シンプルだが奥深い、誰にでも分かりやすいレースゲーム:「ファン!ファン!バギー!」レビュー(2/2 ページ)
4種のコースを駆け抜ける、スピードバトル&アイテムバトル
気のすむまで練習を重ねたら、いよいよ次はレースへの参戦である。冒頭で述べたようにレースモードには、ひたすら速さを競うスピードバトルか、コース上で取得したアイテムを使ってライバルを妨害したり、自分にブーストをかけたりしてレース展開を有利に運ぶ、アイテムバトルの2種類が用意されている。なお、スピードバトルでは最大16人での対戦が可能だ。将来的には32人対戦も予定されているという。
コースは「ピーコックフォレスト」「コーンシルクデザート」「トイランド」「スノーランド」の4種類で、さらに各マップで難易度の異なるコースが幾つか設定されている。ある程度はコースの形状を見て難易度の想像は付くのだが、初めてプレイするユーザーにはやはり分かりにくい。
「ファン!ファン!バギー!」はプレイヤーキャラクター選択時もそうなのだが、とにかく画面表示される情報が少ないのが気にかかる。どのキャラを選んでも違いはないのか、どのコースが初心者向けで遊びやすいのか? 例えば上級者向けといった表示や、「★」の数で難易度を示すといった工夫はして欲しかった。
コース紹介
もはや必須のおしゃれアバターアイテム
ショップでは各種アバターアイテムと高性能なバギーを購入でき、ガレージでは購入済みアイテムの着せ替えができる。車体のカラーを塗り替えたり、ヘルメットやサングラス、バギーのナンバープレートまで細かいパーツが揃っているのだが、アバターアイテムは純粋にお洒落目的で、スピードやハンドリング、ブーストといった性能値には影響しないようだ。また、手持ちのゲーム内通貨が少なくても気軽にアイテムやバギーを試せるように、アイテム購入時には有効期限を1日、3日、5日から選べる。
「ファン!ファン!バギー!」はレースゲームとして必要な要素は一通りそろっており、非常にオーソドックスな作りのタイトルだ。コミュニケーション機能もこれから追加していけば問題はないだろう。ただ、すでに他社が展開しているレースゲームと比較して、特筆すべきポイントがないのは気になる。正式サービス開始後のアップデートに期待といったところであろう。
Published and Distributed in Japan by SOLID NETWORKS INC.
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