善人になりたいーの!――クロシーノ冒険記(最終回)「俺たちの戦いはこれからだ!! 」「CroXino -クロシーノ-」(1/2 ページ)

善人になりたいと「CroXino(クロシーノ)」の世界に飛び込んだゲームライター・瓦屋文太。途中で悪の道に転げ落ちるなどの紆余曲折はあったものの、かなり戦いにも慣れてきた。そんな瓦屋に、運営主催の対人戦イベントの開催の知らせが舞い込んできた! 低レベルでもOKだし、賞品も出るし、これは参加するしかない! 勝利に飢えた虎(自称)こと瓦屋文太の奮戦記を、とくとご覧あれ!

» 2009年10月05日 00時35分 公開
[瓦屋文太,ITmedia]

いざゆかん! 戦いの舞台へ!!

 「CroXino(クロシーノ)」はジークレストが運営する“運命選択オンラインRPG”だ。キャラクターの善悪を自分で決めることができ、さらには100人規模の対人戦も楽しむこともできる。前回の最後で予告したように、今回はゲームマスター(以下GM)も参加する最大5対5で行える小規模対人戦イベントをリポート。低レベルでも参加OKということなので、これならギルドバトルでの屈辱を晴らせるのではないだろうか? と、作成したキャラクターの中で一番レベルの高いナイトkawarayaで挑戦を決意した筆者。そんな安易な考えでいったいどこまで戦えるのか!

 戦いの舞台はシルリア地方“天国の関門”の奥にある管理所長事務室。ここにいるNPCがPvPエリアへの案内人となっている。対人戦イベント期間中はGMが移動を手伝ってくれるというサービスがあったが、戦いの舞台にすらたどり着けないなんて、戦う資格があるはずもない! ひとり勝手に盛り上がりつつ戦場一番乗りを目指すことに。

 ダンジョンの中にひしめく敵を華麗にスルーしつつ、なんとか集合場所に無事到着したkawaraya。すでに待機していた主催者であるGMを中心に、参加者もどんどん集まりだし部屋の中に緊張感が高まっていく。とはいえ、イベント参加者もなれたものなのか、GMと親しげに挨拶を交わしたりと、終始和やかな空気の中で時間は過ぎていった。

天国の関門の敵はレベル27のナイトでも倒せる。とはいえ複数の敵を同時に相手にしないように慎重に進むkawaraya。決して臆病なわけではない
ダンジョンの奥地にいるソフトな角刈りが似合う警備兵セザンヌがPvPエリアへの案内人だ。パーティを結成した状態で彼に話しかけると対戦の受付ができる

 今回の対人戦は3対3で行われるので、3人1組のチームを作らねばならない。「1人だけあぶれたらどうしよう」というような幼少期の思い出がを頭をよぎったが、仲間はずれの心配をする暇もなくハンターとソーサラーさんからお誘いが! 「遠距離攻撃に長けた彼らの援護を受けつつ突撃するナイトなんて……かっこいい!」そんな妄想を膨らませつつ、じっと開始時間を待つことに。ついに時計の針が開始時間を回り、GMから対人戦のルールが説明される。善側と悪側に分かれて戦い、エリア内にいる“蒼い眼の盗賊団長”を5分間守り抜けば悪側の勝利。逆に、倒すことができれば善側の勝利となるらしい。GMが所属するチームはつねに善側となり、参加プレイヤーは悪側でのプレイとなるようだ。勝てば賞品ゲットの予定であったが、今日に限っては参加賞として配ってくれることのこと。もらえるものはなんでももらう筆者にはありがたいルール改変だとニンマリ。ちなみに、便宜上善と悪に分かれて戦うが、キャラクターの性向値は関係ないので、悪のキャラクターが善側で戦うことも可能になっていた。

試合開始を待つ筆者と仲間たち。もちろんこの間に仲間から雑談を通して対人戦の情報を仕入れるのも忘れない。意思の疎通が計りやすいのも少人数戦のいいところだろう
筆者の挑戦当時のステータスがこれ。見た目だけなら凛々しさ満点のナイスガイなのだが……

敵はGMチーム! やってやるぞー!

 パーティー結成が迅速だったこともあり、チームkawaraya(勝手に命名)が一番最初に戦うことになった。相手はGMと助っ人で参加した2人のプレイヤーで編成されたチームGM。見た感じ助っ人の2人は高レベルみたいなので、相手は高レベルの仲間に任せてGMに集中攻撃を加える作戦でいくことに。ナイトのスキル「シールドバッシュ」でスタンを狙い、GMの足止めをしたところに、「弱点発見」と「電光石火」の連携を叩き込みたいところだ。

 戦闘エリアに移動したチームkawarayaは、味方を強化するスキルを使用からスタート。ナイトの自分は「勇気百倍」で自分と仲間の筋力を強化する。実はこの日のためにこっそりとあまっていたスキルポイントでLv4まで強化しておいたのだ。

まずは「シールドバッシュ」でスタンさせ(写真左)、そのスキに「弱点発見」で相手の物理防御力を下げる(写真中央)。あとは3連続攻撃を叩き込む「電光石火」で大ダメージを狙う(写真右)のが今回の戦術だ!

 目の前にある壁がせり上がり、ついに対戦スタート! まっさきに駆け出し、敵の姿を追い求めるkawaraya。ナイト魂を見せ付けるとき、と目立つ名前のGMに向かって突進するものの、敵の遠距離攻撃が直撃! ダメージは……600!? 最大HPが834のkawarayaにとってこれは致命傷クラスの大打撃。準備しておいたポーションで回復するも、続けざまに攻撃を受けてしまいあえなく昇天。しかし、戦いは終わっちゃいない。戦いは始まったばかりだ! 戦闘不能になってもデスペナルティはなく、戦闘エリア内にあるリスポーン地点で復活が可能。勝敗条件を満たされるまで、何度でも立ち上がり戦うことができるのだ。だが、今回に限っては時すでに遅く、舞い戻る途中で守らねばならない蒼い眼の盗賊団長を倒されてしまい、チームkawarayaは敗北してしまった……。

対人戦の結果は最後に一覧で表示される。与えたダメージや味方を回復した数値などが一目瞭然。どれだけ活躍したかが敵味方に丸わかりだ

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2501/22/news016.jpg 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 衝撃の光景が340万表示 飼い主にその後を聞いた
  2. /nl/articles/2501/19/news029.jpg 「終わった」 賃貸生活2日目、思わず二度見する“とんでもない光景”に大ショック…… 「どんまいすぎる」
  3. /nl/articles/2501/18/news017.jpg 「どうしてそんなに」スズメたちの隣にいた“ヤバいやつ” インパクト抜群の光景に15万いいね「ワイルドな感じ」
  4. /nl/articles/2501/19/news030.jpg 「何があった」 アーティストが“幼少期の写真”公開→“現在との差”に思わず二度見 「なんで???」
  5. /nl/articles/2501/15/news115.jpg 2色のひもを黙々と編み続けると…… 「うわぁかわいい!」完成したキュートな便利グッズにときめきの声【海外】
  6. /nl/articles/2501/16/news189.jpg 家賃1万円台で暮らす夫妻、ジブリ映画をのぞくような“最高の普通ごはん”の食卓は…… 「素晴らしいの一言」「うまそ〜」
  7. /nl/articles/2501/19/news037.jpg ダイソーのひざ掛けを2カ所縫うだけで…… あっという間に完成した“かわいいインテリア”に「参考にします!」
  8. /nl/articles/2501/18/news022.jpg 日本地図で人口減の都道府県を可視化してみたら…… 減少一色に染まる中、“意外すぎる県”が増えていた事実に驚きの声 「青ざめたわ」「恐ろしい」
  9. /nl/articles/2501/18/news028.jpg 子どもの古着を大量にくれた同僚→ママがお返しに作ったのは…… 完成した“おしゃれアイテム”に「とても気が利いてますね」
  10. /nl/articles/2501/16/news032.jpg 「カブトガニが走らないというのは嘘だ」 博物館主催のレース、想像を絶する走りに2600万表示 「壊れたルンバかな」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
  2. 「大根は全部冷凍してください」 “多くの人が知らない”画期的な保存方法に「これから躊躇なく買えます」「これで腐らせずに済む」
  3. 浜崎あゆみ、息子2人チラリの朝食風景を公開 食卓に並ぶ“国民的キャラクター”のメニューが意外
  4. 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
  5. 中2長女“書店で好きなだけ本を買う権”を行使した結果…… “驚愕のレシート”が1300万表示「大物になるぞ!!」「これやってみよう」
  6. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”の家族に反響 ジュノンボーイの幼少期が香取慎吾似?【コンテスト特集2024】
  7. 大好きなお母さんが他界し、実家でひとり暮らしする猫 その日常に「涙が溢れてくる……」「温かい気持ちになりました」
  8. 「やばすぎ」 ブックオフに10万円で売られていた“衝撃の商品”に仰天 「これもう文化財」「お宝すぎる」 投稿者に発見時の気持ちを聞いた
  9. 「こんなおばあちゃんになりたい」 1人暮らしの93歳が作る“かんたん夕食”がすごい! 「憧れます」「見習わないといけませんね」
  10. 【今日の難読漢字】「碑」←何と読む?
先月の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  3. 東京美容外科、“不適切投稿”した院長の「解任」を発表 「組織体制の強化に努めてまいる所存」
  4. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  7. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  8. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  9. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  10. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」