「ハリー・ポッターと謎のプリンス」ゲーム化決定

» 2008年04月23日 14時43分 公開
[ITmedia]

 エレクトロニック・アーツのカジュアルエンターテインメントレーベルとワーナー・ブラザース・インタラクティブ・エンターテインメントは、「ハリー・ポッターと謎のプリンス」のゲームを、今冬にワーナー・ブラザース映画より公開されるJ.K.ローリング作の同シリーズ6作目の映画と同時期に発売する予定であると発表した。

 「ハリー・ポッターと謎のプリンス」では、シリーズで培った技術をふんだんに使い、各対応機種においてインタラクティブ体験が味わえるよう開発が行われている。あくまでもストーリーに忠実であるというシリーズ一貫した考えは変えていないとのこと。

 北米においては、Wii、プレイステーション 3、Xbox 360、プレイステーション 2、PSP、ニンテンドーDS、Windows PC、Macintoshとモバイルにおいて今秋発売予定。なお、日本での正式な発売時期、対応ハードについては未定だ。

 「ハリー・ポッターと謎のプリンス」では、ヴォルデモートがマグル、魔法使い両方の世界における支配力を強めようとし、ホグワーツがもはやかつてのような安全な場所ではなくなっている。ハリーは学校の中にも危険が潜んでいるのではないかと疑う中、最終決戦が迫っていることを知っているダンブルドア校長により、戦いの準備に集中することになる。2人はヴォルデモートの防御を解く手がかりを見つけようとし、そのために、ダンブルドアは旧友であり元同僚でもあるホラス・スラグホーンを学校に迎え入れる。有力なコネをもち、疑うことを知らないこの美食家の教授が極めて重要な情報を握っていると確信してのことだった。

 一方、ホグワーツの生徒たちはまったく種類の違う敵と闘っていた。それは学校中に蔓延する思春期の恋の病。ハリーはますますジニーに惹かれていくが、それはディーン・トーマスも同じ。ラベンダー・ブラウンはロンこそ自分が求める男の子だと決めつける。ただし、彼女にとってロミルダ・ベインのチョコレートがもたらした影響は想定外だった。そしてハーマイオニーは嫉妬で爆発しそうになりながらも、断固として感情を外に出さないでいた。このように学校中がロマンスで浮き立つ中で、1人の生徒だけが超絶としていた。彼は目標を達成することだけに集中する。例えそれが輝かしいものではないとしても……。

 ホグワーツ全体に恋愛ムードが漂う中、悲劇の暗雲は近づいてくる。すべてが終わったとき、ホグワーツは永久に変わってしまうかもしれない……。


 ゲーム「ハリー・ポッターと謎のプリンス」でプレイヤーは、ホグワーツに戻りハリーが困難な6年目を乗り切るための手助けをすることになる。魔法の決闘を体験したり、魔法薬学の授業で魔法の薬を調合したり、グリフィンドールのクィディッチチームを勝利に導くわけだ。プレイヤーはロンの恋のもつれによりゲームプレイから脱線したりしながら、ドラマチックなストーリーの結末に謎のプリンスの正体を突き止めることになる。

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