コラム
» 2009年09月17日 16時00分 公開

「“モンハンマシン”が欲しいんです」――新人女性編集者 in GENO工房はじめての自作でも(1/2 ページ)

入社から半年経ったある日、自作PCの購入を決意したある女性編集者が「あそこに行けば何とかなるでしょ?」と、ほとんど考えもなしにアキバを訪れた。

[古田雄介,ITmedia]

「なんかオシャレでハイソな感じ」――とりあえず、GENO工房に案内する

 夏休みが終わった某日、いつものようにアキバを巡回しようとしていた筆者のもとに、担当編集のG氏が新人女性編集者を連れて現れた。自宅のノートPCが壊れたため、これを機会に自作PCに挑戦したいという。

 彼女は開口一番、「自宅で仕事するとき用にWindows 7にしても快適に使えるような高性能なパソコンが欲しいんです。あとモンハン(モンスターハンター フロンティアオンライン)もやりたいし、見た目の格好良さも譲れません。予算は安ければ安いほどいいけど……10万円くらい?」と、好き勝手に条件をまくして立てた。自己紹介もせずに疑問系で終わる会話を投げかけられてやや意識が遠のいたものの、「あ、これ記事にするから」(編集G)ということで筆者がアキバを案内することになったのだった。

ドスパラ秋葉原本店が入るロック2ビルの3階に店を構えているGENO工房

 自作PC初心者をアキバに案内する場合、購入予定のパーツは1つの店舗でまとめて買ってもらうほうが手っ取り早い。欲しいPCの条件を一人の店員さんに伝えれば、店内のパーツから最適なものを選んでくれる。それに加えて、組んだマシンに不具合があった際も1店舗ですべてそろえているとサポート面で何かと有利だ、などと彼女に説明しながら秋葉原の街を歩く筆者。正直、複数の店舗を案内して回るのは面倒くさいしな。というわけで、今回は8月8日にオープンしたばかりのGENO工房に案内した。

 GENO工房はBTOマシンと新品のPCパーツを扱うショップで、まだ内装が新しい店内は女性でも落ち着いて商品を見られるようにさまざまな工夫を凝らしている。店長の長谷川氏は「陳列だなをあまり高く積み上げず、開放感のあるレイアウトにしました。ラックをシルバーに塗装して、壁面を黒に統一するなど、ちょっと高級な感じになるように心がけています。コンセプトは『大人のPCパーツショップ』ですね」と語る。はじめてPCパーツショップに足を運んだという新人編集者も「なんかオシャレでハイソな感じですね」と、満足げな様子だった。

表にある電飾の立て看が目印(写真=左)。独自のBTOマシンが並ぶ。2万円台で組めるマシンも多く、特価品も含めてリーズナブルな商品が多い(写真=中央)。カウンターも高級仕様。「HDDやCPUの価格は変動が激しいので、紙で張るより液晶モニターのほうが長期的には低コストになるんですよ」とのこと(写真=右)

P55マザーにCore i5……「安く、速く、新しく」をモットーにセレクト

店長の長谷川氏

 早速、PCパーツの選定を始める。新人編集者の「まずは完成したマシンの外観をイメージしたいです」という要望に応えて、PCケースから探すことになった。普通はシステムから決めるんだが……。彼女は見た目重視派のため、3万円超の高級ケースに興味を示していたものの、長谷川氏は10万円という予算を考慮してSuper Flowerの「SF-1000/NPS TYPE-R」をプッシュ。ちなみに取材時の価格は9980円だ。

 「内部までブラック一色で塗装したATXケースで、側面にクリアパネルを採用しています。フロントやサイドの赤色LED内蔵ファンがアクセントになるほか、ご自身で内部に光るパーツを入れるなどして装飾できるのがポイントですね」という。

 次はマザーボードだ。マザーボードが決まれば、CPUのソケット形状やメモリの規格も絞られるため、ここの選択はマシンの要になる。長谷川氏は、「どれがどれだか」状態の新人編集者をP55マザーが並ぶコーナーに案内した。「登場したばかりのチップセットで、Windows 7を想定した最新技術が詰め込まれています。ソケット形状も新型なので、将来CPUを乗せ替えるといったグレードアップができる余地が多いのもメリットですね」と説明する。今回はコストパフォーマンスが高く、日本語マニュアルを同梱するなどのサポート面も充実した、ギガバイトの「GA-P55-UD3R」に決まった。取材時の価格は1万6980円。

女性にこのデザインを勧めるのはどうなんだ? という気がしないでもないが、ゲーム好きを自認する新人編集者は「SF-1000/NPS TYPE-R」の尖ったデザインを気に入った様子(写真=左)。マザーボードの陳列だな。高級感のあるレイアウトで、それぞれの基板をじっくり確認できる(写真=中央)。RAID 0/1が構築できるギガバイトのP55マザー「GA-P55-UD3R」(写真=右)

 続いてはCPUとメモリだ。CPUは、P55マザーに対応するラインアップで最も低価格となるCore i5-750に、メモリはDDR3 PC3-12800 1600MHz 4Gバイトセット(コルセア「CMX4GX3M2A1600C9」)が勧められた。「Core i5-750は、上位のCore i7と違ってハイパースレッディング非対応ですが、クアッドコアでも十分快適な処理が可能です。実際のPC処理では4コアも必要ない場合がほとんどですしね。ゲーム用マシンとしても不足はありません。メモリは現在割安なので、DDR3の高速タイプが良いと思います。2枚で計4Gバイトにすれば、2基の空きスロットにあとから4Gバイト追加することもできますし」とのこと。取材時の価格はCore i5-750が2万1500円で、メモリはおよそ1万円。このころになると、新人編集者は「へぇー」を繰り返すお勉強モードに突入していた。

「CPUってこんなに小さいんだー。じゃあ、箱はなんであんなに大きいんですか?」と素朴な疑問を投げかける新人編集者(写真=左)。インテル「Core i5-750」(写真=中央)。コルセア「CMX4GX3M2A1600C9」。メモリは相性問題を起こしやすいが、同店では標準で3年間の相性保証を提供している(写真=右)

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2311/06/news020.jpg 柴犬「友達〜!!!」 お母さんの寝坊で散歩が遅れた柴犬、ワン友に会えず……→怒りMAXの拒否柴発動に母「スマン……」
  2. /nl/articles/2311/06/news041.jpg 素潜りでイソマグロを突いたら海に引きずり込まれ…… 水深25メートルの激闘が100万再生「怖い」「磯のダンプカー」
  3. /nl/articles/2311/05/news045.jpg カナダ留学中の光浦靖子、得意の手芸でまたしても力作を生み出す 「クオリティ高すぎ」「もープロですね」
  4. /nl/articles/2308/06/news018.jpg 柴犬がプールからあがろうとした瞬間……! 「何回見ても爆笑」「好きすぎる」コントのようなずっこけハプニングが発生
  5. /nl/articles/2311/06/news047.jpg 隣家にいった飼い主、ふと視線を感じると柴犬たちが……? じーっと監視するワンコきょうだいの圧に爆笑
  6. /nl/articles/2311/06/news117.jpg 「スト6」フランス大会決勝、モニターにペンキで中断 環境団体乱入で
  7. /nl/articles/2311/06/news068.jpg 村重杏奈の“最強遺伝子”な弟、7歳バースデーお祝いに黄色い声 姉とうり二つな姿に「幼さが抜けて更にイケメン」「可愛いしカッコイイ」
  8. /nl/articles/2311/04/news008.jpg 「やばい電車で見てしまった」「おなか痛い、爆笑です」 カメがまさかの乗り物で猫を追いかける姿が予想外の面白さ
  9. /nl/articles/2311/04/news016.jpg 突然現れた痩せて汚れた野良猫、「ごはんくだちゃい」と訴えてきて…… 距離が縮まっていく姿に「涙が出ます」と100万再生
  10. /nl/articles/2311/05/news052.jpg 「ここはあんたが座る席じゃないよ」 末期すい臓がんの叶井俊太郎、優先席に座るも高齢者から非難 妻・倉田真由美が明かす
先週の総合アクセスTOP10
  1. 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
  2. 尻尾がちぎれた小さな子猫をサーキット場で保護→1年後“ムキムキ最強生物”に 驚異の成長ビフォーアフターに注目集まる
  3. 「犬ぐらい大きくなれよ」と願い育てた保護子猫が「まさか本当に犬ぐらいになるとは」 驚異の成長ビフォーアフターが192万表示!
  4. 「BreakingDown」出場の元プロボクサー、5人から一方的に暴行される 顔面数針縫うも「私は1発も攻撃してません」
  5. 「頭が大きい」「普通ではない」 パリス・ヒルトン、9カ月長男の受診勧めるコメントにぴしゃり「世の中には病んでる人がいるみたい」
  6. 「最期の最期まで闘って」 元「妄想キャリブレーション」水城夢子さん、27歳で病死 2年前には“しばらく療養が必要な病状”で休止
  7. 3児の母・杏、異次元スタイルのパンツスーツ姿が衝撃的 目を疑う脚の長さに「身長の半分股下」「えっ! 本当!? っと思っちゃうくらい」
  8. 志穂美悦子、68歳バースデーに鍛えられた筋肉バキバキの肉体美披露 「いろいろやりたいことがある」「まだ見ぬ自分へ」
  9. 柴犬と父のやりとりに「20分これ見て爆笑してます」「気持ちよすぎるいい返事」 お笑いコンビを超える関係性が100万再生
  10. 「スカートはないわ」「常識無視の番組でびっくり」 山下リオ、登山中の服装批判巡って反論「私が叩かれているようですが」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 病名不明で入院の渡邊渚、3カ月ぶりSNS更新で「表情に違和感」「そこまで酷い状況とは」 ベッド上で「人生をやり直すこともできません」
  2. 動かないイモムシを助けて1年後のある日、窓の外がありえない光景に 感動サプライズが「アゲハ蝶の恩返し」と話題
  3. 「スカートはないわ」「常識無視の番組でびっくり」 山下リオ、登山中の服装批判巡って反論「私が叩かれているようですが」
  4. 「千鳥」大悟、大物美人俳優にバッグハグされた表情に注目集まる 「マジ照れのお顔ですね」「でれでれやん」
  5. 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
  6. 神田愛花アナ、拡散された女子中学生時代ショットにスタジオ騒然「ヤバい」→“アネゴ感”でSNSもざわつく
  7. 「生きててよかった」 熊谷真実、美麗な初“袋とじ”グラビアで63歳の色気全開 真っ赤なドレス着こなす姿に「すごいプロポーション」
  8. 尻尾がちぎれた小さな子猫をサーキット場で保護→1年後“ムキムキ最強生物”に 驚異の成長ビフォーアフターに注目集まる
  9. 双子モデル・吉川ちえ、美容整形後のひたいが“コブダイ”状態へ 多額の費用要した修正手術で後悔も「傷がこんなに残りました…」
  10. 「犬ぐらい大きくなれよ」と願い育てた保護子猫が「まさか本当に犬ぐらいになるとは」 驚異の成長ビフォーアフターが192万表示!