アリーマー驚異の向上過程「レッドアリーマー 魔界村外伝」ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(2/4 ページ)

» 2009年12月28日 14時59分 公開
[ゲイムマン,ITmedia]

レッドアリーマーも昔は弱かった

 空中や壁面に留まって敵を狙い撃てるし、高い所から落ちても空中で静止すれば安全に着地できる。垂直な壁をジャンプでどんどん登っていくことも可能。これなら楽勝!……と思ったが、さすがに「魔界村」シリーズ、そんな簡単なゲームであろうはずがない。

 足場の少ない所で突っ込んでくるステージ1「地獄門」のボスも厄介だし、さらに難関なのがステージ2「ビックタワーモンスター」の中盤以降。動く柱を飛び移って進むのだが、周りのトゲに当たるとダメージを食らうし、敵の配置も嫌らしい。

 レッドアリーマーは、まだほとんどレベルアップしていないので、ジャンプの高さも低いし、ホバリングの滞空時間も短い。なかなか思いどおりに動かせないのだ。しかも2発食らうと“闇の力”(残機)を1つ失い、ステージの中間地点まで戻される。“闇の力”が尽きれば町からやり直しだ。

 このゲームにはRPGモードがあるので、フィールドで敵を倒して“魂”を集めれば、“闇の力”を増やせるはず。だがフィールドに出現する敵も強く、戦えば戦うほど“闇の力”を、増やすどころか減らしてしまう。

 厳しい状況だが、それでもステージ2に何度もトライしていれば、だんだんコツを覚えて、ボスまでたどり着けるようになってくる。このあたりのゲームバランスは絶妙。

ステージ2の後半、動く柱が連続する地帯。なかなかうまく乗れず、トゲに接触しまくる難所だ
足場の少ない中、4カ所の壁にへばりついたボスを倒すのは難しいが、攻撃を避ける場所を見つければ何とかなる
ボスを倒しても油断できない。この状態からトゲに落ちて1機失い、ステージ中盤からやり直しになることも

 ステージ2をクリアすると、攻撃魔法「バスター」と、「嘆きのよろい」「堕天使の翼」が手に入り、攻撃力と体力、ホバリングできる時間がそれぞれアップする。さらに、体力を回復できる「悪魔のエキス」も入手。使ってもなくならないが、一度使うとステージをクリアするか、“闇の力”を1つ失うまで使えない。

 ステージ2からステージ3へ向かうまでに、これだけ多くのアイテムが手に入り、レッドアリーマーはパワーアップする。これでフィールドの敵にビクビクすることもなくなるし、ステージ3「キングパレス」も、ステージ2に比べたらかなり楽にクリアできる。

レッドアリーマーも強くなっているが、フィールドにもさらに強い敵が出現するようになる。油断はできない
ステージ3以降では、バスターの魔法で壊すことのできる壁も現れる
ステージ3後半には、風が吹いて空中でのコントロールがしにくくなる場所もある

トゲとの戦い

 このあと訪れた町で、魔物に絡まれて戦いになるが、勝つとその魔物は「あざむきのよろい」をくれた上、レッドアリーマーを兄貴と慕うようになる。

 その前にダークロードにも能力を上げてもらっているのだが、それでもステージ4「さまよいの砂漠」の、トゲだらけの壁と、ビオラスという堅い敵には苦労する。ただしこのステージでは“魂”もかなり手に入るので、ゲームオーバーになったとしても、“闇の力”をかなり持った状態で再挑戦できる。

この魔物は後の町にも登場し、レッドアリーマーにヒントをくれる
壁にトゲがびっしり。ホバリングできる時間には限りがあるので、足場を見つけて休みたいところだが
これがビオラス。攻撃を受けるとだんだん体が短くなっていくのだが、まあ堅いこと堅いこと

 ここを抜けるとさらに能力が上がるとともに、攻撃魔法「クロー」を覚える。攻撃力が上がるのはもちろん、トゲに当たると一定時間そこにくっついて、レッドアリーマーが足を掛けられるようになるのだ。これで、トゲだらけの壁でも登っていける。

 しかしステージ5、魔王ルシフェルの城は、このゲーム最大の難関だ。前半、壁からドリルが4本連続で飛び出す個所があるのだが、通路が狭いのでドリルに当たらずに通り抜けることは不可能に近い。しかも当たると体力の半分を持っていかれてしまう。悪魔のエキスで1回だけ体力が回復できるとはいえ、これはキツい。

 ステージ中盤まで進んでしまえば、もうこの危険地帯には戻されないのだが、当然ゲームオーバーになればステージ最初からやり直し。だから“闇の力”を増やしてからステージに入りたい。

 でも、このあたりでは“闇の力”を増やすのも困難を極める。というのも“魂”が極端なインフレを起こしていて、ゲーム序盤では“魂”8個で“闇の力”と交換できたのだが、ここでは“闇の力”を1つ増やすのに、“魂”が32個も必要なのだ。

クローの魔法はトゲをコーティングして、つかまれるようにしてくれる。ただし一定時間経つと消える
この場で今すぐ戦ってくれ! と叫びたくなるくらい、このステージは難しい
とにかくこのドリルをかわせない。一度に2ダメージ食らうというのもキツい

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2408/31/news036.jpg 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほどの変貌が379万表示「そこだけボッ!ってw」 半年後の現在について聞いた
  2. /nl/articles/2408/30/news121.jpg 「地獄絵図」「えぐすぎやろ……」 静岡・焼津市の地下歩道が冠水 “信じられない光景”にネットあぜん
  3. /nl/articles/2408/31/news073.jpg 「よくこんなものが……」 米不足でメルカリに米出品→疑問の声も 運営は“禁止出品物”に「然るべき対応」
  4. /nl/articles/2408/31/news025.jpg 次男に塩対応の柴犬、いよいよ次男の帰省最終日を迎え…… 本音が出た瞬間に「不意に泣かせるのやめて欲しい」と感動の声
  5. /nl/articles/2408/30/news017.jpg 最上位グレードのハイエースを“50万円の底値”で購入したら…… 驚きの実物に「ある意味最強」「正直、羨ましい」
  6. /nl/articles/2408/30/news188.jpg 実写「着せ恋」、キャストに物議 海夢の再現度が高すぎるタレントを推す声あがる 「逆になんであかせあかりさん以外の人……」
  7. /nl/articles/2408/29/news193.jpg 「なんで欲しいと思ったんですか?」 酔った勢いで購入 → 後日届いた“まさかの商品”に反響 「理性あったら買わないw」
  8. /nl/articles/2408/28/news142.jpg 明石家さんま、69歳バースデー迎え長男から幸せ呼ぶ“輝かしいプレゼント” 同席した元妻・大竹しのぶは「最高の笑顔でした」
  9. /nl/articles/2408/31/news084.jpg 仕事早いな! 大谷翔平の愛犬“デコピン”、大反響の始球式がさっそくTシャツ化 「こ、これは……」「欲しい!」と爆売れの予感
  10. /nl/articles/2408/30/news113.jpg 「これ600円なの?」 大谷翔平が長く愛用しているデコピンの“おやつ入れ”、始球式で注目「おそろだった」「真美子さんが選んだのかな」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ヒマワリの絵に隠れている「ねこ」はどこだ? 見つかると気持ちいい“隠し絵クイズ”に挑戦しよう
  2. 「米国人には想定できない」 テスラが認識できない日本の“あるもの”が盲点だった 「そのうちアップデートでしれっと認識しそう」
  3. 「苦手な芸能人は誰?」 あのちゃん、女性芸能人を“実名で即答” 「ここ最近で一番笑った」「強すぎる」
  4. ホテルでチェックアウト、忘れ物で多いのは? ホテル従業員が教える「圧倒的に多い忘れ物」
  5. 乳がん闘病中の梅宮アンナ、抗がん剤治療で「髪の毛ほとんどなくなっています」 帽子かぶり「ああ、来たか」
  6. 「キティちゃんのお面だと思ったら……」 ひっくり返すと“まさかの正体”に11万いいね
  7. 「凄すぎる…」「ガチで滝」 “市ケ谷駅の冠水”が衝撃与える 階段に大量の水が流れる様子も…… 東京メトロに経緯を取材
  8. 「早すぎます」「一体なにが」 52歳ボディービルダー、訃報1週間前に最期の投稿で“人生初の試み” 恋人は「亡くなる数時間前まで普通にお出かけも」
  9. お盆で帰省した次男に、柴犬も猫もまさかの反応→どちらも豹変して爆笑 「涙出てきました」「おもろ可愛過ぎ(笑)」
  10. 着陸する戦闘機を撮ったはずが…… タイミングが絶妙すぎる1枚に「一部の専門家には貴重な一枚」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 釣れたキジハタを1年飼ったら……飼い主も驚きの姿に「もはや魚じゃない」「もう家族やね」 半年後の現在について飼い主に聞いた
  2. 「もうこんな状態」 パリ五輪スケボーのメダリストが「現在のメダル」公開→たった1週間での“劣化”に衝撃
  3. 「コミケで出会った“金髪で毛先が水色”の子は誰?」→ネット民の集合知でスピード解決! 「優しい世界w」「オタクネットワークつよい」
  4. 庭で見つけた“変なイモムシ”を8カ月育てたら…… とんでもない生物の誕生に「神秘的」「思った以上に可愛い」
  5. 「米国人には想定できない」 テスラが認識できない日本の“あるもの”が盲点だった 「そのうちアップデートでしれっと認識しそう」
  6. ヒマワリの絵に隠れている「ねこ」はどこだ? 見つかると気持ちいい“隠し絵クイズ”に挑戦しよう
  7. 「昔はたくさんの女性の誘いを断った」と話す父、半信半疑の娘だったが…… 当時の姿に驚きの770万いいね「タイムマシンで彼に会いに行く」【海外】
  8. 鯉の池で大量発生した水草を除去していたら…… 出くわした“神々しい生物”の姿に「関東圏では高額」「なんて大変な…」
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「なんでこんなに似てるの」 2つのJR駅を比較→“想像以上の激似”に「駅名だけ入れ替えても気づかなそう」