「着けている理由」を説明できなければ、スマホはケースに入れるな?モテ機 Vol.1

たかがスマホケース、されどスマホケース。スマホケースをめぐる話は悲喜こもごも。女子ウケ確実な鉄板モテケース、微妙なケースをさまざまなエピソードから探ってきた。

» 2012年05月14日 16時19分 公開
[池田園子,ITmedia]

「モテ機(ガジェット)」は女性の視点から、女性にモテる、飲み会やデートで役に立つガジェットやアプリについて語るコラムです。


 合コンへ行くと、参加者全員がスマホ――最近こういった場に出くわすことが実によくある。昔はスマホを持っているだけで「キャー、スマートフォンだよねこれ。カッコいい!」「最先端だね」「お洒落男子じゃーん?」などと、流行に敏感な女子は騒いでいたものだが、今は違う。ただスマホを使っているだけではなく、カッコよく使っていないと、特に注目を集めることはない。今回はモテる「スマホケース」に焦点を当て、合コンや飲み会、デートなどで話のきっかけになったり、相手に好印象を与えたり、逆にNGの烙印を押されたりするか、見てみることにしよう。

木の素材は女子ウケ100%保証!

 よく一緒に飲み会に参加する男子が、木のスマホケースを使っている。どこかのお洒落系メーカーの、わりと高級なものらしく、値段を訊くと「○万円くらいかな」と言われて驚いた記憶がある。オーダーメイドか何からしく、詳しくは教えてくれなかった。あのケチ男子め! ただ、飲み会のときにテーブルの上にスマホを置いた瞬間、女子から「えー、これ何? すごいー」とリアクションが来ること確実。6戦6勝といった素晴らしい勝ちっぷりを、この目で確かに見てきた。その後は大抵「お洒落男子」的な扱いを受けていて、いい思いをしているみたいだ。

 確かにデジタル小物×天然の木という、一見逆に見えるものの組み合わせは目を引くものがある。また木で作られているのに、丸みを出せているという、特徴的なスマホケースに美的センスを感じ、「ついでにその男子そのものもセンスが良く見えてくる」という女子の声も。木は最強、ということを覚えておきたい。そのほか、革など高級感のある素材を使用したものも、上品で女子ウケは悪くない。

「理由」は用意しておく方がいい

 特に何の特徴もないスマホケースを使っている男子もいる。よくあるのはビニール素材でできた、ぺらぺらした薄いタイプのものだ。これは何もツッコミしようがない。以前、ガジェット好きな男女が偶然集まった飲み会で「スマホケースを着けるか着けないか」討論が始まったことがある。「んー、別に理由はないけど、買ったときにもらったから着けてる」と答えた“着ける派男子(iPhone保有者)”に、「え。理由がないって? なら着けんじゃねーよ!」と叫んだ女子がいた。酔っていたのか、真のApple製品信者なのか定かではないが、間違いなく彼女はキレていた。特にApple製品愛好者には、製品の美しい造作を愛してやまないので、理由がなければ着けるなという人がチラホラいる。こっちの勝手だろう……と言いたくなるのも分かるが、Apple信者女子には気をつけて。

こだわりが強そうな「裸族派」、神経質そうな「防御派」

 長年のApple製品フリーク、iPhoneに魅せられてApple製品を使うようになったというような人には、裸族派も多い。「ケースを着けるとiPhoneの美しさが損なわれる」といった意見である。いかにiPhoneが優れた外観、機能を持っているかについて、やたら詳しく説明したがるタイプの男子は危険。「へー、iPhoneもiPadも持ってて、Appleの歴史に詳しいなんて、本当に好きなんだね」などと聞いてくれている女子は、心の中で「あー面倒くさいな。早くコイツの説明終わらないかな」と思っている。さらに、Apple製品がいかに美しいかについて非常に長く語られるので、「(美のみならず何に関しても)こだわりが強そうで大変そう」といった印象も抱いている。

「ケースを着けるとiPhoneの美しさが損なわれる」派も

 逆に「北極にでも行くんですか? 画面が凍結することを恐れているのですか?」と言いたくなる、サバイバル系のがっちりしたケースを着けている男子もいる。電話が鳴っていることにも気付かないよね、とむしろツッコミたくなる。女子に聞いてみると「スマホを大事にしすぎているのが神経質そう」「スマホを借りたとして、画面がちょっとでもメークで汚れると不機嫌になりそう」との意見が。守り過ぎも良くない。ただ、あまりに目立つ防御系ケースだと、別の意味でつっこまれる機会は増えそう。

お寿司、天丼、パフェ……オマエは女子大生か?

 スマホケースの裏にお寿司、天丼、パフェやモツ煮込みなど、リアルなフードの模型が付いている「デコ系」はどうだろうか。女子高生・女子大生時代には現役バリバリで「デコレーション」にハマっていた女子も、大人になると一気にデコを卒業する。立体的であることに価値を見出さなくなるのだ。それが大人の階段を上り始めた証拠でもあるだろう。そんなわけで、いい年をして派手なデコ系スマホケースを使っている大人男子を目にすると「幼い」「何をアピールしたいの?」と感じるのだとか。「女子大生っぽい」という感想を抱く女子も。あまり良い印象はないっぽい。実際にかさばるし、女子からは幼稚だと思われるし、良いことなし!

 まれに「画面ひび割れ派」もいる。「これどうしたの?」と毎回ネタになりやすいが、周りから「こいつ、もう4カ月くらい割れたまま使ってんだよー。買い替えろっていつも言ってるんだけど」などと、余計なことをバラされる可能性も。こうなると「ケチなのか?」と思われて、モテなくなってしまうので、諸刃の剣だと思っておきたい。王道は間違いなく、木! エコを押す時代の空気感にもマッチしている。男子諸君は、今日から木のケースを着ければ良いと思うよ。

画面ひび割れは諸刃の剣

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
先週の総合アクセスTOP10
  1. 急性骨髄性白血病で闘病中だったVTuber、死去 「復帰を目指して闘病」 専門学校の講師としても活動
  2. 万博の“着物ショー”に天皇陛下だけ許される「装束」登場で物議…… 「深くお詫び」主催者謝罪
  3. 「腹筋捩じ切れましたwww」 夫が塗った“ピカチュウの絵”が……? 大爆笑の違和感に「うちの子も同じ事してたw」 投稿者に話を聞いた
  4. 大人なら解けないと恥ずかしい? 「(1/8)−(1/8)」を計算せよ!【算数クイズ】
  5. 「女の子みたいな顔だね」と言われ続けた男の子、20歳になったら→「神がかってる」姿に驚がく 「人体の不思議」「オーラが凄い」
  6. 使わなくなったカラーボックス→“ずぼらシンママ”が簡単DIYしたら…… 天才的な仕上がりに「かしこーい!!」「これ作ってみよう」
  7. クリスマスに出会ったギャルとギャル男が21年後…… 誰も予想できない現在に「素直に凄い」「人に歴史あり」と称賛の声
  8. カルディ全店で販売の生ハムから「サルモネラ属菌」検出…… 「心よりお詫び」7万個自主回収
  9. マクドナルド、次回ハッピーセットコラボに「待ってました!」 人気作の登場に混乱の懸念も「すぐ売り切れそう」「初週ヤバいぞ」
  10. お隣さんから丸見えの土地→巨大ウッドフェンスを7日かけてDIYしたら…… 雰囲気ガラリで「すごい大作ですね」「ワクワクした」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 築53年家賃4万円・何てことない団地のドアを開けると…… まさかの空間出現に驚きの声「素敵」「ここまでお洒落に」
  2. 小学生時代「こんなプラモ誰が買うんだよw」→40年後…… “大人になった”を実感するエピソードに「分かる」「特大ブーメランw」
  3. 49歳病没の大宮エリーさん、生前開催の個展で「体調も万全でなかったので不安」 3カ月前には苦しげな姿も「声が出にくい」
  4. 自販機に“1000円”を入れたら……? 出てきた“とんでもないお釣り”にお口あんぐり「こんなん初めて見た」
  5. 自宅の犬小屋に住み着いた野良猫、1年後の姿に「泣いた」と大反響 それからどうなった?現在の様子を聞いた
  6. 100万円の“錦鯉”を自宅の池に入れたら…… 「おかしいでしょ」3日後、まさかの事態に「鯉は難しい…」「信用が大切ですね」
  7. パパに、保育園へ行く娘のヘアアレンジを任せたら…… ママがひっくり返った“仕上がり”が400万表示「重力どこ?」「頑張った感がいい!」
  8. 「成長したらそのうち襲ってくる」と言われたワニ、16年後……→ 280万回再生を突破した驚きの姿に「初めて見た」の声
  9. 人里離れた山にカメラを設置→1週間後…… 「なんで?」映っていた“意外すぎる住人”に「笑った」「実在していたのか!」
  10. 「神パンツきた」 ユニクロ新作“3990円パンツ”が品切れラッシュの大人気 「過去イチかも」「本当にこれは買い」