ついに全貌が明らかに! スクウェア・エニックス新作アーケードゲーム。その名も「ガンスリンガーストラトス」:プロゲーマー梅原大吾氏も絶賛(1/2 ページ)
最近スクウェア・エニックスのアーケードゲームがアツい! そんな声が上がる中、また新たな新作タイトル「ガンスリンガーストラトス」が発表された。今回は、イベントで発表されたゲームの詳細な情報と、イベントの様子を徹底リポート!
スクウェア・エニックスは1月11日、東京のベルサール渋谷にて、完全新作アーケードタイトル「ガンスリンガーストラトス」の取引先向け発表イベントを開催した。
開発は「機動戦士ガンダム エクストリームバーサス」を手がけたことで知られるバイキング。スクウェア・エニックスは2006年にタイトーと合併して以来、レバー操作を使用するカードゲーム「ロード・オブ・ヴァーミリオン」や、筐体が変形する「超速変形ジャイロゼッター」といった、独特な筐体を使用したアーケード作品を製作している。
本作は4対4のオンライン対戦がメインの、オンラインマルチ対戦型ダブルガンアクションゲームで、2丁の拳銃型コントローラーを合体・分離させて戦うという、これまたテンションの上がる操作システムを採用している。
本記事では、紹介されたゲームの詳細なシステムなどに加え、出演声優陣や、日本初のプロゲーマーである梅原大吾氏といったゲストが登場した、イベントの様子をお届けする。
合体・分離する2丁のガンコンで戦う、コントローラーからすでに新感覚!
発表イベントは非常に大きな地下ホールで行われ、会場には多くのアミューズメント施設関係者が集まっていた。まず最初に登壇したのは、スクウェア・エニックスの代表取締役社長である和田洋一氏。
和田氏はまず、スクウェア・エニックスのアーケード事業への取り組みについて解説し、今後同社のアーケード事業が目指す先を「決して家庭では感じられないゲーム体験の提供」だと位置づけた。さらに本作については「アドレナリンがバンバン出るゲームを作れないかと考えた結果、作り上げられたのが本作です」と、期待を煽ってくれた。
続けて、和田氏にゲームの紹介役として呼び込まれたのは、本作のプロデューサーである、スクウェア・エニックスの門井信樹氏と、バイキングのディレクター、尾畑心一朗氏。ここからは、2人によるゲームの詳細な解説が行われた。
まず尾畑氏は、本作のコンセプトを「銃で撃ち合うのが最高に楽しいゲーム」と位置づけ、解説をスタート。
ゲームの筐体は4台1セットで、対戦は4対4の2勢力ごとで勝敗を競う。各筐体に60インチのフルHD解像度プラズマディスプレイと、2丁のガンコントローラーが設置されている。尾畑氏はさらに、ゲームの特徴として毎秒60フレームの映像表現を挙げ「アーケードのオンライン対戦対応のゲームとしては珍しく、これによってスムーズにプレイ出来ます」と、魅力をアピールした。遅延の少ないプラズマディスプレイも、快適なゲームプレイのために採用されたものだと思われる。
とにかく遅延が大敵になる、オンライン対戦型のゲームでは、こういった配慮は嬉しいところ。筐体の構造で生じるラグは、最低限まで抑えているようだ。
両手に持つ2丁のガンコントローラーは、両手にひとつずつ銃を持って操作する「ダブルガンスタイル」、横に銃を接続して操作する「サイドスタイル」、縦に接続して操作する「タンデムスタイル」という3種類の形態が存在する。
各スタイルごとに、ゲーム内の武器が変形するので、状況に応じて使い分ける必要がある。通常ショットなら「ダブルガンスタイル」、マシンガンなどの特殊武装は「サイドスタイル」、施設などを破壊できる巨大武装は「タンデムスタイル」で変形できる。装備している武器によってスタイルごとの形態は変化し、装備できる武器は数百種類にのぼる。武装の中には、回復武器や、バリアを展開する武装などもあるとのこと。
また、実装されるゲームモードは全部で4つ。ネットワークに接続して対戦を行う「全国対戦」と「店舗チームVS.全国対戦」。そして、店内でローカルプレイを行う「個人ミッション戦」と「協力ミッション戦」だ。全国対戦がメインのモードではあるが、しっかりとローカルプレイ用のゲームモードも用意されている。
対戦で使用されるマップは、「渋谷」や「道頓堀」など、すべて現実に存在する地名が使用されている。今回公開されたのは渋谷マップのみだったが、今後は全国各地の名所も追加されてゆくとのこと。そして、これらのマップにある建物のほとんどは、大規模な破壊が可能となっている。建物の破壊を戦略に組み込むことも、もちろんできる。戦闘するマップによって、適した武器を装備する必要があるかもしれない。
こういったゲームには、独自のICカードなどが必要になるものだが本作は、タイトーのゲーム配信システムNESiCAxLive(ネシカクロスライブ)に対応しており、すでにカードを所有している場合は、新規にカードを作る必要はない。
稼働後は、登録情報を利用したチームの作成や、衣装などの配信も行なうとのこと。チーム登録をすると、所属チーム内で所持している武器の貸し借りができるなど、ゲームプレイが有利になる点もあるようなので、積極的に利用するといいだろう。ちなみに、尾畑氏によると「追加課金はナシのポイント制での配信となります」とのことなので、ご安心してプレイしていただきたい。
以上で、ゲーム内容についての説明が終了となった。残念ながらまだ、リアルタイムのプレイ画像は見られなかったが、その点は続報に期待しよう。
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