ナゾ解明で頭スッキリ!――ナゾトキアドベンチャーの手堅き続編:「レイトン教授と最後の時間旅行」レビュー(2/3 ページ)
レイトン教授の前に立ちはだかるナゾ、ナゾ、ナゾ……きみはすべてを解明できるか?
本作のプレイは、セリフの送りなどボタン操作に対応している箇所もあるが、基本的にタッチペンのみで行う。ゲームシステムは前2作とほぼ同じだと思ってもらっていい。
物語を提示するムービーやセリフのやりとりがあり、プレイヤーがプレイできる状態になるとタッチペンの出番だ。上画面には俯瞰したマップがあり、下画面にはその時レイトン教授がいる場所が描かれているので、調べるためにタッチペンでつんつんと触れてみよう。レイトン教授やルーク少年によるコメントが入ることもあるし、ひらめきコインが手に入ることもある。このひらめきコインは、問題を解く時にヒントを見るために必要なものなので、新しいところに行ったらくまなく画面を調べておいた方がいい。
別の場所に行きたい場合は右下のくつアイコンをタッチして行き先を決めて移動する。その時にどこに行くべきかは上画面の情報欄に表示されていることが多い。それを頼りに進んでいけば、移動で困るということはないだろう。
画面上の人物や特定の場所にタッチするとナゾトキが始まることがある。本作のナゾのボリュームは前作以上。しかもすべて本作用に多湖氏らが作ったオリジナル問題だと言うから、ナゾトキ好きな人にはたまらないだろう。
問題はやさしいものから難しいものまでバラエティ豊かに取り揃えられている。問題の難易度は本作独自の単位“ピカラット”で表示される。最初は20ピカラットと表示されている問題でも、誤答をすることでピカラットが減っていく。一発で正解すれば20ピカラットが手に入るが、何回かミスをしたあとに正解しても5ピカラットしか手に入らない、ということがあるわけだ。このピカラットは集めれば集めるほど、ゲーム上の特典が手に入るので、なるべくなら一発で正解を出しておきたい。
何のヒントもなしに正解できればそれがベストだが、中には問題の文章だけでは難易度が高く、ヒントさえあれば正解にたどりつきやすいものもある。というわけで前述したひらめきコインの出番だ。ひらめきコインのストックがあれば、ヒント1、ヒント2、ヒント3、スペシャルヒントという風に段階を追ってヒントを得ることができる。
「ヒントなしですべてを解く!」という意気込みで挑戦するのももちろんありだし、「詰まったらヒント1だけは見る」としてもいい。「分からない時はスペシャルヒントまで一気に見る」というプレイもありだ。ちなみに筆者は「なるべく自力で考えるけど、どうにも困ったら段階的にヒント3までは見る」派だ。ヒントに関して気をつけてほしいのは、ひらめきコインの数に限界がある、という点。序盤であまり使いすぎると後半が苦しくなる、というのは十分に予想される。使わずに済むならなるべく使わない方がいい、というのは確かだ。
ピカラットが高くてもひらめきで一瞬で答えが分かるものもあれば、ピカラットが低くても詰まってしまうこともある。これにはおそらく個人差があって、人によって得意不得意があるはずだ。本当に分からなくなってしまった場合は友人に相談してみるというのもありかもしれない。人に聞けば案外ポロッと答えを出してくれることもあるだろう。そんなオリジナルの難問奇問の数々が、あなたを待っているのだ。
なお、物語の進行によってナゾを見過ごしてしまうこともあるのだが、ナゾービーの花という場所を見つければ一安心。ここでは見過ごされてしまったナゾをピックアップして提出してくれる。解き逃がしたナゾは、ここで解き明かしておこう。
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