ミクロの世界へダイブできちゃう、デジカメみたいなデジタル顕微鏡「SVP DM540」を触ってみたナニコレ

デジカメ感覚で使える「デジタル顕微鏡」が楽しい。身の回りのいろんなものを拡大してみると、見慣れた世界がちょっと違って見えてくる。

» 2012年03月14日 19時10分 公開
[ITmedia]
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 見た目はデジカメ、でも厳密に言うとデジカメとはちょっと違う。SVP(Silicon Valley Peripherals)の「DM540」は、デジカメ感覚で使える「デジタル顕微鏡」だ。

画像画像 見た目は完全にデジカメだが、これでも一応「顕微鏡」だ

画像画像 左のリングでピントを合わせ、シャッターで撮影。シャッターボタンはズームレバーも兼ねておりやや堅め

 光学ズームは10〜17倍までだが、デジタルズームを使えば最大500倍まで被写体に寄れる。試しに自分の名刺を撮ってみたら、紙の繊維の結びつきまでクッキリ見ることができた。なるほど、普通の顕微鏡のような煩雑さがなく、見たいものをパッと見られるのは面白い。

画像画像画像 「DM540」で名刺を撮影。どこまでも寄っていけるのが楽しい(写真はサイズ調整以外無加工)

 調子に乗って他にもいろいろと見てみることにする。近くにあったフィギュア、ぬいぐるみ、観葉植物の葉っぱ、しなびたミカンの皮――。

 普段なにげなく接しているものでも、ちょっと拡大してみるだけでまったく違ったものに見えてくる。身近にこんなワンダーな世界があったのかー! とちょっと興奮。最初は手動でフォーカスを合わせるのがやや面倒に感じたが、それも慣れてくるにつれて楽しみへと変わった。

画像画像画像 とりあえずいろいろと撮ってみる。手ブレがすごいので、手で持っての撮影はオススメしない

 ただ、「見る」のは得意な一方、「撮る」ほうはかなり苦手なようで、うまくピンの合った写真を撮るのはなかなか難しい。500倍ズームともなると手ブレもとんでもないことになるが、シャッターボタンが堅くてやたら押し込みにくかったり、本体を固定するための三脚穴もなかったりと、手ブレへの配慮が一切ないという潔さ。またホワイトバランスも適当で、プレビューではマトモなのに撮ってみると急にサイケな色合いになってしまう。「撮る」のはあくまでオマケで、「見る」方がメインだと考えた方がよさそうだ。

 調べてみたところ、残念ながら現在、日本国内での取り扱いはない模様(以前は一部ショップなどで販売されていたらしい)。一応、北米版Amazonでは129.99ドル(原稿執筆時点の価格。定価は199.99ドル)で販売中だが、この値段だとちょっと足踏みしてしまうなあ、というのが正直な感想だ。オモチャとしては面白いんだけどね。

画像画像画像 何を撮ったか分かるかな?(あえて拡大前の写真は載せない!)

関連キーワード

顕微鏡 | デジカメ | 写真 | ナニコレ | レビュー


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2407/24/news014.jpg 庭で見つけた“変なイモムシ”を8カ月育てたら…… とんでもない生物の誕生に「神秘的」「思った以上に可愛い」
  2. /nl/articles/2407/25/news017.jpg 「これが生えたら庭終了」 プロも降参する“何をやっても全部ムダな最恐雑草”の正体が400万再生「ほんとこれ厄介」「土ごと変えないと不可能」
  3. /nl/articles/2407/26/news151.jpg イトーヨーカドー春日部店が閉店へ 「クレヨンしんちゃん」に登場するスーパーのモデル 「残念」「寂しい」惜しむ声
  4. /nl/articles/2407/25/news012.jpg 夜、山中の側溝をのぞいてみたら…… 思わず声がもれる“あらぬ生物”の姿に「ヤバいw」「生で見てみたい」
  5. /nl/articles/2407/25/news007.jpg 水槽の中で卵を発見→慎重に見守って1カ月後…… 小さな命の誕生に飼い主も視聴者もメロメロ「まじで可愛すぎるほんとに可愛い」
  6. /nl/articles/2407/25/news138.jpg 「お父さんはママのオタクだった」 母親が「元・おニャン子」のタレント、アイドルとオタクが“つながっちゃいけない理由”を問いかける
  7. /nl/articles/2407/25/news050.jpg 「立体的に円柱を描きなさい」 中1の“斜め上の解答”に「この発想は天才」「先生の優しさも感じます」
  8. /nl/articles/2401/26/news015.jpg スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
  9. /nl/articles/2407/26/news119.jpg 工藤静香、15歳の愛犬が天国へ 感謝の言葉つづるも……「泣いてばかり」「心が追いつかない」と悲痛な思い
  10. /nl/articles/2407/26/news008.jpg 外国人が来日して“3年後”…… マクドナルドの“オーダーの変化”に「胃袋が日本人のそれなんよw」とツッコミ
先週の総合アクセスTOP10
  1. プロが本気で“アンパンマンの塗り絵”をしたら…… 衝撃の仕上がりが360万再生「凄すぎて笑うしかないww」「チーズが、、、」
  2. 6年間外につながれっぱなしだったワンコ、保護準備をするため帰ろうとすると…… 思いが伝わるラストに涙が止まらない
  3. 「お釣りで新紙幣来た!!!!!と思ったら……」 “まさかの正体”に「吹き出してしまった」「逆に……」
  4. 赤いカブトムシを7年間、厳選交配し続けたら…… 爆誕した“ウルトラレッド”の姿に「フェラーリみたい」「カッコ良すぎる」
  5. ダイソーで買った330円の「石」を磨いたら……? 吸い込まれそうな美しさが40万回表示の人気 「夏休みの自由研究にもいいのでは?」
  6. 「これ最初に考えた人、まじ天才」 ダイソーグッズの“じゃない”使い方が「目から鱗すぎ」と反響
  7. もう笑うしかない Windowsのブルースクリーン多発でオフィス中“真っ青”になった海外の光景がもはや楽しそう
  8. アジサイを挿し木から育て、4年後…… 息を飲む圧巻の花付きに「何回見ても素晴らしい」「こんな風に育ててみたい!」
  9. スズメの首は、実は……? 「心臓止まりそうでした」「これは……びっくり!」“真実の姿”に驚愕の声
  10. 【今日の計算】「8×8÷8÷8」を計算せよ
先月の総合アクセスTOP10
  1. 18÷0=? 小3の算数プリントが不可解な出題で物議「割れませんよね?」「“答えなし”では?」
  2. 日本人ならなぜかスラスラ読めてしまう字が“300万再生超え” 「輪ゴム」みたいなのに「カメラが引いたら一気に分かる」と感動の声
  3. 「最初から最後まで全ての瞬間がアウト」 Mrs. GREEN APPLE、コカ・コーラとのタイアップ曲に物議 「誰かこれを止める人いなかったのか」
  4. 「値段を三度見くらいした」 ハードオフに38万5000円で売っていた“予想外の商品”に思わず目を疑う
  5. 「思わず笑った」 ハードオフに4万4000円で売られていた“まさかのフィギュア”に仰天 「玄関に置いときたい」
  6. かわいすぎる卓球女子の最新ショットが730万回表示の大反響 「だれや……この透明感あふれる卓球天使は」「AIじゃん」
  7. 「これはさすがに……」 キャッシュレス推進“ピクトグラム”コンクールに疑問の声相次ぐ…… 主催者の見解は
  8. 天皇皇后両陛下の英国訪問、カミラ王妃の“日本製バッグ”に注目 皇后陛下が贈ったもの
  9. 「この家おかしい」と投稿された“家の図面”が111万表示 本当ならばおそろしい“状態”に「パッと見だと気付けない」「なにこれ……」
  10. 和菓子屋の店主、バイトに難題“はさみ菊”を切らせてみたら…… 282万表示を集めた衝撃のセンスに「すごすぎんか」「天才!?」