ついに詳細が明かされた「ポケモン+ノブナガの野望」 両社のトップが疑問に答える「ポケモン+ノブナガの野望」完成発表会+体験リポート(1/2 ページ)

発表直後、業界各所から「マジで?」の声が多数上がった新作タイトル「ポケモン+ノブナガの野望」の、詳細情報が明らかに! イベントには、コラボレーションした両社の社長に加え、ポケモン大好きアイドル南明奈さんも登場!

» 2012年01月20日 12時58分 公開
[ITmedia]
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 ポケモンは1月19日、東京六本木のパークハイアット東京にて、3月17日に発売を予定している新作シミュレーションゲーム「ポケモン+ノブナガの野望」の完成発表会を開催した。

 本作は、ポケモンとコーエーテクモゲームスそれぞれの看板タイトルのコラボレーション作品。タイトルを見て分かるように、超人気RPG「ポケットモンスター」と国盗りシミュレーションの元祖「信長の野望」が元ネタだ。

 「ポケモン+ノブナガの野望」の名前を初めて見た時は、正直「よくできたネタだな」などと思ったものだが、完成発表会まで開催されたとあっては、そろそろその存在を信じなければならなくなってきた。

画像

 というわけで本記事では、本作の開発に携わった両社の代表によるトークセッションなどが行われた、イベントの様子をお伝えする。

 また、イベント終了後には、実機で「ポケモン+ノブナガの野望」を体験プレイする機会をいただいたので、そちらのプレイリポートもお届けしてゆく。いち早くゲームの細かな情報を知りたいという方は、プレイリポートを先にチェックしても良いだろう。

ポケモン社長石原氏「信長の野望は、フロッピーディスク時代からのファンだった!」

 会場に入ると、メインビジュアルにも描かれている、等身大のノブナガ&ゼクロムが出迎えてくれた。造形も非常に細かく、このタイトルへの本気感が伝わってくる。

画像 等身大のノブナガ&ゼクロム。衣装も雰囲気も、まさにベストマッチなポケモンだ
画像 ポケモンの代表取締役社長の石原恒和氏(左)とコーエーテクモゲームス代表取締役社長の襟川陽一氏(右)

 最初に登場したのは、ポケモンの代表取締役社長の石原恒和氏と、コーエーテクモゲームス代表取締役社長の襟川陽一氏。両社の代表と代表が、1つの壇上へと登り、固い握手を交わした。

 簡単な挨拶を終えた後、石原氏は「信長の野望」について、PC-88の、フロッピーで発売された初代「信長の野望」からのファンだったと語り、今回のコラボは「コーエーテクモゲームスさんと一緒にゲームを作るとなれば、信長しか無い」と、力強くコメント。

 また、「名前」に関する裏話として石原氏は「トレーナーの名前は基本的に3文字だったんですね。これは、ポケモンに携わった方々の名前から多く取っているのですが、僕の名前「ツネカズ」は4文字なので出られなかったんです。しかし戦国なら、ほとんどの人物が4文字の名前なんです。このあたりで、積年の思いが晴らせるというのも、個人的には嬉しいところですね」と、楽しそうに語ってくれた。

画像 コーエーテクモゲームス「ポケモン+ノブナガの野望」プロデューサー、鯉沼久史氏

 ひと通りの挨拶が終わった後は、コーエーテクモゲームスの「ポケモン+ノブナガの野望」プロデューサーである、鯉沼久史氏を加え、一問一答形式で「ポケモン+ノブナガの野望」トークイベントがスタートした。

―― 制作に携わったスタッフは?

鯉沼さん スタッフは、2つのポイントを絞って集めました。まず1つは「ポケモン」を好きな人。そしてもう1つは、シミュレーションゲームに携わった方です。

―― 「戦国」と「ポケモン」という組み合わせについて教えてください。

石原さん 「信長」は、非常に時代を感じさせるものですよね。僕としては「戦国時代」というイメージでは作っていないんです。むしろ「新しい地域ファンタジー世界」という感覚で捉えています。

襟川さん 現代の方にとってみると、戦国時代というのはある種のファンタジー世界ですよね。「ポケモン」もファンタジーですから、架空の世界で、架空の武将が、架空の戦いをするという面白さが出せるのではと考えています。

―― 「戦国」と「ポケモン」の共通点は?

襟川さん 「ポケモン」の持つ面白さに、各地のジムリーダーを制覇していく楽しみがありますよね。信長の野望もまた、1つの地域から日本を制覇していくゲームなんです。そういった点では、共通点があります。

鯉沼さん 本作も、ポケモン同士が戦い各地の城を制覇していく、というジムリーダー戦に似た流れを持っていますので、ゲームとしてはしっかりマッチングしていますよ。

―― ゲームの内容、ストーリーを教えてください。

鯉沼さん プレイヤーは領主(ブショーリーダー)となって、各地に点在する城を攻め落としていくのが、メインのエピソードになります。

―― キャラクターのデザインについて。

襟川さん ゲームに登場する武将(ブショー)などは、戦国無双のキャラクターのデザインを手がけているチームが行なっています。

画像 オイチ&プリン
画像 ケンシン&ミゥツー

画像 シンゲン&グラードン
画像 ノブナガ&ゼクロム

―― ゲームのジャンルとシステムは?

鯉沼さん いわゆるウォーシミュレーションと呼ばれるタイプのもので、ユニットを戦わせて、勝利条件を満たしてゆきます。勝利条件は状況によって「敵を全滅させる」や「旗を一定数取得する」など様々です。

―― ゲームの特徴は?

鯉沼さん ステージには、ワープゾーンが出現したり、落とし穴があったりと、いろいろなギミックがあります。ポケモンやブショーにも特別な能力がそれぞれお用意されているので、しっかり考えて戦略を組み立てられます。

石原さん 200近く登場するブショーと、ポケモンの組み合わせも自由に変えられるので、かなりの数の組み合わせが考えられます。ポケモンはもちろん、進化する武将もいますので。ぜひご期待ください(笑)。

 トーク中には背景のスクリーンを使用して、実機によるデモプレイも行われていた。細かなシステムや、ゲームプレイの感覚などについては、記事の最後でプレイリポートとともに記しているので、そちらを参考にしてほしい。

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