パクリ? いや、これは「リスペクト」なんです! Zレーティングのクライムアクション第2弾は、さらに「リスペクト度」がアップ?:「SaintsRow2」レビュー(1/2 ページ)
プレイステーション 3、Xbox 360でリリースされるクライムアクション「セインツ・ロウ 2」。広大になった都市、スティルウォーターを縦横無尽に駆け巡れ!
GTAライクのアクションゲームとして生まれた初代「セインツ・ロウ」から2年……
そのゲーム画面やコンセプトが紹介されるやいなや、世界中で「グランド・セフト・オート(GTA)のパクリじゃねえか!」と総ツッコミを受けたのが3年前のこと。そのファーストインプレッションとは裏腹に、独特の世界観、作り込まれたマップ、充実のカスタマイズなど、これでもか、と要素をぎっちり詰め込まれ、2006年にXbox 360でリリースされた初代「セインツ・ロウ」は、全世界でスマッシュヒットを記録した。そして、それから2年。さらにパワーアップしてプレイステーション 3、Xbox 360、PCのマルチプラットフォームで登場するのがこの「セインツ・ロウ2」だ。北米で発売済みの本作はすでに200万本のヒットを達成。年末のホリデーシーズンを迎え、さらにセールスを伸ばすことが予測されている。
なお前作、「セインツ・ロウ」はXbox 360の廉価版ラインアップ「プラチナコレクション」版が2940円で発売中。前作の予習をしたい人、そして舞台となる街、スティルウォーターの発展を体感したい人はぜひともこちらもプレイしておくことをオススメしたい。
殴る、撃つ、奪う、大人だから何でもアリ
前作では、新興ギャング団「サードストリートセインツ」の団員として、絶大なリスペクトを得て「スティルウォーター」を統一した主人公だったが、謎の豪華客船爆発に巻き込まれ昏睡状態に陥ってしまう。主人公がいたのは絶海の孤島の刑務所。そこに潜り込んできた元サードストリートセインツのメンバーの手引きで脱獄を果たした主人公は、激変した街を再び取り戻すために立ち上がる。
ゲームシステムは見下ろしタイプのスタンダードなアクションゲームだが、18歳以上対象の「Z」区分にレーティングされている本作には、バイオレンスな描写やちょっぴりセクシーなシーンも。暴力表現も多分に含まれているので、そういった表現が苦手な人はご注意を。
カスタマイズこそセインツ・ロウシリーズの魅力
既報のとおり、今回のカスタマイズ要素は「人種」、「体格」、「服装」、「髪型」、「声質」、「表情」に加え、さらに「性別」まで選択できるようになった。ゲーム中に自分のセッティングが気に入らなければ再び整形手術を施すことで、お好みのスタイルに自分のキャラクターを変更することも。
さらに、ゲーム内でお金を貯めれば、街のさまざまな場所にあるショップでTシャツやスーツ、ジャージ、タトゥーなどをいれ、自分だけのキャラクターをさらにカスタマイズできる。また、今回はオンラインでの協力プレイにも対応しており、自分のキャラクターを友達に披露できるのもポイント。オンライン協力プレイでは、ホストとなったプレイヤーのマップにもう一人が入り、一緒にミッションをプレイしていくことになる。アクション要素が苦手な人は、友達を捜して一緒にプレイすれば、クリアはかなり楽になるだろう。もちろん、キャラクターは自分で育てたものをそのまま持ち込める。前作では、カスタマイズしたネタキャラクターを対戦時に披露しては抱腹絶倒していたが、今回はさらに楽しめそうだ。
まるで10年ぶりに故郷に帰ってきたかのような気分に
本作は前作と同じスティルウォーターを舞台にしているが、街は新興企業「アルター社」の進出によってその姿を大きく変えている。前作で街のありとあらゆる場所を盗んだクルマで走り回った筆者は、まるで十年ぶりに故郷に帰ったときのような気分になった。
昔の町並みを残しつつ、大きく拡張している場所、そして街の進化から取り残されたかのようにほとんど変わっていない場所、その中で暮らす人々の姿はスティルウォーターの街がまさに生きていることをひしひしと感じさせてくれる。オープンエンドフィールド型のゲームの多くが舞台となる街を変えながら続編を作り上げている中、こういった試みは評価したい。前作をプレイしていない人には何を言っているのかなかなか分かりにくくて恐縮だが、この感覚はぜひとも皆さんに味わってもらいたいところ。
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