高い「エースコンバット04」の主人公「メビウス1」搭乗機の塗装が施されたものだ。格段にディテールアップした機体に描かれた“リボン”こと「メビウスの輪」のマークを確かめながら、伝説のエースパイロットのように大戦場を制すのだ