ニュース
» 2011年09月06日 12時10分 公開

第13回:「隠れキャラ」に隠された、プレイヤーをゲームのとりこにするヒミツ(つづき)なぜ、人はゲームにハマルのか?(2/5 ページ)

[鴫原盛之,ITmedia]
画像 これが元ネタとなったヘブラム(※画面左寄りにいる緑色のキャラクター)。過去のゲームの敵キャラをそのまま「隠れキャラ」として最新作に登場させるアイデアは実に独創的でした
(C)1985 JALECO

 次に、ナムコと同じくファミコン初期から参入していた老舗メーカーのジャレコの例を見てみましょう。1985年に発売したファミコン用アクションゲームの「シティコネクション」では、ニューヨークステージの背景にある自由の女神の近辺でオイルを合計10個投げると、空中に奇妙な形をしたヘブラムという「隠れキャラ」が登場し、取るとクラリス(マイカー)のストックが1機増えるようになっています。

 実はこのヘブラム、元々は同社のファミコンソフト第1弾であるシューティングゲーム「フォーメーションZ」の敵キャラクターだったのです。過去の作品の敵キャラを利用するというアイデアによって、プレイヤーは「隠れキャラ」を発見したときの感動はもちろん、もし元ネタの作品を知っていた場合は同時に懐かしさも堪能できて思わずニヤリとしてしまいます。



ムービー:「シティコネクション」
(C)1985 JALECO

 カプコン作品の「隠れキャラ」として昔から特に有名なのが、前回のコラムでもご紹介した風車の形をした弥七。元々は1984年に発売された「バルガス」(※カプコンのビデオゲーム第1号作品)というアーケード用シューティングゲームの敵キャラクターでしたが、後に発売された「魔界村」をはじめ、取ると主人公のストックが増えたりボーナス得点が入る「隠れキャラ」として多くの作品に登場したことで、当時のプレイヤー間ではすっかりおなじみになりました。

 また、同じく前回に取り上げた「ソンソン」に出てくる「隠れキャラ」のタケノコは、後の1987年に発売されたシューティングゲーム「1943」にも同じ条件(※特定の地点を通過する)で出現します。さらには、1984年に発売されたアクションゲームの「ひげ丸」で主人公が武器と使用していたタル(樽)が、同じく「1943」や1986年に発売されたアーケード用シューティングゲームの「サイドアーム」などの「隠れキャラ」としても利用されていました。

 「隠れキャラ」に限った話ではありませんが、当時からカプコンのゲームを遊んだ経験がある人であれば、過去にプレイしたゲームと同じキャラクターを発見するたびに、「ウワッ、いかにもカプコンらしいなあ!」などとウキウキしながらゲームを楽しんでいたのではないでしょうか? その結果、自社製品のファンを増やすことにも少なからず貢献していたのではないかと思われます。

画像画像 弥七やタケノコなど、カプコン製品には古い作品に登場したキャラクターを「隠れキャラ」として利用する例がたくさん存在します。写真左から、「魔界村」「ソンソン」

画像画像 左から「1942」「1943」(※いずれもプレイステーション2版「カプコン クラシックス コレクション」を使用)

(C)CAPCOM CO., LTD. 2005,2006,
(C)CAPCOM U.S.A., INC. 2005,2006 ALL RIGHTS RESERVED.

 かつてのコナミ作品においては、マント姿で空を飛ぶコナミマン太郎と呼ばれる「隠れキャラ」が多くのタイトルに登場していました。一番最初に登場したのは、1984年に発売されたアーケード用レーシングゲームの「ロードファイター」で、特定の条件を満たすと画面下から飛んできて3千点のボーナス得点が入るようになっていました。

 その後、コナミマン太郎は前回ご紹介した「グーニーズ」をはじめ、「キングコング2」「がんばれゴエモンからくり道中」「火の鳥 鳳凰編」など主にファミコン用ソフトを中心に数多く登場し、取ると高得点のボーナス得点が入ったり主人公が1UPするなど、まさにその風貌どおりにプレイヤーを助ける正義の味方としておなじみの存在となりました。なお余談になりますが、コナミマン太郎は1988年に発売されたファミコン用アクションゲーム「コナミワイワイワールド」ではコナミマンへと名を改め、晴れて主役の座を射止めています。

画像画像画像 コナミマン太郎はコナミ作品のヒーロー的存在で、発見したときにはみんなで大喜びしたものでした。写真左から、「ロードファイター」「グーニーズ」「がんばれゴエモン! からくり道中」(※「ロードファイター」:プレイステーション版「コナミ80'sアーケードギャラリー」を使用)

(C)1998 1999 KONAMI ALL RIGHTS RESERVED.
(C)KONAMI 1986
THE GOONIES IS A TRADEMARK OF WARNER BROS. INC.
(C)1985 WARNER BROS. INC. ALL RIGHTS RESERVED.
(C)KONAMI 1986

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

  1. /nl/articles/2201/24/news081.jpg 「めっちゃ痩せててびっくり」「尊敬しかない」 ガンバレルーヤ、1カ月半で“22キロ減”の別人ショットに反響
  2. /nl/articles/2201/23/news010.jpg 会社のオンライン朝礼に子猫も参加した結果 永久にちょっかいを出し続ける自由ほんぽうっぷりがかわいい
  3. /nl/articles/2201/24/news018.jpg ハムスターが自分のアクリルスタンドを見てとったポーズが…… 飼い主が爆笑した奇跡の2ショットに「変な声でたw」と笑いが集まる
  4. /nl/articles/2201/24/news074.jpg 「イケメンの日ってことに」 井手上漠、珍しい“男子風”ノーメイクに「菅田将暉くんに似てる」の声
  5. /nl/articles/2201/23/news011.jpg 「好きだから」とクラスメイトに監禁されて ストーカー女子を描いたホラー漫画が真相を知るともっとホラー
  6. /nl/articles/2201/24/news026.jpg 重要な商談で盛大なやらかし! 同僚へのドッキリ用「ビリビリ電気ペン」が悲劇を生んだエピソードに「申し訳ないけどめちゃくちゃ笑った」
  7. /nl/articles/2201/19/news160.jpg 疲れたOLがゲーセンでやさぐれヤンキーに懐かれる漫画が平和で癒やし 気付けば家で一緒にゲームをする仲に
  8. /nl/articles/1801/19/news114.jpg 奇跡起きたな! 女お笑いコンビ「ガンバレルーヤ」、“詐欺写真”で別人に生まれ変わる
  9. /nl/articles/2201/23/news016.jpg 兄猫「ぺちっ」子猫「や、やられたぁ〜!」 優しい猫パンチでコテっと倒れる弟猫がアニメのようでいとおしい
  10. /nl/articles/2201/22/news055.jpg 平愛梨、夫・長友佑都の勘違いにかわいい“対策”発動 「懐が大きいなぁ〜」「長友さんは幸せもん」とファン絶賛

先週の総合アクセスTOP10

  1. 勝手に「サービス終了ゲーム総選挙」をやったら6700票も集まってしまったので結果を発表します 2位の「ディバインゲート」を抑えて1位に輝いたのは……
  2. ママとの散歩中、田んぼにポチャンした柴犬さんが帰宅後…… パパに一生懸命アクシデントを報告する姿がいとおしい
  3. “26歳年の差婚”の菊池瑠々、第4子妊娠を発表「もう、とにかくうれしいです!」 年上の夫も満面の笑み
  4. 桐谷美玲、隠し撮りに「絶対ヤバい顔」 “ほぼ半目”な不意打ち写真に「100点満点に可愛い」と全力フォローの声
  5. 村田充、3匹目の愛犬の存在明かす 神田沙也加さんから引き取ったブルーザーとは「数日で仲良くなりまして」
  6. 三浦孝太、母・りさ子誕生日に“家族4ショット”でお祝い キングカズも笑顔の写真に「家族が1番!」
  7. バレー日本代表の清水邦広の再婚に盟友・福澤達哉さん「相手は私ではございません」 元妻は中島美嘉
  8. 「駅の待合室をバケモンが占領している」→“謎の生き物”の正体について大分県立美術館に話を聞いた
  9. 滝沢カレン、倖田來未の“バックダンサー”になりすまし 感極まって「人一人洗えるくらい泣きました」
  10. 宮崎駿愛用の「電動消しゴム」が故障 → サクラクレパス公式が倉庫の奥から発掘 Twitterが繋いだ温かな展開が話題に

先月の総合アクセスTOP10

  1. 「どん兵衛」新CMに星野源が復活も衝撃の新展開 “どんぎつね”吉岡里帆の正体明かされ「完全なホラー案件」「狂気を感じる」
  2. ハラミちゃん、“公称145センチ”も本当の身長にゴチメンバー驚き 「デカイっていわれるのが嫌になっちゃって……」
  3. 西川史子、退院を報告 「生きていて良かったと思っていない」と告白も、力強い現在の心境明かす「私は医師です」
  4. 「もうアヒル口」「美人確定ですね!」 板野友美、生後2カ月娘の“顔出しショット”にみんなメロメロ
  5. 「気ぃ狂いそう」 木下優樹菜、生配信中止で“涙のおわび動画” やらかしたスタッフに「生きてたらミスぐらいする」
  6. 東大王・鈴木光、“お別れの笑顔”で司法試験合格を報告「本当にありがとうございました」 SNS閉鎖に涙のエール続々
  7. 「こんな普通に現れるの?!」「バレそうで心配」 倖田來未、駅のホームに“普通に並ぶ”姿にファン驚き
  8. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」「どストレートに餅で笑った」と称賛集まる
  9. 第1子妊娠のすみれ、母・松原千明と2年ぶりに涙の再会 「やっとママに会えました」と感動的な親子ショット公開
  10. 渡辺裕之、66歳バースデーで息子と2ショット 合同誕生日会に「すごいお料理とケーキ」「イケメン息子さん」