手書きメモを簡単デジタル化! 「ショットノート」のホワイトボード版で会議も遊びもお役立ち散歩するガジェット(1/3 ページ)

累計販売数が100万冊を超えた「ショットノート」シリーズの新機軸製品「ショットノート(ホワイトボードタイプ)」。このオフィスで大活躍するアイテムであえて遊んでみた。

» 2012年03月13日 18時48分 公開
[種子島健吉,ITmedia]
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

新機軸ホワイトボード版「ショットノート」登場

 テプラポメラをはじめ、ガジェット好きなら目が離せない企業のひとつにキングジムがあります。そのキングジムが2011年2月に発売し、2012年2月には累計販売数が100万冊を超えた「ショットノート」シリーズに、新機軸の製品が登場しました。

 その名は「ショットノート(ホワイトボートタイプ)」。おそらく多くの読者諸兄姉は「まんまやないかいっ!!」と心の中で突っ込んだであろう、この製品名ですがリリースには「会議や打ち合わせで大活躍」「裏面がマグネットなのでスチール面ならどこでも貼り付きます」という趣旨の説明があり、間違いなくオフィスユースを狙っています。そのため、インパクト優先の奇をてらったネーミングよりも、分かりやすく誤解しようのないそのものズバリのこの命名は、ある意味正解なのではないでしょうか。とにかく、今までの「ショットノート」は大小サイズが違ったラインアップはありましたが、基本的にメモやノートといったペーパーの製品でした。それが今回、ホワイトボードなのが明らかな違いです。

 開発者によると、キングジム社内でホワイトボードに書いたアイディアや議事録などをケータイのカメラで撮影してデジタル保存、共有することが習慣化されていることに着想を得たそうで、Twitterなど、ネット上でも同製品の要望が多数あったことが開発の後押しになりました。

画像 価格8925円で2月7日に発売された「ショットノート(ホワイトボードタイプ)」。その縦800×横600ミリメートルというたっぷりサイズからも、オフィスや公共機関、学校などでの使用が想定されていることがうかがえる。筆者の自宅では玄関ドアにセッティングした

画像 製品に付属しているメラミン樹脂性の専用イレーザー。これが実はおまけでもなんでもなく必需品だ。「ショットノート(ホワイトボードタイプ)」には、反射を抑える表面コーティングがされており細かな凹凸があるため、拭(ふ)くというよりこそぎ落とすように消すイメージなのだ

本体名が「ショットノート(ホワイトボードタイプ)」でアプリ名が「SHOT NOTE」

 一度設定して使ってしまえば簡単このうえないガジェットなのですが、仕組みが分からないと「ヘンなマークのあるホワイトボード」でしかありません。実はこの「ヘンなマーク」が重要で、手書きメモを撮影後デジタル化される際に、画像補正するために利用されています。

 「別に普通にケータイで撮影するからいいよ」と思うかもしれませんが、ケータイのデジカメで撮影すると台形に歪んで見にくくなってしまったり、画面にピッタリ収めることが難しかったりしないでしょうか。「SHOT NOTE」(アプリ)なら、補正機能のおかげで画像の歪みなしに画面ピッタリに取り込むことができます。それとメモの整理番号やメモを書いた日付なども付与することができ、EvernoteやTwitter、Dropboxと連携できるのも魅力です。

 それから先ほどイレーザーの説明でも書きましたが、通常のホワイトボードと違って表面の反射が抑えられるように反射防止コーティングされています。つまり、もし仮に市販のホワイトボードの四隅に同じマークを付けたとしても、「ショットノート(ホワイトボードタイプ)」と同じ使い勝手にはならないということです。

 専用アプリはAndroid用iOS用があり、それぞれ無料でダウンロードできます。正式には、「ショットノート(ホワイトボードタイプ)」というのが本体製品の名称で、「SHOT NOTE」がアプリケーションソフトの名称だということで、なかなかややこしいことになっておりますが、普通は「ショットノート」ですべてひっくるめて呼ぶことが多いのではないかと愚考する次第です。アプリがなければショットノート本体はちょっとお高いだけのホワイトボードやメモになってしまいますし、アプリも本体がなければただのデジカメアプリになってしまいますので、2つ合わせてショットノートだということですね。

 ちなみにアプリの「動作確認済み機種」でない機種でも使用できることがありますが、カメラの解像度が低いiPod touchやタブレットPCなどでは、ちゃんと動作して取り込めたとしても、取り込んだ画像の文字が判別できない場合もあります。このあたりはアプリが無料ですので事前にダウンロードし起動テストしてみてください。そして、最初は安いタイプの製品を買って試してみることをおすすめします。

 現在発売中の製品では、「ツインリングタイプ(S size)No.9120」が315円とリーズナブル。メモパッドタイプは、切り離さない使い方をしていると用紙にクセがついてきて反り返ってしまったりしがちですが、ツインリングタイプだとそういうことがなく撮影が容易です。今までのシリーズは表紙が黒と白の落ち着いた配色だったのですが、3月27日に発売予定の「ショットノート<透明表紙>(ツインリングタイプ)」には、黒だけでなく、ピンク、黄緑、水色もありますから、特に女性の選択肢となる製品ではないでしょうか。カジュアルな印象のデザインなので、スマートホンユーザーへのちょっとしたプレゼントにも良いかもしれません。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/21/news027.jpg 大きくなったらかっこいいシェパードになると思っていたら…… 予想を上回るビフォーアフターに大反響!→さらに1年半後の今は? 飼い主に聞いた
  2. /nl/articles/2411/20/news049.jpg 高校生の時に出会った2人→つらい闘病生活を経て、10年後…… 山あり谷ありを乗り越えた“現在の姿”が話題
  3. /nl/articles/2411/20/news222.jpg ディズニーシーのお菓子が「異様に美味しい」→実は……“驚愕の事実”に9.6万いいね 「納得した」「これはガチ」
  4. /nl/articles/2411/20/news027.jpg 「こんなことが出来るのか」ハードオフの中古電子辞書Linux化 → “阿部寛のホームページ”にアクセス その表示速度は……「電子辞書にLinuxはロマンある」
  5. /nl/articles/2411/20/news054.jpg 「防音室を買ったVTuberの末路」 本格的な防音室を導入したら居住空間がとんでもないことになった新人VTuberにその後を聞いた
  6. /nl/articles/2411/20/news050.jpg プロが教える「PCをオフにする時はシャットダウンとスリープ、どっちがいいの?」 理想の選択肢は意外にも…… 「有益な情報ありがとう」「感動しました
  7. /nl/articles/2411/21/news083.jpg 間寛平、33年間乗り続ける“希少な国産愛車”を披露 大の車好きで「スカイラインGT-R R34」も所有
  8. /nl/articles/2411/21/news085.jpg 「もしかしてネタバレ?」 “timeleszオーディション”候補者がテレビ局を退社 ディズニーの“船長”としても話題
  9. /nl/articles/2411/18/news107.jpg 走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
  10. /nl/articles/2411/21/news018.jpg グルーミングが出来ない生まれたての子猫、とんでもない体勢になり…… 想像以上のへたくそっぷりに「どこにも届いてないww」「反則級」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  4. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  9. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  10. 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた