“ウェアラブル”の今:Apple Watch 発売から2カ月 その便利な使い方とは (1/2)
Apple Watchを使い始めてから2カ月が経過し、いろいろな使い方を試した結果、だいぶ自分の中でその位置付けがはっきりしてきた。その機能は着実に生活の中で役立つものになっている。
前回、発売から2カ月が経過した「Apple Watch」が、今どんな状況にあるかを、販売台数の予測や人気のカラーなどを元に考察したが、今回はそのApple Watchが今自分の中でどういう位置付けになっているのかを紹介しよう。2カ月間使ってみて、これまでに試し、定着した使い方について振り返ってみたい。
最大の懸案? 充電のタイミングは朝
噂レベルではあるが、今秋にも発表されるとみられるApple Watchの次のモデルでは、バッテリーの持続時間が改善されることが期待されている。
サイズや重さを変えずに容量を増やすことができるのかは分からないが、これまでのiPhoneやiPad、Macがそうであったように、より高速で電源効率の良いプロセッサを採用して、バッテリー持続時間を改善させるのではないか、と考えられる。
もっとも、iPhoneやiPadは、高精細ディスプレイの搭載と薄型化という、より電力を使い、バッテリー搭載量を減らさなければならないハードウェア・デザイン上の厳しい条件下で、バッテリー持続時間を減らさないようにするために腐心してきたようではある。
さて、現在のApple Watchのバッテリーは18時間の持続としているが、42ミリモデルであれば、例えば筆者の使い方では、朝7時30分に装着して23時間経過すると、だいたい10数%の残量になる。
その感覚がつかめてきたため、Apple Watchを着けて寝て、手首の振動で静かに6時に起き、そこから充電を始めるというサイクルがちょうど良くなってきた。
時計としての機能をフル活用
これは個人差もあるが、筆者にとっては音の目覚ましよりは(今のところ)手首の振動の方がすっきりと、確実に起きられる。もっとも、Jawbone UPの時もそうだったが、だんだんこの振動にも慣れてきてしまうんじゃないか、とも考えている。
時計を再び日常的に身に着けるようになって、時間の確認に変化が生じた。時間を知るためにiPhoneを見なくなったこと、サンフランシスコにいながら時差がある東京と仕事やコミュニケーションを取るため、東京時間を瞬時に確認できるようになったことを、便利に感じている。
それだけでなく、タイマーを頻繁に使うようになった。例えば洗濯機や乾燥機の時間、風呂にお湯を張る時間、うどんをゆでる時間など、主に家事方面で役に立っている。加えて、15分、もしくは25分集中して仕事をしたいときにも、利用している。
タイマーのセットでホーム画面を使うことはなく、コンプリケーションズに配置したタイマーのモジュールをタップして、デジタルクラウンで時間を設定する。
それ以上に、特に家事をしているときに便利なのが「Siri」だ。デジタルクラウンを長押ししてSiriを起動し「13分のタイマーをセット」と言うか、手首を返して文字盤を表示させて「ヘイSiri、13分のタイマーをセット」と言えばカウントダウンを始めてくれる。
通知のカスタマイズは必須
Apple Watchを使い始めると、Apple Watchを装着している際には、iPhoneに届く通知をApple Watchで見ることができる。しかし使い始めてすぐに、すべての通知がApple Watchに送り込まれてくる必要はない、と理解できる。
そこで、iPhoneのApple Watchアプリの「通知」の項目で、Apple Watchに送りこむ通知を選択する。メッセージ、メール、LINE、Facebookメッセージなど、コミュニケーション関連の通知はオンにしておいても良いだろう。
しかし、現状Apple Watchでは返事をすることができないSNSアプリの通知や、Apple Watchでは視聴できないビデオアプリ、プレイできないゲームの新着通知などは、Apple Watchに届く必要はないはずだ。
便利なのはニュースアプリの新着情報。例えばYahoo! ニュースやCNNなどのアプリがプッシュしてくる最新ニュースや速報、気象情報は、手首で知ることができ、便利だ。もちろんこれらのアプリにはApple Watch向けのアプリも用意されているが、実際時計で確認するのは通知程度の情報量で充分だ。
iMessageとFacebookメッセージの返信が便利
Siriに加えて、音声入力を便利に使っているのはメッセージの返信だ。今のところ、メッセージアプリで利用するiMessageのやりとりは、特に手が離せないとき、歩いているときにはApple Watchでこなしている。
Apple Watchのメッセージには、あらかじめ定型文をタップだけで返す機能があり、この定型文もカスタマイズ可能だ。例えば元の定型文に絵文字を追加したり、同じ「OK」という返事にいくつかのバリエーションを用意しておくと便利だ。
また文字で返信したいときにも、音声入力のオプションを選択して返信できる。その際、認識した文字として返すか、吹き込んだ音声を返すかも選択できる。もし認識や変換がおかしかった場合、やり直すか、音声でメッセージを送信もできる。
絵文字の返信機能や、Apple Watchならではの、デジタルクラウンで表情を変更できる大きめな顔文字のアニメーションの返信も使うことができ、始めは試していたが、だんだん定型文の返信もしくは音声認識での返信に落ち着いてきた。
Facebookメッセージは、Siriのように音声認識でテキストを返信することは現状はできない。そのかわり、メッセージへのリアクションとして「いいね!アイコン」を手首から送ることはできる。
ちなみに、Appleが用意したApple Watch同士のコミュニケーション手段である「Digital Touch」は全く使っていない。周りにはApple Watchユーザーが少なく、日常的に使うコミュニケーションにはなっていないのだ。
また他のメッセージングよりも「距離が近い」ことから、もし周りにApple Watchを持っている人を見つけても、家族や恋人レベルの関係の近さでなければ、使うことはないだろう。
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