レビュー
» 2007年11月13日 00時00分 公開

ジャンプとスピンで銀河を渡るWiiのマリオは、やみつきになる面白さ「スーパーマリオギャラクシー」レビュー(1/3 ページ)

今度のマリオは銀河を飛びまわり、得意のジャンプアクションでさまざまなギャラクシーに挑む。極上のアクションを堪能できるこの冬イチオシのゲーム、それが「スーパーマリオギャラクシー」なのです!

[仗桐安,ITmedia]

3Dマリオの最新作は銀河の果てまでゴーゴゴー

画像 今回は城ごとさらわれてしまうピーチ姫。さすが“ギャラクシー”。スケールでかすぎです

 Wii発売から約1年……。ファン待望の「スーパーマリオ」シリーズ最新作、「スーパーマリオギャラクシー」が11月1日に発売された。

 任天堂の「スーパーマリオ」シリーズと言えば、古くはファミリーコンピュータの「スーパーマリオブラザーズ」までさかのぼれるし、マリオが登場したゲームともなれば、アーケードの「ドンキーコング」に始まり、枚挙にいとまがない。数々の名作、ヒット作に登場し、多くのファンに愛されてきた、言わずと知れた任天堂の看板キャラだ。

 そんなマリオさんは、スポーツをしたりパーティをしたりストリートをいただいたりと本業以外の仕事に大忙しだったが、久々に本業と呼べる仕事に就けたようだ。筆者が考えるマリオさんの本業、それは“クッパを倒してピーチ姫を助ける!” これに尽きる。

 初代「スーパーマリオブラザーズ」からピーチ姫は何度クッパに捕まり、マリオ(そして弟ルイージ)は何度ピーチ姫を助けたことだろうか。本作においても、ばっちりピーチ姫がクッパにさらわれてくれるので、久々のピーチ姫を救うための冒険にマリオの心も熱く燃えていることだろう。

 ピーチ姫を助けるマリオの歴史をひもとけば、NINTENDO64の「スーパーマリオ64」以前と以後で大きな変化があったと見ていいだろう。もちろんそれはプレイするステージが2Dから3Dになった、というのもあるし、何よりも「スーパーマリオ64」というタイトルは、その後のアクションゲームに大きな影響を与えた非常に完成度の高い作品だった。

画像 マリオの新たなる冒険がWiiで始まる

 3D表現を駆使したゲームがまだまだ過渡期だった当時に、アクションゲームの本命として登場した「スーパーマリオ64」。その面白さやクオリティは2Dのマリオの精神を受け継ぎつつも、まったく新しい面白さをユーザーに提供してくれた。3D(サンディー)スティックでぐりぐりとマリオを動かす楽しさ、スターを集めることで少しずつ行けるところが増えていくシステム、さまざまなアイデアが盛り込まれた個性豊かなステージの数々、それらが絶妙に融合し3Dアクションの金字塔と呼んでも過言ではない作品に仕上がっていた。かくいう筆者も、当時「マリオはやっぱ2Dっしょ」という先入観を持ちつつプレイし、そのみずみずしい面白さに驚いたことを覚えている。マリオの生みの親・宮本茂氏の鮮やかな手腕を感じられる作品だった。

 本作はそんな「スーパーマリオ64」、そしてニンテンドーゲームキューブの「スーパーマリオサンシャイン」に続く、いわゆる“3Dマリオ”の最新作にあたる。今回もマリオは3D空間を自在に動き、楽しいジャンプアクションでユーザーを楽しませてくれることだろう。タイトルに“ギャラクシー”とあるように、銀河に飛び出したマリオの勇姿を、とくとご堪能いただきたい。

リモコンとヌンチャクで自在に動くマリオ 2Pプレイも面白い!

 本作ではWiiリモコンにヌンチャクを装着したスタイルでプレイすることになる。ヌンチャクのコントロールスティックでマリオの移動、Zボタンでしゃがむ、Cボタンでカメラリセット(通常の視点に戻る)だ。そしてWiiリモコン側はAボタンでジャンプ、十字ボタンでカメラの切り替え、Wiiリモコンのポインティングで画面上のスターピース(スターピースについては後述する)を取ることができ、Bボタンを押せばポインティングしたところにスターピースを発射することができる。さらにWiiリモコンもしくはヌンチャクを振ることでマリオがスピンアタックをする。

 やることがたくさんあるようにも思えるが、基本的にはスティックで動いてAボタンでジャンプして、Wiiリモコンを振ってスピンするということだけ覚えておけば、とりあえずのプレイはできるはずだ。カメラの切り替えやカメラリセットなどはあまり意識せずに、とにかく目に見えているマリオを動かすだけでも、十分にプレイしやすいようになっているあたり、さすがだと言うしかない。

画像 惑星をぐるぐると動く感覚は慣れればかなり快適。マリオを動かすだけでも楽しい

 プレイしてまず驚くのが、小惑星の上を自在に動ける“重力”を表現したシステムだ。これは本作の最大の売りだと言ってもいいだろう。スティックをぐりぐりと動かしても、特定の惑星にいる間はマリオがどこかに落ちることはない(近くにブラックホールがある場合は、特定のラインから踏み外すとミスになってしまう)。近くに別の惑星がある場合はジャンプでそちらに移ることも可能だ。この浮遊感覚が何ともたまらない!最初のうちは移動の操作に戸惑ったり軽く酔ってしまうかもしれないが、おそらくすぐに慣れるだろう。今までどんなゲームでも体感し得なかった不思議な重力感覚が味わえること請け合いだ。

 個人的に感心させられたのは、「ホップ、ステップ、ジャンプ!」と段階的に高度が上がる3段跳び、しゃがんだ状態からより高くジャンプできるバック宙、より遠くまで跳べる走り幅跳び、ジャンプ中にしゃがみボタンで繰り出すヒップアタックなど、「スーパーマリオ64」でお目見えしたアクションが、その操作感覚も含めて未だ健在であるということ。本作が“3Dマリオ”の続編であることを改めて認識すると同時に、「スーパーマリオ64」の段階でいかにそのアクションが完成していたかを思い知らされた。

 もちろん過去作品から操作系を継承しているだけではなく、Wiiならではの要素もある。「スターピース」を集めるプレイは本作独特のものだ。フィールド内にはスターピースと呼ばれる色とりどりな“こんぺいとう”のようなアイテムが存在する(敵を倒して手に入れることも可能)。このスターピースはマリオが直接触れることでも手に入るが、Wiiリモコンでスターピースを狙ってポインティングしてあげるだけでも取ることができるのだ。

 スターピースを50個集めるごとにマリオを1アップできる。加えて、画面上の敵をWiiリモコンで狙ってBボタンを押せばスターピースが敵の動きを止めたり、プレイの途中で登場するハラペコチコに分け与えることで新しいギャラクシーが生まれるなど、何かと便利なアイテム。これは集めておいて損はない。

 また、本作において特徴的なのが、2人目のプレーヤーによるアシストプレイだ。2人による対戦プレイとも、2人が別々のキャラを動かして進んでいくような協力プレイとも違う、何ともユニークなプレイが楽しめる。基本的には1Pがマリオを操作しゲームを進めることになる。2PはWiiリモコンのみを使って、1Pの代わりにスターピースの回収、発射をしたり、敵をポイントしてAボタンを押すことで敵の動きを封じたり、1Pと同時にAボタンを押すことでマリオに通常より高いジャンプをさせることができる。

 1人でも問題なくプレイできるが、2人でプレイすると難易度もぐっと下がるし、不思議な連帯感が生まれたりもして面白い。筆者の場合、あまりアクションが得意ではない友人に2Pを頼んだのだが、そういったライトなプレーヤーが気軽にゲームに関われるという点が予想以上に好評だった。実力が同じくらいの友人なら交代で1Pと2Pを入れ替えてもいいし、3人以上で代わる代わるプレイする場合も2P側のプレイがあれば、よりにぎやかに盛り上がれるはず。Wiiならではの操作も相まって、新しい面白さを体験できる要素だ。

画像 惑星の表は明るいが……
画像 裏は暗かったりする。ちなみに画面中央あたりにあるキラキラしたアイテムがスターピースだ
       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

  1. /nl/articles/2206/26/news054.jpg YOSHIKI、母親の四十九日で生まれ故郷へ 喪服姿で悲しみを吐露「I miss my mother」
  2. /nl/articles/2206/26/news037.jpg 捨てられていた茶トラの子猫を保護、5年がたち…… 美しく幸せいっぱいに成長したビフォーアフターに祝福の声
  3. /nl/articles/2206/25/news079.jpg 「違法薬物が隠れている段ボールはどれ?」 税関が出題したクイズが難問 「常人には分かんねえよ」「難しすぎ」
  4. /nl/articles/2206/26/news058.jpg 「急に目が痛くなりすぎて開かなくなって」 川崎希、“やばい”と感じ旅行先の沖縄で病院へ
  5. /nl/articles/2206/25/news006.jpg 「柴犬の生首かと!」「笑いすぎておなか痛い」「神々しい……」 西日が生んだ奇跡のワンコに爆笑の声
  6. /nl/articles/2206/25/news005.jpg 散歩中の愛犬が用水路で立ち止まり…… 震えるチワワを発見→救助の展開に「賢いワンちゃん」「おうちに帰れてよかった」の声
  7. /nl/articles/2206/26/news010.jpg 大好きなおじいちゃんと留守番をするシェパード、良い子にしてたけど…… 飼い主帰宅ではしゃぐ姿に「やっぱりさみしかったんだね」
  8. /nl/articles/2206/25/news064.jpg この画像の中に「ネズミ」が隠れています 猫に見つからないように必死! 分かるとスッキリする隠し絵クイズに挑戦しよう
  9. /nl/articles/2206/22/news102.jpg 留守番中の愛猫を見たら……おっさんみたいにくつろいでた 振り返る姿に「貫禄がw」「可愛すぎてしんどい」の声
  10. /nl/articles/2206/24/news185.jpg 「Steamサマーセール2022」が到来 おすすめの激安PCゲーム紹介でTwitterが大にぎわい

先週の総合アクセスTOP10

  1. ダルビッシュ有&聖子、14歳息子のピッチングがすでに大物 「球速も相当出てる」「アスリート遺伝子スゴい」
  2. 大家に「何でもしていい」と言われた結果 → 台所が隠れ家バー風に! DIYでリフォームした部屋の変化に驚きの声
  3. 中谷美紀、外国人夫の連れ子や元妻と楽しい団らん 国籍や目の色など何もかも違えど「これでも家族」
  4. デヴィ夫人、15歳の愛孫・キランさんが社交界デビュー 「山高帽にモーニング」華麗なる正装姿が超ハンサム
  5. 法隆寺がクラファンを開始 わずか1日で目標金額2000万円を達成「予想もしていなかった早さ」
  6. 元保護子猫に、ずっと欲しがっていたぬいぐるみをあげたら…… 予想外の反応に「人間の子供みたい!」の声
  7. 7歳息子が初おつかいに行ったときのレシート、よく見ると…… ママへの愛がつまったエピソードに「泣ける」の声
  8. 才賀紀左衛門、“親密な女性”の初顔出しショット公開 パッチリした目にスッキリした鼻筋で「想像通り美しい」「綺麗な方!」
  9. 愛犬に「子猫が大変です!!」と呼び出された飼い主、ついて行くと…… まさかの“無免許運転”発覚に「かわいすぎるw」
  10. 見事な「赤富士」を捉えた山中湖のライブカメラ映像に驚きと感動の声 葛飾北斎「凱風快晴」のような絶景……!

先月の総合アクセスTOP10

  1. この写真の中に1人の自衛隊員が隠れています 自衛隊が出したクイズが難問すぎる……「答え見ても分からない」と人気
  2. フワちゃん、指原莉乃同乗のクルマで事故 瞬間を伝える動画が「予想の10倍ぶつけてる」「笑い事ではない」と物議
  3. 人気動画ジャンル「ゆっくり茶番劇」を第三者が商標登録し年10万円のライセンス契約を求める ZUNさん「法律に詳しい方に確認します」
  4. この写真の中に2人の狙撃手が隠れています 陸自が出したクイズが難しすぎて人気 まじで分からん!
  5. 華原朋美、“隠し子”巡る夫の虚言癖に怒り「私はだまされて結婚」 家を飛び出した親に2歳息子も「もうパパとはいわなくなりました」
  6. 誰にもバレずに20年 別荘を解体中にバスルームから“とんでもないモノ”が見つかる 「わけがわからない」と困惑
  7. 名倉潤、妻・渡辺満里奈との結婚17周年に“NY新婚旅行”ショット 「妻には感謝しかありません」と愛のメッセージも
  8. 植毛手術のいしだ壱成、イメチェンした“さっぱり短髪”が好評 「凄く似合ってます」「短い方が絶対いい」
  9. 「ビビるくらい目が覚める」「生活クオリティ上がった」 品薄続く「ヤクルト1000」なぜ、いつから人気に? 「悪夢を見る」ウワサについても聞いてみた
  10. 渡辺裕之、66歳バースデーで息子と2ショット 合同誕生日会に「すごいお料理とケーキ」「イケメン息子さん」