「公式が病気」「良い意味でおかしい」――ばんえい競馬の「アイマス」コラボがやりすぎだと話題に:日々是遊戯
北海道帯広競馬場と「アイドルマスター」がコラボレーションした「ばんえいアイドルマスター記念」が大盛況だったようです。
十勝がとかちつくされた日
去る11月20日に北海道帯広競馬場で開催された、「ばんえいオークス」と「アイドルマスター」のコラボイベント「ばんえいアイドルマスター記念」。ねとらぼでも開催決定時に一度取りあげていますが(ばんえい競馬で「アイドルマスター記念」開催)、いざ開催されてみると想像以上のカオスっぷりに「公式が病気」「良い意味でおかしい」などとあちこちで話題になっているようです(いい意味で)。
混沌と驚愕が入り交じった当日の様子はTogetterの「アイドルマスター 2011年11月20日ばんえいアイドルマスター記念開催!」をどうぞ。ニコニコ動画には当日の中継映像をまとめたものもあがっており、現地の異次元空間ぶりを垣間見ることが可能となっています。
驚くべきは、レース前のパドック映像などあちこちで「アイマス」の曲や映像が使われている点。特にパドック映像は全レースすべて異なっており、765プロのアイドル12人が順番にパドックを紹介するというこだわりよう(ちなみに12人の声はすべて下田麻美さんが演じているそう)。また10レースの「ばんえいアイドルマスター記念」では、レース開始を告げるファンファーレも、アニメ版OP曲「READY!!」をアレンジしたオリジナル仕様になっており、こちらも必見。実況の井馬博アナウンサーも「先頭カネサブラックでとかちつくちてえええぇぇぇ!」とノリノリです。ついでにダイジェスト映像の30秒あたり、女性アナウンサーの声が思いっきり笑いをこらえているように聞こえますがたぶん気のせいでしょう。
また当日のレーススケジュールを見ると、10レースの「ばんえいアイドルマスター記念」以外にも、「中村繪里子さん誕生日記念」や「真冬の十勝でドッキドキだよぉ杯」、「やよい賞」など「アイマス」にちなんだレース名がずらりと並んでいますが、公式コラボはあくまで10レースだけで、残りはすべてユーザーによる協賛レースというから驚きです。また案の定「7-6-5」や「9-6-1」「8-7-6」といった記念馬券に人気が集まり、ところどころ三連単の人気順がおかしなことになっていたとの報告もちらほら。余談ですが、10レースの結果は「9-1-6」とあやうく「9-6-1」になりかけたそうです。惜しい、っていうか危なかった!
これ以外にも、全国のプロデューサーたちから送られたフラワースタンドが飾られていたり、マスコットキャラクターのリッキー君が「エージェント夜を往く」を踊ったりと、当日の帯広競馬場はまさに「アイマス」尽くしだった模様。現地を訪れたプロデューサーたちは、1日限りのお祭りを存分に楽しんだことと思います。
元をたどれば、双海亜美・真美が歌う「エージェント夜を往く」で、歌詞の「溶かし尽くして」が「とかち(十勝)つくちて」に聞こえるということに端を発した今回のコラボレーションですが、まさかここまでやってくれるとは思わなかったというのが正直なところ。なお、この日の帯広競馬場の来場者数は昨年の1日あたりの最高来場者数を上回ったそうです。
ちなみに筆者も「取材に行くので交通費ください!」とお願いしたのですが、「いくらなんでも急に十勝は無理」と言われてしまい断念。間近で見てみたかった……。
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