「FFXI」10周年記念オフラインイベント「ヴァナ☆フェス2012 A DECADE OF FINAL FANTASY XI」をふらりと覗いてみた:新ジョブ情報も(1/3 ページ)
PS2初のオンラインタイトルとしてスタートし、様々なユーザーに衝撃を与えた「FINAL FANTASY XI」の10周年を祝したオフラインイベントに潜入。新拡張ディスクの情報もあるよ!
スクウェア・エニックスは6月21日。東京・横浜のパシフィコ横浜Bホールにて、「FINAL FANTASY XI」の10周年を記念したオフラインイベント「ヴァナ☆フェス2012 A DECADE OF FINAL FANTASY XI」(以下、ヴァナ☆フェス2012)を実施した。
「FINAL FANTASY XI」は、いわずと知れた人気MMORPG。コンシューマー機のPS2としては初のオンラインRPGとして華々しくデビューを飾り、現在までユーザーから支持を受け続けている、数少ないオンライン作品の1つ。
今回のイベントは歴代でもっとも大きな規模で行われたオフラインイベントで、会場の各所に「ランダムディール」や「イベントガチャ」。メモリアルグッズが多数販売されるショップなど、多彩なアトラクションが用意されていた。
本記事では、その中でも特に多くのアトラクションが行われた、ステージイベント(1日目)の様子をお届けする。ここで公開された新拡張ディスク「アドゥリンの魔境」に関する、新ジョブや新マップについての情報も掲載する。こちらについては、2日目に公開された情報もあわせてお届けするので、気になる冒険者一同は忘れずにチェックしてほしい。
と、その前に。かなり多くのイベントが実施されたので、まずは目次を用意した。自分の気になっている部分から見てもいいだろう。ちなみに、新拡張ディスクに関する情報は、プログラム3の「開発者トークセッション」(1日目・2日目)で掲載している。
- プログラム1:「オープニングイベント」
- プログラム2:新スペシャルバトルフィールド「ヒロインズタワー」頂上決戦?!
- プログラム3:「開発者トークセッション」(1日目・2日目)
- プログラム4:「ミュージックスペシャル 水田直志プロデュース」
- プログラム5:「コスプレコンテスト」
- プログラム6:「歴代ディレクタートーク」
- プログラム7:「ミュージックスペシャル 谷岡久美」
- プログラム8:「ノマドモグボナンザ/フィナーレ」
スクウェア・エニックス和田社長も登場した「オープニングイベント」
イベントのオープニングを飾るのは、スクウェア・エニックス代表取締役社長である和田洋一氏のコメントだ。
和田氏は最初に、これまでに「FFXI」が歩んできた軌跡について話してくれた。その中で「様々な方から叱咤や激励を受けながら、皆様と歩んでいきました。本作は『FF』史上、もっともお客様に愛していただいたタイトルになっています」と前置きしてから、「試算してみたのですが、現状すべての方のプレイ時間を合算すると20数万年になるそうです。現状生きているキャラクターだけですから、すべてあわせると30数万年……。そういった遊ばれてきた時間や、利益も全部入れて、歴代「FF」のなかでトップのタイトルになっているのです」と、驚きの数字を公開。この発言の後、会場からは自然に拍手が沸き起こった。
そして「皆様方の支えと、開発者のがんばりで出来たすばらしいタイトルです。すばらしいイベントとなる事を期待しています。ヴァナフェス2012、スタートです」との合図をもって、2日にわたるイベントが開幕したのだった。
ここからはMCが代わって、「メインステージ」や「ヴァナフェス」のアトラクション全体に関する解説が実施された。会場に入ると、全員にスタンプカードが配られており、アトラクションや、グッズ購入で手に入るのスタンプをすべて集めると、モーグリスーツがプレゼントされた。
サポジョブ無しの縛りつき!? 大激戦の新バトルフィールド「ヒロインズタワー」タイムアタック
1日目のステージイベントにおける最初のアトラクションは、次のバージョンアップで追加される新バトルフィールド「ヒロインズタワー」を使ったタイムアタックバトル。
受付から先着登録した6名ずつのプレイヤーをそれぞれAチーム、Bチームと振り分け、両チームのクリアタイムを競うゲームだ。もちろん勝者には特別なアイテムが進呈される。詳細なルールは以下の通りだ。
- 制限時間は15分
- 参加者のキャラクター、ジョブは固定
- サポートジョブの使用は禁止(イベント限定仕様)
- ボスである“ライオン”撃破でクリア
ナイズル塔入り口から、アテナオーブをトレードすることでヒロインズタワーへの入場ができる。その以前にザコやNPCが待っており、それを倒すとテンポラリアイテムがもらえるのもポイントとなる。
サポートジョブが使えないため、敵対心コントロールができるのはシーフのみ、挑発できるのはナイトのみという、少々シビアな仕様となっている。ただ、本来はサポートジョブも使用可能とのことなのでご安心を。
各チームが席につくと、スタート以前から早くもチャット会話をしたり、自分用にマクロを組んだりと、かなり手慣れたご様子。脇目もふらずに先着登録したチームは伊達ではないらしい。
そして、MCの合図とともにリーダーがアテナオーブを持ってスタートした。Aチームが先行し早くもライオンと接敵、そのあいだにバフをかけ、後発でBチームも突入を開始した。
Aチームが最初は順調にライオンの体力を減らしていたものの、体力が一定以下になると使用してくる、バインド効果付きの超広範囲攻撃でパーティーが壊滅状態になってしまう。最終的に、その後の立て直しを素早く行えたBチームが勝利を飾る。勝者のBチームには、特製Tシャツとひみつのアイテムコード(?)が手渡された。
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